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ブックマーク / blog.yuuk.io (12)

  • エンジニアのためのSRE論文への招待 - SRE NEXT 2023 - ゆううきブログ

    この記事では、2023年9月29日に開催されたSRE NEXT 2023 IN TOKYOでの講演の概要に加えて、講演では触れられなかった部分の補足と、発表を終えての後記、最後にSRE NEXT全体の感想を書きました。 SRE NEXT 2020の基調講演に招いていただいたところから始まり、昨年のSRE NEXT 2022の公募セッションでも発表し、今回で3回目の発表になりました。今回の講演は、SRE NEXTの「NEXT」と価値観の一つである「Diversity」を踏まえて、自身のエンジニアと研究者の両方の経験を活かして、SREを深く実践する上で、技術論文を探して読むアプローチを提示するものです。昨今の国内のSREコミュニティでは組織的実践に主な関心が移っている状況と対比させて、コンピュータサイエンスに基づく技術的挑戦の可能性を示唆する意欲的な講演を目指したつもりです。 この講演での主要

    エンジニアのためのSRE論文への招待 - SRE NEXT 2023 - ゆううきブログ
  • サーバーレスアーキテクチャ再考 - ゆううきブログ

    2014年にAWS Lambdaが登場し、Functionを単位としてアプリケーションを実行する基盤をFunction as a Service(以下、FaaS)と呼ぶようになった。 そして、同時にサーバーレスアーキテクチャ、またはサーバーレスコンピューティングと呼ばれる新しいコンセプトが普及するに至った。 当初、そのコンセプトが一体何を示すかが定まっていなかったために議論が巻き起こり、今現在では一定の理解に着地し、議論が落ち着いているようにみえる。 しかし、サーバーレスという名付けが悪いということで議論が着地したようにみえていることにわずかに疑問を覚えたために、2019年の今、これらの流れを振り返ってみて、サーバーレスアーキテクチャとは何かを改めて考えてみる。 サーバーレスとの個人的関わり サーバーレスアーキテクチャという名を僕がはじめて耳にしたのはAWS Lambdaが登場した2015

    サーバーレスアーキテクチャ再考 - ゆううきブログ
    kmiya_bbm
    kmiya_bbm 2019/09/12
  • サーバレス時代におけるヘテロジニアス時系列データベースアーキテクチャ - ゆううきブログ

    この記事は、第2回ウェブシステムアーキテクチャ研究会の予稿です。 ウェブシステムをモニタリングするために、高可用性、高書き込みスケーラビリティ、メトリックの長期保存が可能な時系列データベースが求められている。 これらを実現するために、性能特性の異なる汎用Key-Value Store(以下KVS)を組み合わせ、透過的に問い合わせ可能な、ヘテロジニアス時系列データベースであるDiamondを開発した。 この記事では、Diamondを分散システムの観点で捉え、アーキテクチャ、データ構造、実装を紹介し、考察によりFuture Workを議論する。 1. はじめに 2. アーキテクチャ アーキテクチャ概要 動作フロー データ構造 KVSの機能要件 3. 実装 実装概要 KVS間のデータ移動 データ位置の解決 費用特性 4. 考察と今後の課題 Diamondの欠点 将来機能 5. まとめ スライド

    サーバレス時代におけるヘテロジニアス時系列データベースアーキテクチャ - ゆううきブログ
    kmiya_bbm
    kmiya_bbm 2018/05/18
    AWS Summit2017でも講演されていた時系列データベースの詳細。むちゃくちゃ面白い。IoTのログデータベースも要件は近しいのでとても参考になる。
  • DynamoDBのインフラコスト構造と削減策 - ゆううきブログ

    Amazon DynamoDBは、RDSのようなインスタンスサイズによる課金モデルではなく、ストレージのデータ使用量とスループットを基にした課金モデルになっている。 インスタンスサイズによる課金モデルでないデータストア系サービスとして、他にはS3、Kinesisなどがある。 これらは、AWSの中でも、フルマネージドサービスと呼ばれる位置づけとなるサービスだ。 フルマネージドサービスは、ElastiCacheのようなそうでないものと比較し、AWSに最適化されていて、サービスとしてよくできていると感じている。 Mackerelの時系列データベースのスタックの一つとして、DynamoDBを採用している。 時系列データベースの開発は、コストとの戦いだったために、それなりにコスト知見が蓄積してきた。(時系列データベースという概念をクラウドの技で再構築する - ゆううきブログ) (※ 以下は、2018

