著:Benjamin Scheele(オーストラリア国立大学 Postdoctoral Research Fellow in Ecology)、David Lindenmayer(オーストラリア国立大学 The Fenner School of Environment and Society Professor) Googleを立ち上げて「ゴマバラトカゲモドキ」と入力すると、「ゴマバラトカゲモドキ販売中」(たったの150米ドル、送料込)と自動検索結果が表示される。今、売買取引が行われることで絶滅に追い込まれる野生動物が増えている。この非常に珍しいヤモリもそのうちの一種だ。 ショッキングなのは、ゴマバラトカゲモドキの違法取引が始まったのが、2000年代初めにその存在が初めて科学的に類型化された直後だということだ。 これは、このケースに限ったことではない。密猟者は、新たな希少種の生息地や生態に
![科学者が図らずも、希少種を絶滅に追い込む密猟者に加担してしまっている](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/948bc5c47ef4b9149d537d39a85ac06feab28d51/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-newsphere.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F06%2Fshutterstock_140729989.jpg)