地元開催の世界フィギュアの独占中継、という絶好の舞台を与えられながら、実況も解説も、トリノ五輪の刈屋アナ&佐藤有香コンビには遠く及ばなかったフジテレビ。 選手が転倒した直後に「今、転倒してしまいました」と意味のないコメントを付ける八木沼純子さんもどうかと思ったが、それ以上に、いちいち無意味なキャッチフレーズを付けるアナウンサーには正直閉口させられた*1。 だが、この日の女子フリー、唯一光ったキャッチフレーズが、タイトルのそれ。 結果的には、前日のエントリーで予告したとおり、逆転優勝という「奇跡」は起こらなかったが、我々は、たぶんそれ以上に意味のある、末恐ろしい16歳の底力、を目撃することになったのである・・・。 できすぎたドラマ 現実の出来事としてはあまりに出来過ぎた展開だったのは確かである。 最終組の一つ手前で滑った中野友加里選手が、最初のトリプルアクセルで転倒しながらも*2、その後うま