35道府県の知事でつくる「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」(会長、麻生渡・福岡県知事)が、「シルバー向け自動車」の概要をまとめた。今後メーカーに開発をもちかけ、軽自動車より小さい新規格づくりを国に働きかける。 概要によると、定員2人で最高時速60キロ、1回の充電で走れる距離が60キロの電気自動車。サイズは長さ2.5メートル、幅1.4メートル、高さ1.5メートルで軽より一回り小さい。高速道路を走らないので衝突安全基準を緩和でき、価格を抑えられる。 国も車両規格のあり方について議論中で、国交省自動車交通局は「世界的に小型車の開発は進んでおり、技術と安全の比較で議論を進めたい」と話している。 イメージデザインの最優秀賞には福岡市の花岡大輔さん(24)の作品が選ばれた。高齢者の足確保と自動車業界の新市場開拓で地域経済を発展させるため、「シルバー向け自動車」開発をめざす知事連合が09年