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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (26)

  • 『日本人はなぜ謝りつづけるのか』 - H-Yamaguchi.net

    中尾知代著『日人はなぜ謝りつづけるのか―日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ』(NHK出版、2008年) ひとことでいうと、かなり読みにくいだ。文章が、ではなく、内容が。難しいことが書いてあるからではなく、なかなか受け入れにくい内容だから。ある意味、非常に感情を逆撫でされるだといえる。つい感情的に反発したくなる。たぶん、同様に感じる人は多いだろう。だが、というか、だからこそ、このは読まれるべきだ。そうだそうだと膝を打つ人だけではなく、なんだこれはと腹を立てる人にも。 実際、私もうんうん苦しみながら読んだ。内容てんこ盛りで消化しにくいのもさることながら、納得のいかない部分が多々あってつっこみを入れたくなる。読み終わって「あーすっきり」というではない。でも読み終わってつらつら考えているうちに「ああそういうことか」という感じになってくる。そういうだ。以下、感想文。 著者は、第二次大戦時の捕虜

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  • 自分が「凡庸な悪人」かもしれないという自覚について - H-Yamaguchi.net

    手短に。2013年9月21日付朝日新聞「耕論」欄に「不良図書と呼ばれて」というのが出ていた。最近話題になった「はだしのゲン」問題について、デザイナーの高橋ヨシキさん、精神科医の斎藤環さんが論じているのだが、この中で「「臭いものにフタ」よほど有害」というタイトルがついた高橋ヨシキさんの主張が面白かった。 以下、一部引用。 「国民的」にみんなが無批判に乗っかっていく風潮と、そんなヌルい状況を揺さぶるような表現を「過激だ」といって排除したがる風潮はコインの裏表で、それを支えているのは、映画を、「泣いた」「笑った」ではなく、「泣けた」「笑えた」と評するタイプの人たちです。 彼らにとっての表現は、自分が気持よくなるためのツールでしかない。映画「美女と野獣」を見て「泣けた」とか言うわけですよ。だけど自分が、野獣を「殺せ」と取り囲む側の人間かもしれないということには想像が及ばない。 リンカーンの偉大

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  • H-Yamaguchi.net: 人道・人権大使の 「シャラップ!」より問題なのは

    最近はネットのおかげか暴言ネタに事欠かない(ちっともありがたくないが)。暴言に対して当に怒ったり悲しんだりしている人もたくさんいるのだろうが、どうも見ていると、ネタとして消費されている場合の方が多いような風情が感じられなくもない。「他人の不幸は蜜の味」などというが、他人の暴言も、何の味かはともかく、人々がおいしく召し上がるもののようだ。特に有名人やら政治家やら官僚やらの暴言は、ひときわ美味らしい。昨今の「大漁」ぶりにマスメディアの方々も笑いが止まらないのではないかと想像する。 都知事の件、大阪市長の件がネタとして消費され尽くした後の暴言界で今、話題の中心となっているのはおそらく、復興担当だった官僚のツイッター発言炎上事件だろう(この件)。しかし、それにやや隠れたかたちになってはいるものの、私としてはむしろ、こちらに注目したい。 「日の人権大使が国連で暴言 「シャラップ」」(共同通信20

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  • 過去がうらやましい、という人がいたので - H-Yamaguchi.net

    はてな匿名ダイアリー、通称「増田」にこんな投稿があって、ツイッターの私のタイムライン上でこれに関するちょっとしたやりとりがあった。 「高校1年だけどコンピュータ、インターネット創成期が羨ましい」(2012年10月12日) ごく短い文章で、あの頃は「資がなくても大富豪になるチャンスがあった」らしいからという理由だ。まあ非常にわかる気持ちではある。あまり深く考えず気楽にそのときの気分を書いたということなら別に気にしないが、どうもそうでもないかもしれないという気がしたので、少しだけ書いてみる。高校1年とあるので、できるだけかみくだいて書くよう努める。 とはいえ最初にはっきり書いておくべきだろう。そもそも、「大富豪になるチャンスがあった」という論点そのものがまちがいだ。チャンスがあれば大富豪になれるのだったら、今の世の中、大富豪はもっとごろごろしているはずで、こういう議論にあまり意味はない。ひと

