順位には満足している。 ジョアニー・ロシェット選手は直前に、最愛の母を亡くすという最悪の精神状態下で見事に滑りきり、 観客の涙と拍手を呼ばずにはいられなかった。 鈴木明子選手の、最後のストレートラインステップからスピンまでは会場から自然と手拍子がわき上がった。 浅田真央選手は、最終滑走で最も氷の悪い状況で滑った長洲未来選手がつまずかなかったのに、 つまずいてジャンプのタイミングを逃してしまった。運が悪かったと思う。 何よりもキム・ヨナ選手陣営は、 「現状の採点方式において、どういう構成/要素で滑れば自分もミスが少なく、しかも加点がもらえるか」 を充分研究した演技構成で、きちんと滑った。 キム・ヨナ選手は浅田真央選手を「彼女はもうひとりのわたし。彼女がいるからがんばれた」と最高位の敬意を払っている。 そのキム・ヨナ選手は終了後のインタビューで「ミスをした浅田真央選手の気持ちを、わたしはいたい