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書評と食に関するkowyoshiのブックマーク (35)

  • サザエさんと魚食の伝統:「大衆魚」の誕生を読んで|鷹 輝政

    歌詞に見る卓の情景「お魚くわえたドラ追っかけて はだしで駆けてく 陽気なサザエさん」 表記の一節は、日の国民的アニメ『サザエさん』のオープニングである。誰もが口ずさむことのできるこの曲は、1969年の放映開始当時から使用されていた。東名高速が完成しアポロが月へ行った、高度成長期も終焉を迎えつつある年のことである。 サザエさんが通う魚屋「魚徳」(長谷川町子美術館公式より)。この店は飲店として世田谷区に現存しているこの歌詞からは、当時の卓における魚の消費のされ方が浮かび上がってくる。主婦が家計をやりくりしながら、日々家族の好みにあわせた旬の材を鮮魚店で購入する。持ち帰ってそれを煮たり焼いたりしつつ、卓の準備をする。完成すると、親子三世代がちゃぶ台を囲んで事につく。 このように、明確な性別役割分業のもとで家事を中心となって担っていた女性たちが、不定形で多種多様、かつ調理に手間のか

    サザエさんと魚食の伝統:「大衆魚」の誕生を読んで|鷹 輝政
    kowyoshi
    kowyoshi 2024/03/01
    うーむ>日常的に水産物を口にする生活は、戦後の漁業生産力の大幅な拡大や、流通網の整備、所得の向上などによって日本全体に拡大していった
  • アフリカにも納豆が存在した! 民族植物学者が驚いた、発酵食文化の奥深さ | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    kowyoshi
    kowyoshi 2021/02/16
    ねー>韓国味噌(テンジャン)には、はじめのところで納豆菌も参加していて「ある程度は納豆」だ。味噌チゲを日本の味噌でつくっても味噌汁にしかならない。本場の味に近づけたければ隠し味に納豆を加える
  • 『謎のアジア納豆』 - HONZ

    書店で書を手にとって、巻頭パラパラと数ページめくってからこの解説文で概要を知ろうとする人も多いと思うので、まず結論から言う。 このは傑作だ。あなたの納豆観を覆し、しかも納豆を入り口にアジア中の辺境民族文化の旅へと誘い、さらに現代におけるディープな旅とは何か?という問いかけまでが含まれている。「買おうかな?どうしよっかな?」と悩んでいる暇はない。今すぐレジに持っていって納豆をべながら書を貪るように読まれたい。以上終わり! …というのは解説文としては不親切なので、数ページもらって書の魅力、そして納豆文化の魅力についてガイドしようと思う。申し遅れたが、僕は発酵文化の専門家として、世界各地の不思議な発酵や微生物を訪ねてまわるのを生業としている。文中の著者の問いかけに僕なりに答える形式で、の理解をさらに深める手伝いができれば幸いだ。(ちなみにここから先はネタバレを多数含むので、もう絶

    『謎のアジア納豆』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2020/06/11
    ちなみにアジア納豆については、高野さんがメジャー空間に知られるきっかけとなったクレイジージャーニーでも紹介されていたよ(ハードカバーの本が出る前後の時期)。
  • 日本のカレーの原点は? 英国に予想外の事実が! 「黒船カレー」で読み解く日本のカスタマイズ食文化 | JBpress (ジェイビープレス)

    データ解析技術を駆使して、もし「料理の独自発展度」を国ごとに数値化できたら、日は最高レベルに入るのではないか。入ってきた料理レシピに忠実に作るだけでなく、自分たちに合うように独自にカスタマイズしてきた事例を日人はたくさん持っている。ラーメン、ケーキ、焼肉もそうだ。 もうひとつ、独自のカスタマイズという点で忘れてならない料理がある。「カレー」だ。 日カレーは、明治期の文明開化とともにイギリスから入ってきた。それから150年近く。カレー粉で作ったカレーソースに肉や野菜の具材を入れ、ライスにかけてべる日カレーは、料理人にも家庭の主婦にも改良を加えられ、独自に発展してきたものだ。 なぜ、日人は、そこまでカレーを独自に発展させることに執心してきたのだろう。この謎に深く迫れるがこの8月に出た。水野仁輔著『幻の黒船カレーを追え』(小学館)だ。