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  • 「隠れられる社会」について - H-Yamaguchi.net

    オウム真理教関連の特別手配犯で最後に残った1人、高橋克也容疑者が、17年間の逃走の後、西蒲田の漫画喫茶で発見され、逮捕されたという件。前日あたりからネットで「逮捕か」みたいな大騒ぎがあったわけだが、そのとき野次馬が集まった場所とは違ったところにいたわけだ。 「オウム高橋容疑者を逮捕=都内の漫画喫茶に潜伏-地下鉄サリン事件の殺人容疑など」(時事通信2012年6月15日) 1995年に起きた地下鉄サリン事件などで特別手配されていたオウム真理教元信者の高橋克也容疑者(54)が15日、東京都大田区内で身柄を確保され、警視庁は殺人容疑などで逮捕した。 オウム関連の逮捕案件がこのところたて続けにあったから関心が高まっていたということもあるんだろうが、やはり大ニュースだ。新聞の号外も出たらしい。ネットでも、この件については、あちこちでいろいろな人がいろいろなことを言ったり書いたりしてる。何はともあれひと

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  • ノイタミナのアニメ「C」が面白い件 - H-Yamaguchi.net

    フジテレビのノイタミナ枠アニメは毎期楽しませていただいているのだが、今やってる2、「C」と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」は、とりわけお気に入りの中に入る。身の回りには後者、いわゆる「あの花」のファンが多くて、それはそれで同意なのだが、一応ファイナンス関係の人でもあって、「C」もなかなか面白く見ているので、こちらを応援する趣旨もこめて、ちょっとだけ取り上げてみる。 まあ、基的には個人的満足だけど。 「C」で面白いのは、金融をめぐるもろもろの状況の、エッセンスの部分をアニメとして表現しているところにある。一部見逃したりしているので、理解がまちがっているところもあるかもしれないが、いくつか挙げてみる。 1 私たちが住む現実経済とは別のところに金融の世界があって、そこでは現実経済とは違ったルールが適用され、巨額のお金が動いている。 「C」には「金融街」という特別な場所が出てくる。私

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    kousyou
    kousyou 2011/06/20
    へぇ。全くノーチェックだった。面白そう。
  • 日本型キャラクラシーについて - H-Yamaguchi.net

    手短に。「キャラクラシー」という考え方を濱野智史さんが提唱しておられるのを初めて聞いたのは昨年のウェブ学会だった。「初音ミク」を出馬させよう、という「釣り」はともかく、発想はもちろんまじめな話。間接民主制が民意を受けた代表者による政治であるとするなら、その民意を受ける客体が自然人である必要はない、という発想で、民主主義のあり方についての議論の1つなわけだ。キャラクターを採用するのは、その方が支持が集めやすかろう、ということかとおおざっぱに解釈している。 荒唐無稽な、と思う人がいるかもしれないが、実際のところ、日にはこれにやや近い状況がすでに実現しているのではないかと思う。 昨日ニュースで大きな話題となった柔道選手の谷亮子さんの出馬。参院選を控えて、他にも有力、あるいは元有力スポーツ選手の出馬宣言が相次いでいる。スポーツ選手に限らない。お笑い芸人やアナウンサー、タレント、作家など、いわゆる

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  • 「ソトコト」がシー・シェパードの特集をしている件 - H-Yamaguchi.net

