朝日新聞の電子新聞「朝日新聞デジタル」が苦境に陥っている。スタートダッシュどころか、8月から有料化した途端に有料読者が激減。人もカネもケチった咎があらわになった。昨年3月、電子新聞を発行した日経新聞幹部は余裕綽々だ。 「朝日はマーケティングを怠り、日経の物まねで始めた。値段も販売もうちの後追い。オリジナルのアイデアも、朝日の読者層にふさわしいコンテンツもない……」 新聞発行300万部の日経は、電子新聞の創刊にあたり有料会員7万人弱、無料登録会員約40万人でスタート。それが、今夏には有料会員15万人、無両会員100万人を突破し、読者を確実に増やしている。かたや800万部の朝日は、7月末までの無料サービス期間に3万数千人まで申込者を伸ばしたが、有料化した途端にガタ減り。結局、有料読者2万5千人前後でスタートした。 ⇒お粗末すぎる朝日の「電子新聞」:FACTA online 月刊誌・FACTAが