メルセデス・ベンツ日本は、東京代官山にある代官山蔦屋書店内に、VR(仮想現実)などのデジタルツールを活用したバーチャルショールーム、“Mercedes-Benz Lifestyle Lounge”を9月13日までの期間限定でオープンしている。 このショールームの最大の特徴は、クルマが展示されていないことだ。ではなぜクルマのないショールームを考えたのか。メルセデス・ベンツ日本企業広報課マネージャーの河野綾さんは、「この先、徐々にクルマ社会は完全自動運転に変わりつつあり、クルマでの時間の過ごし方、クルマ自体の空間が既存の概念と変わってくるだろう。それに伴い、人々のライフスタイルなど、クルマを取り巻く様々な環境が変わると想定される」と述べる。 しかし、「自動車のショールームだけは既存のコンセプトのままというのはおかしい。そこで、アイデアのひとつとして、クルマを置かないショールームを考えた」という
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