    「ソトコト」といえば、自ら謳うキャッチフレーズ「ロハスピープルのための快適生活マガジン」のとおり、「エコ」な人々の雑誌なわけだが、2010年5月号で「世界を緑と愛で満たす グリーンファイター100!」という特集を組んでいる。そのメインになっているのが、表紙にも登場しているシー・シェパード。なんだか強力に応援しておられるご様子。 考えてみればこの人たちについてはよく知らないことも多い。いい機会なのでちょっと読んでみることにした。 世の中にはまとまった文章を読まずに反応する人がけっこういるようなので最初に念のため書いとく。以下の文章は、シー・シェパード擁護を意図するものではなく、また日の立場を全面的に擁護するものでもない。捕鯨に関する私の基的な考え方は部分的にだが前に書いたことがあるので、どうしても知りたい方はそちらもご参照(下の方に日語も出てる)。この種の主張は国内よりむしろ国外に向け

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  • H-Yamaguchi.net: 「もえOL」お仕事探し1カ月半の「神展開」を追う!

    最近局所的に話題になったAneCan2010年5月号の特集「4月→5月のもえOLお仕事探しの1ヶ月半コーディネート」。「もえOL」が勤務先企業の倒産から次の仕事を見つけるまでの1カ月半の着回しコーディネート、というふれこみ。1カ月半で次の仕事が、という点もさることながら、そのいきさつが神展開らしい、というのでどれどれと見てみた次第。 一応念のため書いておくが、「もえOL」は別に「萌え」なのではなく、押切もえさん演じるところの、AneCan的に理想のOL像、ぐらいの意味だろうから誤解なきよう。押切もえさんに萌える人には(いるなら)どっちでもいい話だが。 リンク先にある目次で見ていただければわかるが、このコーナーは仕事服の特集「緊急指令 目指せ!働くコンサバNo.1」を構成する3つのコーナーのうちの1つ。こういう雑誌にも倒産みたいな話が出てくるとは、という文脈で話題になったわけだ。ちなみに「激

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  • 小さな英雄を必要とする社会は小さく不幸である、という話 - H-Yamaguchi.net

    「英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」ということばがある。この手のものにはうといのだが、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの作品「ガリレイの生涯」中の台詞らしい。1939年の作品だそうで、事情は知らないが時代背景を考えるとさもありなんという感じはする。 そんなことをふと思い出したりした一件。ずっと小さなレベルでだが、私たちにとってはそれなりに意味があると思うので。できるだけ手短にいきたいのだが無駄に長い文章を書く芸風らしいのでそこは仕様ということでひとつ。 今朝、つまり2010年3月6日のニュースにこういうものがあった。 「線路に男性転落、俳優の池田努さんら救助 表参道駅」(朝日新聞) 東京メトロ銀座線・表参道駅(東京都港区)で4日夜、ホームから線路に転落した男性(71)を、たまたま居合わせた俳優池田努さん(31)と会社員秋山佳範さん(23)が助け出した。電車が

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  • 皆さん「ダダ漏れ」についてちょっと思い違いをしてはいないか? - H-Yamaguchi.net

    「ダダ漏れ」という言葉があちこちで見られるようになった。いうまでもなく、「ケツダンポトフ」の「そらの」さんの活躍によるものだ。事業仕分けやウェブ学会など、名だたるイベントに乗り込んで起きていることをノーカットで中継するスタイルは、マスメディアによる編集された情報に慣れた目には新鮮に映る。「あれはジャーナリズムじゃない」という批判も、もはや無視できない影響力を持っていることの裏返しだ。 とはいえ、もちろん全員とはいわないが、どうも世間の少なからぬ人々の間に、「ダダ漏れ」に関連してある種の誤解があるように思われるのでひとことだけ。ちょっと釣りっぽいタイトルだが、実際若干挑発的でもあり、でも一応割とまじめで、かつ前向きのつもりだったりもする。ちょっと長文。 知ってる人は多いだろうが、そもそも「ダダ漏れ」とは何か?たとえば地域情報サイト「品川経済新聞」の記事「大井町のすし店が「ツイッター割引」-「

