「忘れられる権利」というキーワードを耳にするようになった人も多いのではないでしょうか。 忘れられる権利とは、「個人が、個人情報などを収集した企業等にその消去を求めることができる権利」のことです。「EUデータ保護規則案」に「rights to be forgotten」として盛り込まれ、その後、データ保護規則で「right to erase」として議決されました。表記は変わっていますが、その内容は同じであると説明されています。 2014年5月には、EUの最高裁にあたる欧州司法裁判所が、Googleに対して個人名の検索結果から、個人の過去の事実について報じる内容へのリンクの削除を命じる判決を言い渡しています。この判決の中に、「いわゆる忘れられる権利」という表現があるため、欧州司法裁判所が、データ保護規則17条を先取りする形で「忘れられる権利」を認めたと言われています。ただ実際には、Google
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