    日本のカレーの原点は? 英国に予想外の事実が! 「黒船カレー」で読み解く日本のカスタマイズ食文化 | JBpress (ジェイビープレス)
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/08/19
    遠藤哲夫と江原恵は「日本式カレーは汁かけめしの延長線」という説を提唱していたが、この本ではどうなんだろう
  • えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』 - HONZ

    初のお雑煮のムックである。著者の粕谷浩子さんは、お雑煮が好きすぎて、各地のべ比べレトルトパックの会社を立ち上げた情熱の人だ。その道のりは我々が想像するより、ずっと険しいものだった。お雑煮はレストランなどに無いため、粕谷さんは「地元の人と銭湯で仲良くなる作戦」などを駆使して、奥深いお雑煮の世界を丹念に調べていくしかなかったのだ。47都道府県のお雑煮を一挙に紹介した書は、そんな努力が結実した日文化史上の記念碑的作品である。 私はイベントや出版企画をまとめる仕事をしていて、その過程で、家でゴキブリを飼育してべる女性や、古墳が大好きなシンガーソングライターさん、鉄工所を営むかたわらエスカルゴの養殖をされている方など、多くの面白い方々とお会いしてきた。粕谷さんは、その中でも対象物に向けられた情熱のピュアさ加減が、ほんとに、ズバ抜けた人なのだ。初対面で、これは普通じゃないと私は感じた。

    えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/12/10
    お腹空くなあ
  • 『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ

    育では、一緒にべることの大切さ、家族揃って卓を囲むことの大切さが説かれます。けれど、商売をやっている家庭や、親が働いている家庭では、一緒に卓を囲めないのは当然で、親が用意した汁を自分たちで温めて、子どもだけでべる。そんな家庭はたくさんあると思います。それでも、大切なものはもうすでにもらっています。それが手作りの料理です、愛情そのものです。だから、別に一緒にべることばかりが大切じゃないのです。 だれもいない夜、両親の帰りが遅いとき、鍋焼きうどんの材料が全部入った皿が台所に用意してあったら嬉しいでしょう。うどん、鶏肉、かまぼこ、しいたけ、ねぎの切ったものが入っています。一人用の土鍋に入れて、だし汁を張って火にかけて煮立てて、うどんを煮込みます。熱々の鍋焼きうどんをテレビの前で一人でべた夜は、私にとって大切な思い出です。 このくだりを読んで、胸がじんとして、涙が出てしまった。しばら

    『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/25
    具だくさん味噌汁を具だくさんカレーに置き換える実験>飯と具だくさんの味噌汁があれば、あとは香の物で良い。これが基本形である
  • 『ジビエ教本 野生鳥獣の狩猟から精肉加工までの解説と調理技法』自分で獲って、自分で捌く - HONZ

    ジビエレストラン「LA CHASSE(ラシャッス)」がどこにあるか直ぐに分かる人はかなりの通である。住所は港区六木三丁目で、泉ガーデンの首都高環状線を挟んで向い側の、先日オープンしたばかりの六木グランドタワー(六木三丁目東地区計画)の直ぐそば、六木通りから少し入った寄席坂の上の方にある。この都会の喧騒の中にポツリと佇む隠れ家レストランをわざわざ訪れるのは、かなりのジビエ好きである。 「ジビエ」とは野生の鳥獣のことで、転じて、それらの料理を指す言葉としても用いられる。つまり、鴨、山鳩、山鶉、雉子、雷鳥、蝦夷鹿、熊、兎、猪など野生の材を使った料理が「ジビエ料理」である。高タンパク低カロリーで肉の旨みの詰まったジビエ材は、日でもここ最近急速に人気が高まっている。 ワインとの取り合わせをソムリエ試験的に言えば、「羽のジビエはブルゴーニュの高級な赤ワイン、毛のジビエの煮込みは南西地方か

