画像説明, 中国最大の映画スターとインターポール総裁が共に行方不明となり、その後、拘束されていたことが明らかになった
(左上から時計回りに)サッカー選手のエリパン・ヘズムジャン(所属チーム「江蘇蘇寧足球倶楽部」サイトより)、ウイグル語での言論空間を作ったトゥルスンジャン・メメット(From Misranim)、新疆医科大学元学長のハリムラット・グプル(From uyghurnet)、ウイグル人ポップス歌手のアブラジャン・アユップ(ミュージックビデオより) <収監者数は89万人以上。共産党の思想改造施設が著名文化人やスポーツ選手までも続々と収監し、ウイグルの民族アイデンティティを破壊しようとしている> 中国の新疆ウイグル自治区では、17年から大々的に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束が今も続く。主体民族である漢人以外の人々が社会的地位も収入も一切関係なく何の罪もないのに収監され、ターゲットの大部分はウイグル人だ。収監者数は少なくとも89万人。おそらく実際の総数はそれよりずっと多い。
(株)ダイエーと中国との合弁商社勤務を経て、96年、『中国てなもんや商社』(文藝春秋)でデビュー。同作は松竹にて映画化された。2001年から北京大学経済学部留学を経て、そのまま執筆の拠点を中国に移し、現在北京在住17年目になる。一筋縄ではいかない中国ビジネスの実務経験と、堪能な中国語、長い現地滞在、中国との30年になるかかわりからの、未来予測の正確な著書が好評。近刊に『本当は中国で勝っている日本企業 』(集英社)、その他、『日本人の値段 中国に買われたエリート技術者たち』(小学館)、『中国人の裏ルール』(中経の文庫)など著書多数。会社員時代はダイエーの中内功社長から社長賞を受賞。 News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 毎
2016年03月19日19:05 カテゴリオタクin中国アニメ 中国に刺さった「このすば」と、日本に刺さらなかった「霊剣山」 ありがたいことに「霊剣山」関係の質問をイロイロといただいているので、今回はその辺りについて思い付いたことをイイカゲンにまとめてみようかと思います。 ・刺さった「このすば」と刺さらなかった「霊剣山」 1月新作アニメの反応を見ていて個人的に気になったのが 「笑いや話題の刺さり方」 に関する傾向、作品の笑いの題材や方向性、それから日中それぞれの視聴者の反応についてでした。 1月の新作アニメで中国オタク界隈で話題になったり注目されたりしたコメディ要素のある作品はいくつかありますが、なかでも興味深かったのが 「霊剣山 星屑たちの宴 」と「この素晴らしい世界に祝福を!」 についてです。 この二作は原作が日本と中国それぞれのネット小説出身であることや、ネット小説関係のパロディも含
モンゴルの首都ウランバートルの国民大会議(国会)議事堂前にあるチンギスハンの像(2012年6月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mark RALSTON 【7月19日 AFP】中国・内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス(Ordos)の空港で外国人団体旅行客が現地警察に拘束された件について、ツアー参加者2人のスポークスマンは18日までに、一行がチンギスハン(Genghis Khan)のドキュメンタリー作品を見た後、「テロリスト」関連の映像を視聴した疑いで拘束されたことを明らかにした。 旅行客は南アフリカ、英国、インドから来た20人で今月10日に拘束され、外交に影響が及ぶのではないかと懸念されていた。北京(Beijing)の南アフリカ大使館と英国大使館によると、このうち英国人6人と南ア人5人、インド人1人は既に釈放され、残り8人も向こ
今、北京にいる。知日派知識人と待ち合わせをしていたが、待ち合わせ場所に彼がなかなか現れない。さすがに約束の時間になって一時間が過ぎると、心配になってきた。なにせ、天安門事件26年目の記念日まであと5日という敏感な時期であり、しかも習近平政権の「知識人狩り」の凄まじさは、以前にこのコラム欄で紹介した通りである(「習近平の知識人狩り、希望を粛清」参照) ちょうど携帯電話を買い替えたばかりで、彼の携帯番号を新しい携帯電話に入れておくのを忘れていたので、電話で安否を確認できなかった。連絡が取れないまま、ヤキモキしていると彼が一時間半遅れて、謝りながらやって来た。遅れた理由は、次に出版する本に関して、いきなり出版社から呼び出されたのだという。「一番大事な一章をまるまる削らないと、検閲審査が通らないと言われて、もめていました。いきなり約束もなく、出版社の社長が訪ねてきて。連絡もできずにすみませんでした
