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ブックマーク / satoshi.blogs.com (14)

  • 「半分空っぽのコップ」を「半分水が入ったコップ」に見せるテクニック

    ものごとをポジティブに考えるか、ネガティブに考えるかという議論をするときに、「半分だけ水が入ったコップをどう見るか」という話が良く引き合いに出される。それを「半分も水が入っている!ラッキー」と考えるか、「どうして半分しか水が入っていないんだろう?残りの半分は誰かが飲んでしまったのだろうか」と考えるか、で人生が大きく変わってくるという話である。 ポジティブに考えた方が人間幸せになれるし、そんな人の方が成功する可能性が実際に高くなる、という話は大昔から言われ続けてきたことだが、そうは分かっていても、「入ってない方の半分」が気になってしまうのが人間の弱さである。 これと関連する話で、先日読んだ心理学のに、ちょっとした工夫で皆が得をした気分になる(つまりポジティブに考える)テクニックが書いてあったので、ここで紹介する。 VHSテープ全盛の時代の米国のレンタルビデオ店での話。「見終わったあとはテー

    klim0824
    klim0824 2014/08/17
    2007.03.20の記事。VHSテープのお話が面白い
  • ウェブデザインとスーパーのチラシの共通点

    Facebookのタイムラインに「日のウェブデザインはなぜこんなにも世界と違うのか?」という記事の紹介が流れて来たので読んでみたが、これはウェブデザインに限った話ではないと思う。典型的なのがスーパーのチラシ(下の写真はここからの引用)。 日のスーパーのチラシは、「これでもか」とばかりに情報を詰め込む上に、「安売り情報=赤」という王道を決して踏み外すことはないため、どのスーパーのチラシもこんなデザインになる。情報量だけはすごいが、「エレガントなデザイン」とは正反対のところにある。 米国でも、一昔前までは似た様な状況だったが、ここ数年は差別化が進み、少しこだわったスーパーのチラシのデザインはこんな感じだ。 明らかにプロのデザイナーの手が入っているし、「欲をそそる」という明確なデザイン・ゴールが見てとれる。 どちらが正しいという話ではないが、米国の一部のスーパーがこんなデザインに走っている

    ウェブデザインとスーパーのチラシの共通点
  • Android のセキュリティ問題に関する、メーカーと通信事業者の責任

    昨日「Google Playで詐欺アプリ急増、新たな手口も言及 - シマンテック」という報道があった。これは今に始まった話ではなく、「オープン」であることを売りにする Android OS ならではの根的な問題であり、Google が自ら Apple のような厳しい制限をアプリケーションに課すことを期待すること自体が間違いだと私は思う。 これに関して一義的の責任を持つのは、Google ではなく、セキュリティ・ホールだらけなことが自明である Android OS を搭載した端末を一般消費者に向けて平然と販売しているメーカーであり、通信事業者である。 この問題に関しては、「消費者に注意をうながす」「ウィイルス対策ソフトを導入する」「審査済みのアプリだけを提供するアプリストアを別個にもうける」などの生易しい解決策では全く不十分だ。 根的な解決策としては、 Google に対し、Androi

  • 「3強1弱、あと番外」の方向に向かうスマートフォン市場

    スマートフォンの動向に関して良い記事が GeekWire に出ていたので紹介する。 As profits fall at HTC, Samsung becomes the smartphone king with record net income 興味深いのは、この記事で紹介されている各社のスマートフォンの出荷数。AppleiPhone 4S のリリースの遅れにより第三四半期の出荷数を落としたのに対し(3ヶ月強の遅れだが、9末のリリースも逃したために実質的には2四半期分の遅れとなった)、Samsung が飛ぶ鳥を落とす勢いで出荷数を伸ばしているのが良く分かる。 今後のことで言えば、一番の注目株はNokia。来ならばスマートフォンとは呼べない Symbian 端末をスマートフォンとして数えているからこの数があるわけで、実質的にはゼロと考えた方が良い。Microsoft との提携はその

    「3強1弱、あと番外」の方向に向かうスマートフォン市場
    klim0824
    klim0824 2012/01/07
    "MicrosoftとNokiaの提携が2012年中に実を結ぶと仮定すれば、2013年には、iOSのApple、AndroidのSamsung、WindowsのNokia が「3強」として君臨し、その後ろに AndroidとWindowsの二足のわらじの HTC "
  • 誰にでも分かる「クラウド」

    ここの所、「クラウド」という言葉が一人歩きしているようなので、言葉の定義を明確にして業界関係者間のコミュニケーションをスムーズにすることを試みてみたい。 クラウド・コンピューティング もともとは、すべての計算をクライアント側で行う「デスクトップ・コンピューティング」に対して、(しばしば雲の形で図式化される)ネット上のサーバー側で計算してしまうことを表すために生まれた言葉。しかし、後述の「クラウド・サービス」の普及とともに狭義・広義・誤用・バズワード化が進み、今や「ユビキタス」と同じぐらい使っている人によって意味が異なる言葉になりつつあるので要注意。 クラウド・サービス アマゾンのec2、GoogleのApp Engineのようにサーバーの能力を従量課金方式で提供するサービスのこと。自社サーバーやレンタルサーバーと比べて、初期投資の面でもスケーラビリティの面でも優れていることが特徴。 クラウ

  • GoogleはなぜAndroidやChrome OSを無料で配布するのか?