    『ジビエ教本 野生鳥獣の狩猟から精肉加工までの解説と調理技法』自分で獲って、自分で捌く - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/04
    リアル「ハントクック」か>サーブする肉が全て自分で獲ったものなどという店が、東京で他にあるのだろうか
  • 突撃!ジャングル奥地の納豆ごはん『謎のアジア納豆』 - エキサイトニュース

    喜んでべ終えると、翌日からはまた、べなれない現地の事に戻ってしまった。 キツネに化かされたような体験だが、その後もアジア各地で「それらしきもの」を見た。 納豆風味のせんべいやスープ。 日人が、日滞在歴の長い外国人によくする質問がある。 「納豆はべられますか?」 みんな納豆が日独自のものと思っているが、当にそうだろうか。 テロリストに襲撃されながらもソマリア取材を慣行した高野が、姿勢はそのままに目標を大きく変えた。 「日人もトナオをべる!?当!?」 アジア納豆「トナオ(トゥナオ)」は簡単に見つかった。 「ナットウ」と名前が似ているのは半分偶然ではない。中国文化を受けているから、トゥは「豆」が由来だ。 トナオはミャンマーをはじめ、アジア各地でべられている。 ワラではなく、シダやイチジクの葉に包んで発酵させるのが特徴だ。 糸引きは弱いが、味や香りは日のものに近い。 生

    突撃!ジャングル奥地の納豆ごはん『謎のアジア納豆』 - エキサイトニュース
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    kowyoshi 2016/06/05
    パー・ナンピック食べてみたい>納豆、唐辛子、ネギ、ニンニク等を練って味噌状にしたものを、大きめの魚に詰める。魚ごと強火で一気に揚げる
  • 404エラーページ|神戸新聞NEXT

    指定されたページまたはファイルは削除されたか、存在しないため、見つかりませんでした。URL、ファイル名にタイプミスがないかご確認ください。

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    kowyoshi 2016/05/30
    とはいえ農水省と全納連の納豆の国際規格化は手前納豆の中でも最低の愚策ではある>アジアの各地にあのネバネバをズルズルとすすっている人々がいる。我らの納豆こそ一番美味いと思いながら
  • 謎のアジア納豆――そして帰ってきた〈日本納豆〉 | 高野秀行 | 評者◆高坂浩一(堀江良文堂書店松戸店)|図書新聞

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    kowyoshi 2016/05/23
    これは感動した>縄文時代から納豆が食べられていて、しかも最初に食べ始めたのは人間ではないかも知れないという、高野さんが立てた仮説
  • 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで - HONZ

    高野 秀行の最新刊は、固定観念の外側を探検する。テーマはずばり、納豆とは何か? ともすればアカデミックに着地してもおかしくないテーマを、おなじみ高野流の足取りで核心へと迫っていく。このアプローチをアカデミック界の鬼才は、どのように評したのか? 昨夏『世界の辺境とハードボイルド室町時代』で魔球対決を繰り広げた清水 克行氏に、書のレビューを寄稿いただきました。(HONZ編集部) 私自身もそうだが、東日に生まれ育った者ならば、誰しも納豆については、大なり小なり一家言あるのではないだろうか。関西の知人から納豆はダメだという話を聞くたびに、心の中の優越感を隠し切れないし、たまに外国人で納豆がべられるという人に出会うと、「なかなかやるじゃないか」と、急に親しみを覚えたりする。その根底には、あのニオイとネバリの良さが、そう簡単によそ者にわかってたまるか、という思いがある。納豆はクセがあるだけに、他