日本と中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する (homo viator) 作者: 梶谷懐出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/06/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見る 下のエントリでも少し触れていますが、この度出版することになった拙著の見本が届きました。今週末(6月6日)ぐらいから書店に並び始めるのではないかと思います。編集担当の赤井茂樹さんが太田出版に移ってから開設されたhomo viatorシリーズの、(あの國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)』に続く)2冊目の本ということになります。出版社の紹介ページと、目次は以下の通りです。 http://www.ohtabooks.com/publish/2015/06/06102743.html 日中の安全保障上の緊張と、いま復活しつつある脱近代の思想「アジ
人口減少が危惧される中、あらゆる産業分野で後継者不足が叫ばれているが、今後も歯止めはききそうにない。こうした人材不足を解消させるためとして、安倍政権は「外国人技能実習生制度」を推進しているが、その問題点が浮き彫りになってきた。 法務省は3月、今年1月1日現在で日本国内の外国人の不法残留者が6万7人で、前年と比べ946人(1.6%)増えたと発表。不法残留者の数は1993年をピークに減少してきたにもかかわらず、今回は22年ぶりに増加した。その理由は失踪する外国人技能実習生が4581人(前年3567人)と千人以上も増えたからだ。政府は受け入れを拡大しているのに、実習生の失踪は増加――外国人実習生たちに、一体なにがおきているのか。 外国人労働者問題を長年、取材してきたジャーナリストの安田浩一さんに話を聞いた。安田さんは著書『ネットと愛国』(講談社)などの取材を通じ、排外主義やレイシズムの問題に取り
中国に返還されてから15年を迎えたマカオでは、香港での大規模な抗議活動にマカオから加わった学生や市民たちがデモ行進を行い、中国政府などに対して一般の市民による普通選挙を導入するよう求めました。 このデモ行進は、マカオがポルトガルから中国に返還されてから20日で15年を迎えたのに合わせ、地元の市民団体が呼びかけたもので、学生や市民など100人余りが参加しました。 マカオでは、トップの行政長官は親中派が多いとされる業界団体の代表などの投票で選ばれ、一般の市民による普通選挙は導入のめどが立っていません。 デモの参加者は、ことし9月以降香港で民主的な選挙を求めて学生たちが行った抗議活動に、マカオから加わった人たちが多く、香港での活動のシンボルとなった黄色い傘などを持って、「1人1票で行政長官を選出したい」と繰り返し叫びながら、中国政府やマカオ政府に対し、一般の市民による普通選挙を導入するよう求めま
20日に、ポルトガルからのマカオ返還15年の記念式典に出席する。 習氏は到着後、マカオに認められた「一国二制度」と憲法に相当する基本法の下で「マカオはますます安定し、良くなると信じる」と述べた。新華社電によると、習氏は19日、香港の梁振英・行政長官とマカオで会談。習氏は、香港の行政長官選挙の民主化を求めた学生らのデモに譲歩せず、収拾した香港政府の対応を評価した。
【香港=比嘉清太】香港の行政長官選挙の民主化を求めた道路占拠に関連し、逮捕された計955人(警察発表)のうち、大半がすでに釈放されている模様だ。 ただ、香港警察はリーダー格のデモ参加者については、3か月以内に捜査を終え、刑事責任を追及する方針だ。 占拠を主導した学生組織など2団体によると、幹部ら計20人以上が逮捕されたが、全員が釈放された。香港では釈放手続きが比較的簡単で、デモ隊も逮捕を恐れていないとの指摘もある。 学生組織の幹部らは、最長5年の懲役刑を定めた違法集会の罪などで起訴されるとみられるが、「罰金刑や執行猶予付きの有罪判決にとどまる可能性もある」(地元メディア関係者)という。だが、今後、多数のデモ参加者が起訴される事態になれば、民主派だけでなく、香港世論の反発も広がるとの見方も出ている。
【香港=比嘉清太】香港警察は15日、香港島の繁華街・銅鑼湾(コーズウェイベイ)の大通りで、行政長官選挙の民主化を求めて占拠を続けてきたデモ隊を強制排除した。 国際金融センター香港の中心部で9月末に始まった道路占拠は、79日目に完全に終結した。 警察は銅鑼湾の大通りからの退去を拒むデモ隊十数人を拘束。車両の通行が再開された。また、立法会(議会)敷地内にとどまっていた一部のデモ隊も撤収した。 梁振英・行政長官は15日、「少数の人間が法治を破壊した」と占拠を非難。2017年の次期長官選挙で民主派の立候補を事実上排除した中国の決定に基づき選挙制度改革を進める意向を強調した。だが、公共ラジオRTHKによると、決定撤回を求めて占拠を主導した学生組織の周永康・事務局長は「来年再び、占拠が起きる」と警告した。 香港警察は15日、道路の占拠に関し逮捕者は計955人に上ったと発表した。
