新宿の下落合や(城)下町の人々を中心に、街角の物語を想いにまかせて綴っています。主題は「わたしの落合町誌」。記事の利用については一報いただければ幸いです。無断使用はご遠慮ください。 またしても、気になる動きが目立ってきている。1972年(昭和47)より落合地域にずっと建っている新宿区立中央図書館が、早稲田大学理工学部の南隣り、旧・西戸山中学校の跡地へ移転するというのだ。落合地域から大きな図書館がなくなってしまうのは、いつも利用しているわたしとしてもたいへん残念だ。もし、中央図書館が移転するとなると、新宿区の西北部の落合地域には、中野区との境界に近い小規模な西落合図書館のみとなり、図書館の空白地帯が生じてしまいかねない。逆に、旧・戸山ヶ原とその周辺には、大久保や早稲田を含めて多くの図書館が東西に並ぶことになってしまう。でも移転の懸念は、そんなところにだけあるのではない。 現在、豊島区の郷土資