    『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで - HONZ
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    kowyoshi 2016/05/06
    最初「次は何をテーマにします?」「納豆をやってみようかと」と話を聞いたときは「それで話が広がるのか?」と思ったが、その後の講演でこの本にもあるアジアの納豆話を聞いたとき「すげえ」と思ったわ。
  • 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ - HONZ

    ある時をきっかけに、べ物のイメージがガラリと変わることがある。個人的に最も驚いたのは、はじめて四川料理の店で辛い麻婆豆腐をべた時のことだ。俺は今まで何をやっていたのだろうかという激しい後悔と同時に、麻婆豆腐というものへの理解が革命的に変わっていくことを実感した。 高野秀行にとっては、それが納豆であったのだろう。ある時、ミャンマー北部のカチン州での取材中にべた、日のものと全く変わらない納豆卵かけご飯。しかも現地の人たちは納豆のことを、業界人ばりに「トナオ」と呼んでいるではないか。さらにその後、タイ、ネパール、インド、ブータンといった他のアジア諸国においても、納豆もしくは納豆もどきのべ物と何度となく遭遇することになる。これを見逃す高野ではなかった。 書は「納豆の起源と変遷を解き明かす」というテーマを目的に、アジアの奥地から日の東北地方、はたまた固定観念の外側までを探検した一冊であ

    『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/06
    高野さん、DPZあたりとコラボして納豆イベントやってほしいなあ
  • 悔しいけれど日本は「納豆後進国」だったようだ HONZ特選本『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 | JBpress (ジェイビープレス)

    (文:清水 克行) 私自身もそうだが、東日に生まれ育った者ならば、誰しも納豆については、大なり小なり一家言あるのではないだろうか。関西人から納豆はダメだという話を聞くたびに、心のなかで密かにその味覚の狭隘さを哀れむし、たまに外国人で納豆がべられるという人に出会うと、「なかなかやるじゃないか」と、急に親しみを覚えたりする。 その根底には、あのニオイとネバリの良さが、そう簡単によそ者にわかってたまるか、という思いがある。納豆はクセがあるだけに、他のべ物と違って、それを好む者同士の連帯感や自尊心をつねに複雑にくすぐるもののようだ。 打ち砕かれる私たちの納豆に対する既成概念

    悔しいけれど日本は「納豆後進国」だったようだ HONZ特選本『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 | JBpress (ジェイビープレス)
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/05/06
    絶対面白いの分かってるんだけど、この本まだ買えていない…/買った。すげえ本だった
  • エシカルな食の行方を問うことについて、欧米が先行しているのは残念だ。日本こそそこに追いつかねばならないことを思い起こさせる本 ダン・バーバー 「食の未来のためのフィールドノート」

    やまけんの出張い倒れ日記HOME エシカルなの行方を問うことについて、欧米が先行しているのは残念だ。日こそそこに追いつかねばならないことを思い起こさせる ダン・バーバー 「の未来のためのフィールドノート」 エシカルなの行方を問うことについて、欧米が先行しているのは残念だ。日こそそこに追いつかねばならないことを思い起こさせる ダン・バーバー 「の未来のためのフィールドノート」 書評: ダン・バーバー 「の未来のためのフィールドノート」 上・下 NTT出版 僕が「エシカル」(倫理)という言葉に出会ったのはたしか2008年の頃。愛媛大学の准教授をしている野崎という親友からきいた話が発端だ。 「やまけん、ヨーロッパやアメリカではエシカル・ソーシング(Ethical Sourcing)という考え方があってやな。倫理的な調達(仕入)をしないといけないということで、つまり相手企業や国

    kowyoshi
    kowyoshi 2016/03/27
    ほんとこれ>クロマグロやウナギの乱獲は、日本では 「高くなって庶民は食べられなくなるかもしれない」 ということばかりが言われるが、諸外国から観れば「日本が種を絶滅させようとしている」と批判されている
  • カレーライス成立の謎に迫る食文化ミステリー!『カレーライスと日本人』 - HONZ

