アメリカの人気子ども番組「セサミストリート」に、薬物やアルコールの中毒に苦しむ母親を持つ、女の子のキャラクターが新しく登場しました。アメリカでは、鎮痛剤の乱用で薬物中毒になる人があとを絶たず社会問題となる中、番組制作側は、中毒に苦しむ家族がいても1人で悩む必要はないと伝えたいとしています。 「カーリー」が、自分と同じように中毒の親を持つ子どもたちが集まり、悩みを打ち明ける集会に通っていることを告白すると、ほかのキャラクターたちが「自分が抱える問題について話すと、気分が晴れるよね」と声をかけ、手を取って支えるよと励まします。 アメリカでは「オピオイド」と呼ばれる鎮痛剤の乱用で、薬物中毒になる人があとを絶たず社会問題となっていて、番組制作側は、11歳未満の子どものうち、570万人が中毒症状を持つ親と生活していると指摘しています。 そして、親が中毒に苦しんでいると、その子どももつらい思いをしてい