    DynamoDBのインフラコスト構造と削減策 - ゆううきブログ
  • TimeFuzeアーキテクチャ構想 - 処理とデータとタイマーを一体化したデータパイプライン - ゆううきブログ

    この記事は第1回ウェブシステムアーキテクチャ(WSA)研究会の予稿です。 cronのようなタイムスケジューラーにより、定期的に実行されるバッチ処理の課題を解決するアーキテクチャを最近考えている。 この記事では、単一のタイムスケジューラによるcronベースの手法に代えて、データに対してタイマーと処理を仕込むことでスケールさせやすい構造にできないか、という提案を試みる。 はじめに Webサービスにおいて、リクエストに対してHTMLのレスポンスを返却する以外のワークロードの多様化が進んでいる。 最近であれば、機械学習による時間周期による大規模なデータ処理が求められることも多い。 その他、月次の課金バッチ処理や、ランキングの定期更新など、一定の時間間隔で任意の処理を実行したいケースは多い。 このような定期的なデータ処理パターンは、SRE[Bet17]の25.1節「パイプラインのデザインパターンの

    TimeFuzeアーキテクチャ構想 - 処理とデータとタイマーを一体化したデータパイプライン - ゆううきブログ
  • ウェブシステムの運用自律化に向けた構想 - 第3回ウェブサイエンス研究会 - ゆううきブログ

    はてなエンジニア Advent Calendar 2017の2日目です。 昨日は、id:syou6162 さんによるAWS Lambda上で鯖(Mackerel)の曖昧性問題を機械学習で解決しよう - yasuhisa's blogでした。 この記事は、人工知能学会 合同研究会2017 第3回ウェブサイエンス研究会の招待講演の内容を加筆修正したものです。 講演のテーマは、「自然現象としてのウェブ」ということでそれに合わせて、「自然のごとく複雑化したウェブシステムの運用自律化に向けて」というタイトルで講演しました。 一応、他の情報科学の分野の研究者や技術者に向けて書いているつもりですが、その意図がうまく反映されているかはわかりません。 概要 1. ウェブシステムの信頼性を守る仕事 2. ウェブシステム運用の現状 国内のウェブシステムの運用技術の変遷 クラウド時代 コンテナ型仮想化技術 サーバ

    ウェブシステムの運用自律化に向けた構想 - 第3回ウェブサイエンス研究会 - ゆううきブログ
  • 2015年Webサーバアーキテクチャ序論 - ゆううきブログ

    2023年03月31日追記:この記事を基に、@sadnessOjisanさんより、コードレベルにより踏み込んだ、かつ、グリーンスレッドベースの新しいWebサーバアーキテクチャも含めて整理された記事 Webサーバーアーキテクチャ進化論2023 | blog.ojisan.io が公開されました。 主に新卒のWebエンジニア向けに、古典的なWebサーバアーキテクチャを学ぶ道のりと代表的な実装モデルの概要を紹介します。 この辺りの話題がWeb界隈で流行っていたのは数年以上前というイメージですが、Webサービスは相変わらずWebサーバの上で動いているので、流行り廃り関係なく学ぶべき内容だと思っています。 また、HTTP/2がいよいよRFC化し、既にh2oやtrusterdなどのHTTP/2のサーバ実装があり、今後Webサーバアーキテクチャを再訪することが増えるような気がしています。 ところが、We

    2015年Webサーバアーキテクチャ序論 - ゆううきブログ
  • ウェブアプリケーション開発に新言語を採用したときにインフラで考えたこと - ゆううきブログ

    この文章は、サーバサイドのウェブアプリケーション開発において、社内実績の少ない新しい言語を採用したときにインフラ面で考慮したことを社内向けにまとめたものです。 はてなでは、長らくPerlでウェブアプリケーション開発を続けてきた一方、ここ数年で社内でScalaまたはGoの採用事例も増えてきました。 今後開発が始まるプロダクトにおいても、PerlScalaGoもしくは他の言語を採用するかどうかを開発開始時に選ぶことになるでしょう。 新言語を採用するときに、考慮すべきことの一つとして、「インフラ」への影響があります。 新言語に関する雑談をしていると、ウェブアプリケーションエンジニアに「インフラ」への影響について聞かれます。 もしくは、ウェブオペレーションエンジニアから考慮するポイントを伝えることもあります。 ScalaGo以外に、Node.jsやサーバサイドSwiftはどうかというのも雑談

