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  • 『地図から消えた島々-幻の日本領と南洋探検隊たち』長谷川亮一(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 書では、「日近海のまぼろしの島々について、その〝誕生〟から〝消滅〟までの経緯を追い、それを通して、近代日の「南進」の一側面を見てゆく」。だが、著者、長谷川亮一は、「あとがき」で、「じつのところ、最初からこのような形でまとめることを意図していたわけではない。当初は、日近海の幻の島列伝、といった形でまとめようとしたのだが、登場する人物や実在・架空の島々などが複雑に錯綜しているため、それぞれを切り離してしまうとかえってやりにくい。そのため、なるべく時間的な順序に沿う形で話をまとめてみたのである」と述べている。 書では、西洋史でいう「大航海時代」に「発見」された日近海の島々の話からはじめ、近代国家日が成立していく過程で、「一攫千金を夢見る冒険商人たち」を絡めながら、領域を画定していった様子を描いている。その概略は、つぎのように年代順にまとめられている。「北方の境

    『地図から消えた島々-幻の日本領と南洋探検隊たち』長谷川亮一(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    kokogiko
    kokogiko 2011/09/03
  • 『日本軍の治安戦-日中戦争の実相』笠原十九司(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 書は、「プロローグ」の最後に目的が書かれ、「あとがき」では明らかにしたことを3つにまとめ、2つの問題を指摘していてわかりやすい。 目的は、つぎのように書かれている。「日軍が華北を中心に展開した治安戦においてどのようなことをおこなったのか、日軍の占領統治の安定確保を目的とした治安戦が、どのようにして中国側で三光作戦といわれるものになったのか、そして日軍の意図とは逆に多くの農民を中国共産党・八路軍の方へ追いやり、抗日戦争を激化させる結果になったのはなぜか、それらの実態と全体像を明らかにすることなくして、日中戦争の実相に迫ることはできないであろう。書では、治安戦を「おこなった側」の加害者・日兵の論理と、「された側」の被害者・中国民衆の記憶とを照合させながら、日中戦争の実相に迫っていきたい」。 その結果、著者、笠原十九司は、「第一に、日中戦争(一九三七年七月-四五

    『日本軍の治安戦-日中戦争の実相』笠原十九司(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    kokogiko
    kokogiko 2011/02/23
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