「IT人材の育成として,今から子供にプログラミングを教えるべき」といっても,その子たちが大人になったときに,今と同じようなプログラミングが残っているのか?それが重要な仕事になっているのか?そういう疑問は当然あります. 未来にプログラミングがどうなるか,これに関しては誰にもわからないとか,未来は自分で作っちゃえ,とかいうよりは,プログラミング言語の研究者たちがどっちを目指して研究しているのか,ということで大体予想がつくと思います.その方向で僕の予想を書きます. はっきりしているのは「コンピュータがプログラムを書く時代がくる」ということです.僕が博士課程の学生だったころ,研究室の助教授の赤間先生に「原田君,いつまでも人間がプログラムを書いていると思っちゃダメだよ」と散々言われました.僕は,プログラミングが好きで,得意で,研究テーマもオブジェクト指向だったので,要するに人間がプログラムを作る最高