    先週「Androidと家電」というタイトルで講演をさせていただいた私だが、そのプレゼンのキーポイントは、「なぜGoogleAndroidを無料で配布するのか?」。それを私なりに説明するための資料として作ったスライドが以下の二枚。 まずこれは、MicrosoftとIntelがパソコン・ビジネスを育てるためにした「コモディティ戦略」を図式化したもの。IntelとMicrosoftで協力してCPUとOSを部品化・規格化することにより、誰でもパソコンを作れる様にしたのがそれ。これにより、パソコン・ビジネスへの参入障壁が減り、パソコン・メーカーが乱立。差別化がしにくい部分(つまりIntelとMicrosoftがほぼ独占的に提供するCPUとOS以外の部分)で激しいコスト競争が起こり、パソコンのコモディティ化が一気に進んだのは皆さんの記憶にも新しいはず。 特筆すべきなのは、MicrosoftもInte

    GoogleはなぜAndroidやChrome OSを無料で配布するのか?
    klim0824
    klim0824 2009/12/07
    "1.Android・Chrome OSを無料で提供することによりOSをコモディティ化 2.それらのOSがさまざまなCPUで動くようにすることによりCPUをコモディティ化 3.政府にネットのオープン化を迫ることにより通信事業をコモディティ化"
  • Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoftの厳しい戦い

    ここの所モバイルの世界ではすっかりGoogleAppleにおいしいところをもっていかれてしまっているMicrosoft。そろそろ「撤退」か「全力投球」のどちらを選ぶ時期だと思っていたのだが、ついに「全力投球」を決めたそうだ。 今までは「Windows CEビジネスの延長上」程度にしか力を入れて来なかったWindows Mobileビジネスだが、Steve Ballmerが「開発者の心をAppleに奪われるなんて由々しき事態」と宣言し、主戦力をWindows部隊のトップクラスのエンジニアにごっそりと入れ替えての「体力勝負」に出る事にしたとのこと。

  • iPhoneに関するアンケート調査結果

    まず最初の質問は、「iPhoneを持っていない理由を教えてください」だが(注:このアンケートはiPhoneを持っていない人たちにたいするアンケート)、結果は以下のように「ソフトバンクでしか使えないから」が大半という結果になった。予想外に低かったのが「今持っている携帯で満足している」と答えた人。これを見る限りでは「まだ買い替えの時期じゃないから」と合わせると80%もの人がiPhoneの潜在ユーザーということになる。NTT DoCoMoがiPhoneを採用することになれば、iPhoneの普及率が一気に伸びる事はほぼ間違いなさそうである。 次の質問は「iPhoneをさわったことがありますか」という質問。興味深いのはこの「ちょっとだけある」というユーザーの多さ。他の携帯の数字がないので比較しようがないが、友達が持っていたりすると「ちょっとさわらせて」となるのがiPhoneの強みなんだと思う。 三番

    iPhoneに関するアンケート調査結果
    klim0824
    klim0824 2009/09/01
    回答は現時点で708人。
  • Twitterの有効な使い方、その1

    ブログに関しては、Early Adaptorとして早くから有効に使わせていただいている私だが(このブログを始めたのは2004年、その前にも一つ別のところにブログを書いていた)、Twitterに関しては「どうもいまいちピンと来ない」というのが正直な感想。 今年に入ってからメディアに異常なほどにもてはやされていたTwitterも、「Twitter is a Fad - Business Week」、「セカンドライフとTwitter」など、「Twitterは一時的な熱狂にすぎない。セカンドライフと同じ道をたどるんじゃないか」という冷めた意見も多く見られるようになった。 私自身もPhotoShareからの連携で写真へのリンクを自動投稿する以外はほとんどアクセスしなくなってしまっていたのだが、今回、開発者向けのあるウェブサービスをリリースすることになり、Twitterが有効に使えるケースがあることに

    Twitterの有効な使い方、その1
    klim0824
    klim0824 2009/08/21
    ”潜在顧客との関係を築き上げる段階で、簡単にとぎれてしまう関係をプッシュ型で維持する、というケースにはTwitterは結構使える”
  • 「ブログのエントリーは多い方がページビューが稼げる」という説を統計学的に検証してみた

