サプライズ日銀追加緩和の舞台裏が明らかに 真っ向反対、激しい応酬も 産経新聞 11月25日(火)13時27分配信 日銀は10月31日、大方の予想外となった追加金融緩和を決めたが、25日に公開された金融政策決定会合の議事要旨でその内容がつまびらかになった。黒田東彦総裁を含む政策委員9人のうち4人が反対する“薄氷”の決定だった。反対派の委員が「追加緩和の効果は、それに伴うコストや副作用に見合わない」と指摘するなど、激しい応酬も明らかになった。 ■原油安リスクに早期対応 決定会合では、多くの委員が原油価格の大幅な下落が物価の下押し圧力として作用していることに注目。これらの委員は原油安が続いた場合、「デフレマインドの転換が遅延するリスクが大きい」として、このタイミングでの追加的な金融緩和を主張した。このうち1人の委員は「このことは、年末から来年にかけて、企業が事業計画を策定したり、賃金交渉を行