    ウェブアプリケーション開発に新言語を採用したときにインフラで考えたこと - ゆううきブログ
  • Webシステムにおけるデータベース接続アーキテクチャ概論 - ゆううきブログ

    先月投稿した2015年Webサーバアーキテクチャ序論では、Webサーバアーキテクチャを学ぶ道のりと代表的な実装モデルの概要を紹介しました。 今回は、前回同様、主に新卒Webエンジニア向けに、Webアプリケーションサーバとデータベースサーバ間の接続管理モデルと運用事情について紹介します。 データベース接続の永続化やコネクションプーリングとは何なのか、なぜ必要なのかといったことが主な話題です。 背景 データベース接続の永続化とはなにか データベース接続のオーバヘッド データベース接続の永続化手法 コネクションプーリングとはなにか コネクションプーリング: ドライバ型 コネクションプーリング: プロキシ型 コネクションプーリング全体について PostgreSQLMySQL 参考資料 まとめ 背景 2015年Webサーバアーキテクチャ序論では、Webサーバアーキテクチャの話とWebアプリケーショ

    Webシステムにおけるデータベース接続アーキテクチャ概論 - ゆううきブログ
  • Linuxサーバにログインしたらいつもやっているオペレーション - ゆううきブログ

    主にアプリケーション開発者向けに、Linuxサーバ上の問題を調査するために、ウェブオペレーションエンジニアとして日常的にやっていることを紹介します。 とりあえず調べたことを羅列しているのではなく、当に自分が現場で使っているものだけに情報を絞っています。 普段使っているけれども、アプリケーション開発者向きではないものはあえて省いています。 MySQLNginxなど、個別のミドルウェアに限定したノウハウについては書いていません。 ログインしたらまず確認すること 他にログインしている人がいるか確認(w) サーバの稼働時間の確認 (uptime) プロセスツリーをみる (ps) NICやIPアドレスの確認 (ip) ファイルシステムの確認(df) 負荷状況確認 top iostat netstat / ss ログ調査 /var/log/messages or /var/log/syslog /

    Linuxサーバにログインしたらいつもやっているオペレーション - ゆううきブログ
  • 高度に発達したシステムの異常は神の怒りと見分けがつかない - IPSJ-ONE2017 - ゆううきブログ

    名古屋大学で開催されたIPSJ-ONE2017 で登壇しました。 IPSJ-ONEというのは、情報処理学会の各研究会から選ばれた日の若手トップ研究者17人が集まり、自身の研究を高校生でもわかるように発表するイベントです。 1000人ぐらい入る講堂で、しかもニコニコ生放送で配信されるというとても大掛かりなイベントです。 ちなみに、昨年は、同じ研究会からの推薦で、 id:matsumoto_r (matsumotory) さんが登壇されています。 IPSJ-ONE 2016で登壇してきた - 確実に時代は変わってきている #ipsjone - 人間とウェブの未来 発表 「高度に発達したシステムの異常は神の怒りと見分けがつかない」という、一見何の話かわからないやばそうな話なんですが、大真面目に話してきました。 スライドを以下に公開しています。ただ、スライドだと何の話をしているかおそらくわからな

    高度に発達したシステムの異常は神の怒りと見分けがつかない - IPSJ-ONE2017 - ゆううきブログ
    kmiya_bbm
    kmiya_bbm 2017/09/05
  • 時系列データベースという概念をクラウドの技で再構築する - ゆううきブログ

    サーバ監視サービスMackerelにおいて開発中の、高解像度・長期間のサーバメトリック収集を実現するための新しい時系列データベースDiamondを紹介します。具体的には、Amazon ElastiCache、Amazon DynamoDBAmazon S3を組み合わせ、Amazon Kinesis StreamsとAWS Lambdaによりコンポーネント間を接続した、階層構造のデータストアアーキテクチャの設計と実装を解説します。 2018/06/05 追記: この記事の内容をWSA研#2でより一般的なアーキテクチャレベルでの貢献として書き直しました。 サーバレス時代におけるヘテロジニアス時系列データベースアーキテクチャ - ゆううきブログ はじめに 先日開催されたAWS Summit Tokyo 2017にて、「時系列データベースという概念をクラウドの技で再構築する」というタイトルで登壇

    時系列データベースという概念をクラウドの技で再構築する - ゆううきブログ
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