干支システムというか十二支システムは暦の部分だけではなく、方位や時刻でも使われています。せっかく干支システムがすっきり理解できた(と思う)んだから、この勢いで方位や時刻における十二支もやっつけちゃいましょう。 まずは方位システムから。 子丑寅卯の十二支システムは方位を示すのにも使われてきました。これは暦での使用法にくらべても、とてもわかりやすいものです。われわれは既に十二支の並び順を完璧に覚えてしまったわけですから、もうなにも怖れるものはありません。 子からはじまって、時計回りに丑、寅、卯……と配置していけばいいだけです。十二支は12個ありますから、時計の文字盤とまったく同じ位置にそれらの文字が置かれることになります。「12」の位置には「子」、「1」に「丑」、「2」に「寅」、「3」に「卯」。以下、「6」には「午」、「9」に「酉」というように配置されます。 これで方位盤はとりあえず完成です。