    先日、友人カレーべに行った。和風の店構えに「インドカレー」の看板、だけどメニューにはパキスタンカレーと書かれている、たぶん、パキスタンカレーのお店だ。寿司屋を居抜きでそのまま使っているらしい。店内には小上がりもある。でもそんなことはどうでもいい。鮮烈なスパイス、油がたっぷり使ってあるはずなのに、後味は爽やかだ。うまい。35年生きてきたが、ジャパニーズ・カレーライス以外のカレーべたのは初めてであった。 大学では東洋史研究室に所属し、ついていた先生は東南アジア史がご専門、友人はインドネシア・マレー史を学び、当時付き合っていた彼氏は北インド史を学んでいたにもかかわらず、スパイスに縁のない人生を送って来た。そのことを大いに悔やんだ一であった。なぜだろう。皆、研究旅行のお土産は煙草か茶葉かドリアンキャンディー。カレー粉であったなら、と、セットのラッシーを飲みながらずうずうしく考えた。 そ

    カレーライス成立の謎に迫る食文化ミステリー!『カレーライスと日本人』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/09/03
    小菅桂子の「カレーライスの誕生」については遠藤哲夫が批判エントリーを上げているんだよな。http://homepage2.nifty.com/entetsu/bukake/danko_karei.htm
  • 『慈悲深き神の食卓 イスラムを「食」からみる 』 - HONZ

    カイロの道端で著者は「それまでの生涯で見た一番粗末な事(パンと小さな一束のネギ)」をしている男性2人から手振りで「いっしょにべないか」と誘われる。その仕草はごく自然であった。著者の眼は啓かれる。ムハンマドは「二人前のべものは三人に十分である」と語り残したではないか、と。書は、「」を通して、ともすれば誤解のされやすいイスラムの教えの質に迫ろうとする力作である。 イスラムのと言えば、厳しい物禁忌から連想される制限の多いきわめて禁欲的な事、あるいは千夜一夜の物語から思い浮かぶ手の込んだ料理の並ぶ贅沢な卓のイメージが連想されるが、クルアーン(コーラン)は、「べたり飲んだりしなさい。だが度を越してはならない」と中庸を教えているのである。 「同じ習慣をもつことによって、集団的アイデンティティが成立、存続するのは一般的である」のだから、何もイスラムが特殊なわけではない。日にも多

    『慈悲深き神の食卓 イスラムを「食」からみる 』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/09/02
    ほほう>有名な豚肉について言えば「責任能力のある者が、ほかにも選択肢がある状況で、豚肉を食べるという行為」だけが禁止されている
  • 自炊の味方『小林カツ代のお料理入門』

    料理をおいしくするコツが、やさしく伝わる一冊。 我が家で最も信頼されているレシピは、小林カツ代シリーズになる。料理一年生ではないけれど、味付けの勘所だとか、おいしくなるひと工夫を、ピンポイントで教えてくれるから。3~4人ぐらいだと、彼女のレシピが一番いい。 ところが書は、趣が違う。わたし+誰かのための料理ではなく、わたしだけの美味、ひとりごはんを目指してるところ。いつもの家族向けというより、一人暮らしの自炊の味方となっている。ひとりだと、節約+満腹に目が行きがちだが、彼女のポリシーだと、「ひとりのご飯こそ贅沢においしく」になる。結果、料理のラインナップは、かなりユニークだ。 たとえば一品目、すき焼き。ひとりすき焼き!? 鍋物って大人数で囲むイメージが崩れさる。しかも、ポイントがシンプルだ。すき焼きで大事なのは、「葱は必ず焼きつける」だそうな。一以上、斜めに切って、びっしり鍋底に敷きつ

    自炊の味方『小林カツ代のお料理入門』
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/04/16
    小林カツ代(的な日常の日本の食事)こそクールジャパン(和の食いう意味で)と言ってみるテスト
  • 『あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか』 - HONZ