    ここのところ統計学を少しまじめに勉強しているのだが、そこで身につけたばかりのregression analysis(回帰分析)の手法を使って、「ブログのエントリーは多い方がページビューが稼げる」という説が当かどうかを検証してみることにした。 まずは、このブログの過去24週間の週ごとのエントリーの数とページビューの数を調べ、エントリーの数をX軸に、ページビューの数をY軸においてプロットしてみる。それだけでもなんとなく傾向があることが分かるのだが、これを最小二乗法を使って、直線で近似してみるとこんな感じになる。 直線の方程式は、Y = 44109 + 3405*X (Y:ページビュー、X:エントリー数)。つまり、このブログの場合、エントリーを書こうが書くまいが、週あたり約44000のページビューがあり、エントリーを一つ書くごとに約3400ページビューづつ増えて行くということになる。 もちろん

  • 「ページビューを稼ぐにはやはりブクマだよね」を検証してみた

    昨日のエントリーに引き続き、今日もブログのページビューの統計解析。今日は、一週間あたりのブックマーク数とページビューの相関関係をプロットしてみた。 これもしっかりと相関関係が出ている(一つだけ例外的に480近くもブックマークを集めたにも関わらずページビューが極端に低い週があるが、これは年末で例外的にトラフィックが低かった週のデータ)。 最小二乗法で求めた直線の方程式は、Y=53595+45X(Y:ページビュー、X:ブックマーク数)。Coefficient Determination(R^2)は37%。相関関係はエントリー数よりも強い。"45X"の項目は、ブックマークが一つ増えるとページビューが45増えることを示しており、ページビューを稼ぐためにはブックマーカーに受ける記事を書くことが一番の近道だ、ということを表す。 ◇ ◇ ◇ さて、ここまで読んでいただいて、あなたはどう感じただろうか?「

  • iPhoneのJailbreakの危険性に関してひと言

    iPhoneをハックして、Appleが認めている以上のカスタマイズを可能にしたり、Apple公認のApp Store以外からのソフトをインストール可能にしたり、することをJailbreak(=脱獄)と言うのだが、PhotoShareでの会話とかを見ていると、その危険性をちゃんと理解せずにJailbreakしている人たちがたくさんいるようなので、ひとこと警告しておく。 まず最初に考慮しておくべきことは、iPhoneはNintendo DSやSony PSPと違い、携帯電話でありメールマシンであり、インターネットマシンであり、住所録やらメールやらウェブサイトのパスワードなどの個人情報を思いっきりやりとりする、ある意味パソコン以上にプライバシー管理が大切なマシンであること。当然、ウィルスに感染したり、セキュリティホールからハッカーに情報を盗まれたりしないようにすることがものすごく大切。 パソコン

  • ユーザーに尋ねても必ずしも正しい答えは返ってこない

    今日はたまたま「ユーザーからのフィードバックを集めることの難しさ」が話題になったので、それに関連するエントリー。 もの作りにおいて、「ユーザーが何を必要としているか」を知ることは大切だが、だからと言ってユーザーに尋ねれば正しい答えが返ってくる訳ではないところが難しいところ。具体的な例としては、こんなものがある。 1. サイレント・マジョリティの声は聞こえてこない これはMicrosoftで実際にあったことだが、Outlookのチームではユーザーから寄せられる機能追加のリクエストに従って色々な機能を足していた時期があったが、その結果不必要な機能ばかり増えて、単純な作業が逆にやりにくくなってしまった(たとえばカスタム・フォームが良い例)。このケースでは、ごく一部のヘビー・ユーザーばかりが声がでかく、「今の機能で十分、これ以上複雑にしないで欲しい」というユーザーは何も言ってこない(こういう人たち

  • Googleのandroidは通信事業者にとって本当に正しい答えなのか?

    5月に、「UIEジャパン、映像配信サービス「ひかりTV」において、GUIの“ユーザー・エクスペリエンス”を演出」という奥歯にものがはさまったようなアナウンスをしたUIE。その時に寄せられた「ユーザー・エクスペリエンスの設計だけで、UIEngineは採用されてないの?」という質問に対する答えが今回のプレスリリース。 UIEジャパン、映像配信サービス「ひかりTV」のGUI開発に、「UIEngine™」によるIPTVソリューションを提供 ちなみに、一方では「ハードウェアに依存しない、サービス指向のGUI開発」をサポートするUIEngineを作っておきながら、iPhoneという特定のハードウェアに最適化したアプリケーションを作っている私の行動を不思議に思っている人もいるようだが、これは私なりの「来るべきハードウェアの二極化」に対する答えである。 つまり、ハードウェアは、Appleのように強いブラン

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