ここで触れるのは、時系列の始点に選びました「エルの肖像」と、次点の「魔女とラフレンツェ」についてです。 曲の冒頭に「如何にして楽園の扉が開かれたのか」という記述が存在する「魔女とラフレンツェ」ではなく、「エルの肖像」を物語全体の始点に選んだのには、もちろん明確な理由が存在します。 その中で最も大きな割合を占めるのが、「魔女がラフレンツェを生んだのか」の下りが、ラフレンツェの曲中に登場する材料だけでは説明不可能だからです。 少し考えれば解ることですが、ここでいう『魔女』は、オルドローズでは有り得ません。 何故なら、彼女は捨て子であったラフレンツェを拾い、育て上げはしましたが、決して自らの腹を痛めて産み落とした訳ではないからです。 勿論、「魔女としてのラフレンツェ」を生んだのがオルドローズ(の教育)だという解釈は可能ですが、だとしたら「魔女が魔女を生んだ」で済む話でしょう? 敢えて思わせぶりな
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