岐阜県西濃地域の小規模保育園で今年6月、女性保育士が2歳の園児4人に対し、指示を聞かなかったとしてエアコンを稼働させていない部屋に閉じ込め、地元自治体から指導を受けていたことが31日、分かった。園は8月、保護者会で一連の経緯を謝罪した。園は保護者の声を受け、この保育士を直接子どもに関わる業務から外した。 園によると、2歳児のクラスで園児が集まった際、動き回って話を聞かない園児が4人いたため、保育士が別室に連れて行き、扉を閉めた。付き添う大人はいなかった。子どもを落ち着かせるため5分ほど部屋にいさせたという。一方、保護者らから「1時間近く閉じ込められて汗だくになっていた」「子どもが閉じ込められたことを思い出して泣き出す」といった声が上がり、地元自治体が相談を受けて状況を把握し、園長に改善を求めた。 当日の同地域の最高気温は30度を超えており、園児が普段過ごす部屋では、エアコンを稼働させていた