50の火山が24時間体制で常時観測・監視されている 登山者に大きな被害をもたらす自然災害といえば、火山噴火を忘れてはならない。 多くの死傷者を出した2014(平成26)年の御嶽山の噴火は、記憶に新しいところだ。 現在、日本国内には111の活火山(おおむね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山)がある。そのなかには、御嶽山のように登山の対象となっている山も多く含まれている。 この111の火山のうち、今後100年程度の中・長期のうちに噴火の可能性があり、その社会的な影響を踏まえ、「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある」として24時間体制で常時観測・監視している火山が50ある。さらにそのなかの硫黄島を除く49の火山(2022年3月現在)で運用されているのが「噴火警戒レベル」である。 これは、火山活動の状況に応じて、「警戒が必要な範囲」と、防災機関や住民等の「
![噴石に潰され、左ひざはちぎれかけていた…58人が死亡した「戦後最悪の火山災害」で生存者が見た悲惨な光景 時速400キロの噴石が飛び出し、雨のように降り続く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3967d3d10fb8751f312b1c7995796d83839d4fd8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F4%2F1200wm%2Fimg_94d3f1d0db52ec8abb1ff3e73ae761594678103.jpg)