統計偽装について。 経済学は、元々はpolitical economyという用語があるように、経済という人の営みを単純化した「モデル」で描写し、政策を形成する学問です。この基本の「き」を知らないと統計を偽装しても平気になります。 経済学の営為はすべて、「精緻で適切なモデル」を作り、政策形成のツールとすることにあります。 モデルとはなあに!?という方、ウィキにいい例があったので、引用しますね。 天文学では、「天動説」及び「地動説」という理論があり、それを図形的に示したモデルがあった。ヨハネス・ケプラーは正多面体(プラトン立体)を用いた太陽系モデルを示した。 引用終わり。 要するに現実世界を観察し、その法則などを抽象化して、単純化したものがモデルですね。 さてさて、先進諸国の経済政策は基本的にいわゆる「近代経済学」のモデルを活用しています。 ちなみにここでマルクスが作ったモデルを使っていたのが
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