6月6日のウズベキスタン戦に向けた練習で、岡田武史監督が強調したのは攻守の切り替えだった。フリーマンをまじえた3対3のパス回しでは、「パスを出しっ放しになるな!」、「取られた瞬間に切り替えろ!」という指示が飛んだ。フィニッシュへ持ち込むフォーメーション練習でも、シュートが外れたりGKに防がれた瞬間に、「ダッシュで戻れ!」と繰り返し指示をしていた。 素早い切り替えと同時に、高い位置からのチェックも徹底された。4対4でのハーフコートマッチでは、「下がるな!」、「出ろ、ボールに出ろ!」といった指示がグラウンドに響いた。攻から守へ切り替わった瞬間に、そのまま高い位置からチェックを仕掛けていけ、というコンセプトの徹底である。 実際のゲームでも、そうしたシーンを探すことはできる。 たとえば、キックオフ直後の3分の場面だ。自陣左サイドからの相手ロングスローを、中澤がヘッドでクリアする。クリアボールは中村
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