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  • 畏れ多くも財務省主計局のお役人様にご降臨いただく話 - H-Yamaguchi.net

    財務省が予算、決算の説明をいろいろなところで行っている、という話自体は一般知識として知っていたのだが、ウェブで希望者を募集していると知ったのは、今はどこだったか覚えていないが誰かのtwitterの書き込みからだった。おおお呼びすれば来てくれるのかそれではぜひ一度呼んでみようじゃないかと考えるのが人情。というわけで、さっそくメールを出したらさっそくメールが返ってきて、あれよあれよという間に実現の運びとなったので取り急ぎ告知。 何がすごいって、地方財務局じゃなくて省、それも主計局の方が直接説明してくれるところ。地方での説明は地方財務局で担当することが多いのだが、東京の場合は主計局から「ご降臨」いただけるらしい。いま注目の事業仕分けでも「大活躍」の財務省主計局。泣く子も黙る主計局。畏れ多くも主計局。いろいろお話を聴いてみたいではないか。あれこれ質問をしてみたいではないか。期待が高まるではないか

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    kousyou
    kousyou 2009/11/16
    周辺を散歩している途中で偶然迷い込まないように気をつけないといけないですね。
  • 自治体をSNS的に運営する、という話 - H-Yamaguchi.net

    2009年10月24日の「朝まで生テレビ」での東浩紀氏の主張が一部で反響を呼んでいる。簡単にいえば「インターネットを使えば小規模自治体はSNS的なかたちで直接民主制として運営でき、政治家はいらなくなる」といったもの。J-CASTニュースでもあまりこなれてない文章で報道されているが、ブログやtwitterなどのあちこちで議論がわいているようだ。 それなりに「過激」な発言ではあるわけで、当然批判も呼ぶ。あくまで印象論だが、「そんなことできるわけないじゃん」みたいな意見は、むしろネットサービスを熟知した人々からの方が強いのかもしれない。いわんとするところはわかる。とはいえ、意味のない主張だとも思わないので、少し考えてみる。 インターネットを活用した直接民主制という考え方自体は別に新しいものではない。試しにぐぐるとこんなのがすぐ見つかるし、いわゆる「電子政府」とか「e-government」とか呼

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  • 選挙公示後のブログ更新についてお役所に聞いてたらい回しにされた件 - H-Yamaguchi.net

    先日、twitterでのつぶやきが選挙運動にあたるかどうか、みたいな話題で一部が盛り上がっていたが、twitterもウェブサービスの1つなわけで、特殊な扱いになるわけがない。とはいえ、そもそも何がいけないんだっけ?というあたりを確かめたかったので、ちょっと聞いてみたら、見事にたらい回しにされたうえにうやむやにされた。ま、こうなるだろうとわかった上でのことなんだが、見事な官僚的対応が面白かったので書いておく。 もちろんこれは個人的に照会して個人的に受けた回答を自分側の記憶をもとに再現したものなので、これが絶対に正しいとか主張するものではない。これを信じて何かやって摘発されても私は関知しないので念のため。関心のある方は自分で聞いてみるといい。たくさんの人がいっぺんに電話してきたら大変だろうけどねえ。 Twitterと選挙について、民主党の逢坂誠二前衆議院議員が総務省に聞いた結果というのをブログ

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  • 「お祈り」する人、される人 - H-Yamaguchi.net

    小ネタ。私は最近やっと知ったのだが、就職活動中の学生たちはけっこう前から「お祈り」ということばを使っていたようだ。「これまで○社からお祈りされちゃった」なんて会話してる。意味はまあ、考えてみれば想像がつくが、「不採用」ということ。かなり普及してるようで、いまや「お祈り」でぐぐれば、この意味で使われた文章がたくさんヒットするはず。 この「お祈り」という表現、いうまでもなく来は書き言葉だ。典型的には「今後ますますのご健康とご活躍をお祈り申し上げます。」みたいに使い方。選考の結果不採用となった場合、その通知の末尾に使われる。口頭でこういうことばを使う状況はちょっと想像しにくいし、いわば時候の挨拶なんかと同じで定型文だから、そもそもそれ自体を意識することにあまり意味はない。 それが日常的に会話の中でも使われることばになったのは、これまた簡単に想像がつくが、電子メールが普及したからだ。私が大学生と