香港での民主主義の選挙を求めるデモ活動に対し、「違法行為」との見出しが特に中国(中国共産党統治圏を表す。以下同じ)で見られる(1)。ではこれは本当に違法行為なのだろうか。結論から言えば、イギリス式「コモン・ロー」の適用を認めている香港では違法行為とは言えないだろう。それを解説してみよう。 ■社会契約論から考えるデモ活動の自由 デモ活動の自由を論じるとき、それは結局人権とは何か、国家とは何かという根本的な問題にまで遡らなければならない。ここで簡単に国家と人権の成り立ちをルソーの『社会契約論』に沿って説明してみよう(2)。 人間はもともと国や政府のないところ(ここでは「荒野」と呼ぶことにする)に住んでいた。しかし、荒野には盗賊や強盗なども住んでおり、力のない者は奪われる側となってしまった。そこで多くの人間が寄り集まり、「国家」という概念を生み出した(この「国家」を誕生させるために、人間が寄り集
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10月1日、香港で数万人が参加する民主化要求デモは、1997年の英国からの返還以来で最大規模となる中、中国本土から香港を訪れている人たちは、称賛と反感が入り混じった思いで状況を見つめている。写真はデモ参加者(2014年 ロイター/Carlos Barria) [香港 1日 ロイター] - 香港で数万人が参加する民主化要求デモは、1997年の英国からの返還以来で最大規模となる中、中国本土から香港を訪れている人たちは、称賛と反感が入り混じった思いで状況を見つめている。 北京から観光目的でやってきたという29歳の女性は「人生で初めて政治を身近に感じた」とし、「これは香港にとって歴史的瞬間だ」と語った。中国は1日からの国慶節(建国記念日)の連休に入り、香港にも本土から多くの旅行者が訪れている。
香港(Hong Kong)で、国慶節(中国の建国記念日)を祝う式典の会場近くに集う民主派デモの参加者(2014年10月1日撮影撮影)。(c)AFP/Philippe Lopez 【10月1日 AFP】中国政府は、膨れあがる香港(Hong Kong)の民主派によるデモと1989年の天安門(Tiananmen Square)事件の比較を恐れ、デモに関する報道を押さえつけつつ、流通させる情報を操作する二重作戦に出ていると、専門家らは分析している。 民主派デモを支持する声が多く聞かれる世界各国では、旧英国植民地の街路を埋め尽くす大規模な、しかし平和的な抗議行動の映像が駆け巡っている。だが、中国本土での語られようはこれとは大きく異なり、抗議の参加者たちは「暴力的」で「過激」で、外国勢力に操作されているといった描かれ方をしている。 先月29日の中国国営英字紙・環球時報(Global Times)中国語
9月29日、香港の次期長官選挙の制度改革に反発した民主化デモは、「傘の世代」と呼ばれる十代の学生らが先頭に立っている。27日撮影(2014年 ロイター/Tyrone Siu) [香港 29日 ロイター] - 香港の次期長官選挙の制度改革に反発した民主化デモは、「傘の世代」と呼ばれる十代の学生らが先頭に立っている。組織化され、決意が固く、理想に燃える彼らの運動は、中国政府にとって大きな脅威だ。 民主化運動の後ろ盾となっているメディア富豪、ジミー・ライ(黎智英)氏はロイターに対し、「若者たちの時代になった。中国政府には非常な脅威だが、われわれは実に元気付けられる。これがわれわれの未来だ」と声を震わせた。
催涙スプレーを警戒してマスクやゴーグル、レインコートを身に着けて香港(Hong Kong)政府本部前に集まったデモ参加者たち(2014年9月27日撮影)。(c)AFP/AARON TAM 【9月28日 AFP】香港(Hong Kong)で27日夜、数千人が政府本部前に集まり、中国政府が政治的自由の拡大を認めない限り抗議行動を継続する姿勢を示した。 中国政府が先月、初めて普通選挙制度が導入される予定の2017年の次期香港行政長官選挙に中国政府寄りの委員会が認めた人物しか立候補させないという方針を示したことに反発し、香港では今月22日から大学生などが抗議行動を行っている。 26日夜から27日未明にかけて主に大学生と中高生の2000人以上のデモ参加者が抗議行動を行い、約150人が警備の警官隊を突破して政府本部の敷地に入った。 警察は催涙スプレーも使用して27日朝までに多数のデモ参加者を排除し、2
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