日頃より人文研アカデミーの活動を支援していただき、ありがとうございます。 今や圧倒的存在感を示す中国については、古来さまざまなイメージが形づくられてきました。悠久の歴史を持つ文化大国としてのイメージもあれば、「黄禍論」に見られるような世界に害をなす国というものもあり、今日でもそれらイメージは乱反射しながら拡大し続けています。わたしたちが中国に対して持っているイメージも、人それぞれに異なることでしょう。現代中国に対するイメージは、とても一言でくくれるようなものではありませんが、いくつかのイメージ・シンボルについては、それを歴史的に分析することが可能です。日清戦争から今日の現代アートに至る中国イメージの変遷を、図像・映像を駆使しながら探ります。 ご足労いただけば幸いに存じます。 日時 2010年9月30日(木曜日)、10月7日(木曜日)、10月14日(木曜日)、10月21日(木曜日) 18時0