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  • 上級国家公務員は「派遣」にしたらどうだ - H-Yamaguchi.net

    手短に。公務員制度改革に関連して、自民党行政改革推進部の会合が開かれた、という2009年3月24日のニュース。自民党から異論が相次いだそうな。朝日新聞には、中川元幹事長が「これでは事実上幹部降任できない」として、こんなふうに語った、と出てる。 中川氏は(中略)ある程度自由に降格させられるよう幹部職を政治任用の特別職に変えたり、特別職に準じる新たな幹部職制度を作ったりする議員立法をめざす考えを示した。 ふむ。そうかまだ議論の余地があるのか。ではということで、いまさらながら。まあ9割ネタなんだが。 もともと個人的には、上級国家公務員は最初から3年程度の任期制にして、幹部を政治任用にしたらどう?という意見だったので、中川案になんだか近い感じなのだが、そういえば公務員人事は内閣人事局に一元化するのだったな。となると、あれ?とっても似た業態があるではないか。 人材派遣会社だ。 なんだそうか。公務員

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  • JAROS企業金融工学フォーラム「次世代におけるコンテンツビジネスの展望」 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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  • 大人にいいたいこと:だったら成せきも平等にしてください - H-Yamaguchi.net

    だったら成せきも平等にしてください 4年1組 山口 浩 きのう、お父さんが、「これ、どう思う?」と聞きながら、ある新聞の記事を見せてくれました。「小学校に「学級委員長」不在の鳥取県、20年ぶり復活へ」と書いてあります。「鳥取県の小学校には、学級委員長がいないんだってさ」と、お父さんは言いました。ぼくはびっくりしました。 ぼくが、「どうして鳥取県の学校には学級委員長がいないの?」と聞くと、お父さんは、「まあ記事を読んでごらん」と言いました。記事には、こんなふうに書いてあります。 小学校でずっと学級委員長を置いてこなかった鳥取県。「リーダーを選ぶのではなく平等を重視すべきだ」との考えが教員にあり、徒競走でも順位を決めないほどだったが、この春、鳥取市の1校で約20年ぶりに学級委員長が生まれることになった。 「じゃあクラスで話し合いをしたりするときはどうするんだろう」とぼくが言ったら、お父さんが、

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    kousyou
    kousyou 2009/02/13
    オチがブラックでステキです。
  • 内定取り消しをした企業は社名を公表すべきではないか - H-Yamaguchi.net

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  • 人のふり見て我がふり直せ、という話 - H-Yamaguchi.net

    最近、いろいろなところで「反面教師」に事欠かない。人だけじゃなくて組織や団体、もっと大きな「集団」にも例はたくさんある。別に目新しくはないし、笑うのも簡単だが、それだけではもったいない。学んで活かさなければ。というわけで、以下は最近改めて学んだ、やったら恥ずかしいことのリスト。 (1)外見だけ整えているが内面が伴わない 努力したうえで至らないところがあるのは必ずしも恥ずかしくないが、外見だけ取り繕おうとするのは恥ずかしい。それが露呈するのはさらに恥ずかしい。他人の目は予想より鋭いこともしばしばあるし。 (2)情報の流れを阻害する 隠したりすりかえたり、情報の流れを悪くする人には何かうしろめたいことがある場合が少なくない。もちろんしかたない場合、必要な場合もあるんだが、構図があまりにもみえみえだと見ているほうが恥ずかしくなる。 (3)議論や交渉を拒否し自らの主張のみに固執する 何かというとす

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