    ホッケの干物といえば居酒屋メニューの定番。大皿にもおさまらないくらい大きくて、仲間たちとワイワイつつく魚。家で焼こうとしようものなら、魚焼きグリルからしっぽがはみだしてしまうような。 ところが、そのホッケがいま、年々小さくなっているという。それこそアジの干物ほどの大きさに。しかも値段は高騰、居酒屋メニューのような庶民の味ではなく高級魚になってしまったというのだ。たしかに言われてみると、スーパーの鮮魚売り場で見かけるホッケは、こじんまりと品よく高い。なぜこんなことになったのか。 ホッケの漁獲量が減ってしまったのだ。もはや海に大きなホッケはほとんど見当たらなくなっているという。1998年の20万トンをピークに、2011年にはなんと!75%減のたった5万トンになってしまった。獲りすぎたのだ。 こうして獲りすぎて、いなくなってしまった魚はホッケだけではない。マイワシ、ニシン、マサバ、ウナギ…。クロ

    『あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/01/26
    ホッケは流通・小売りが居酒屋で食べやすいサイズをご所望ということで、未成熟でまだ根についてないホッケの群れを一網打尽で乱獲。そのせいで、今やホッケは輸入物ばかり…と聞いたことは何度もある。
  • 激ウマ&激マズ。へんてこ生物、捕獲せよ! 笑って、喰らって、ためになる『外来魚のレシピ』 - HONZ

    いきなりこんな写真でスミマセン。このワイルドな料理は、「アリゲーターガーの丸焼き」。アリゲーターガーは「顔はワニ、味はトリ」という、北米および中米原産の魚である。いかにも異国情緒漂わせまくりのこの魚が、じつは今、東京や横浜の川にもバッチリ生息している。 書はタイトルどおり、こうした外来魚を料理してべたレシピ集……といっても、著者自らが外来魚を求めて日各地に出没し、ときには体をはって巨大魚と格闘し、捕獲するところから始まる。 著者の胃袋におさまったのは、外来生物の代表格・ブラックバスやブルーギルなどの魚をはじめ、カミツキガメや、アフリカマイマイという巨大カタツムリなどなど。 著者と、沖縄で捕獲した体重34キロのワニガメ(これはべずに専門施設に引き渡し)。人の指くらい軽くいちぎれる危険生物が、日ですでに野生化している。 このような異国の生物がウヨウヨしているため、多摩川などは「タマ

    激ウマ&激マズ。へんてこ生物、捕獲せよ! 笑って、喰らって、ためになる『外来魚のレシピ』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/10/26
    あらそうなんだ>※本の写真は口絵・カバー以外はモノクロですが、本記事では出版社の許可をとりカラーで掲載しました
  • 気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている(村瀬秀信著)交通新聞社 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    昨年、多くの野球ファンの耳目を集めた『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』(双葉社)は、とても素晴らしいノンフィクションであり、選手・球団関係者のインタビューを交えた内容は、文字通り涙なくしては読めない心打つものであった。 しかし、個人的に著者・村瀬秀信氏の当の良さは第4章「マルハと漁師」にあると考えている。その章は球団史の紹介なのだが、これが滅法(めっぽう)面白くて、こういったものは得てして退屈な読み物になりがちなのだけれど、プロの当のライターによって書かれた「読ませる」文章に仕上がっている。また、注目すべきは小見出しの巧(うま)さ。例えば文中に「悪夢のような釣りロマン」「“獲(と)れない漁には出ない”とタバコをふかす漁師の姿」というフレーズを見つけて、微笑をこらえられない人はいないのではないか。著者が只者(ただもの)ではないというのが感じられる。 書は数年間にわ

    kowyoshi
    kowyoshi 2014/07/22
    興味深いが、書評中で小見出しについての言及が二度も出るのはどうなんだろう