「何の目印だろう?」と思っていたら、突然旗が動き出したので驚いて歩みを緩めると、目の前に小さなショッピングカートを押した子どもが現れました。旗の正体は、子ども用のショッピングカートだったのです。 このショッピングカートは子ども用というだけあって、本体の背が低く、私の目線からは死角になっていました。もしも旗が付いていなかったら、私は子どもとカートの存在に気づかず、衝突していたかもしれません。子どもは周囲への注意力が低く、突然進路変更する事だってありえます。そこでこの旗が、「ここにカートがあるよ!」と教えてくれていたわけです。しかも、旗に描かれている動物にはクマやペンギンなどのバリエーションがあるため、親御さんが自分の子どもを見失う事を防ぐという役割まで果たしています。 子どもは大人の行動を真似して成長するものです。「危ないからやらせない」のでは、子どもの経験する機会を摘んでしまう事になります