県文化財保護協会の発行する郷土史料「みちのく双書」が大量に売れ残り、県立図書館(青森市)の書庫に約3000冊の在庫が保管されている。県の歴史を知る貴重な“知の集積”を眠らせておくまいと、同協会は編集方法の見直しなどの検討を始めた。 同協会は、県内の文化財の発掘や保存、紹介などにあたる民間団体。学者や郷土史研究家などが1955年に設立し、翌年以降、会員が各地の古文書を解読した「みちのく双書」を年1〜3巻のペースで発刊している。 双書は多くがA5判で、200〜300ページほど。これまでに計75巻を発刊し、1部300〜7000円で販売してきた。県教委も64年度から毎年度、50〜100万円を助成している。 「青森県教育史」「津軽史」「八戸藩の海運資料」など、郷土史研究に欠かせない文献として高い評価を受け、90年代半ばまでの発刊分はほぼ完売した。しかし、その後は売れ行きが鈍り、2008〜10年に上〜
最近、本屋さんでブックカバーを希望しない人が増えてきているそうだ。 読書の秋が過ぎた今、実際どうなのか本屋さんに聞いてみた。 「本不況、本が売れないというのももちろんありますが、今は本を買っても“そのままで”と言う人が増えてますね」 と、全国チェーン展開している本屋さんは口を揃える。 「駅の近くにある本屋ではブックカバー率が高いそうです。電車の中で読むためでしょうね。ただしそれも以前に比べると減ってきています」 昔は本を汚したくない、本を傷つけないためなど、本を守るためにブックカバーをつける人が多かったそう。 しかし現代は本は貯蔵するよりも読み捨て、すぐに売るという声が多い。そこでブックカバーなど面倒なものはつけず、購入していく人が増えたのではないかと書店員さんは言う。 それに最近はネット通販で本を買う人が多いせいもあるだろう。ブックカバー無しで送られてくるため、そのまま持ち歩く人が増えて
立ち読みは日本の文化だと信じてやみません。自分が立ち読みで育ってきたことが影響しているんですが、最近は立ち読みの出来る本屋が減ってきてとても残念です。小中高と家の近くに立ち読みが可能な店があり、休みの日には開店10時から夜の7時、8時まで立ち読みしていたのはいい思い出です。 今回の話は決して「立ち読みさせろ!!」と強く言いたいわけではありません。時代がもうそれについてきていないんだと思います。ただ、コンビニであったり、立ち読み可な書店であったり、ブックオフのようなお店であったりと立ち読みのできる場所は多々あるわけで。以前ですが、勝手に立ち読みのルール(マナー?)というものを定義してみました。 1.やるなら堂々とやる 2.本を汚さない 3.座らない(ただし、足が棒になりすぎるのは危ないので適度な屈伸は可) 4.本棚に向かって立つ 5.お店の人の邪魔をしない 6.他の立ち読み客と譲り合う 7.
そういうわけで、文庫本、買ったよ。 盛り上がった「ばなな居酒屋事変」の件は、「すいか」というタイトルで129ページから。活字中毒Rで概ね紹介されてるし、あちこちで少しずつ書かれてるから、だいたい内容は、その通りなんだけど。 まあ、縦書きの明朝体の文章で読むと、少し印象は違うかな。 誰が悪いとか、社会がどうとか、ビジネスはかくあるべきとか、そういう話ぢゃないんだよね。 ただの読み物、それだけ。 なるほどなっ、と頷くとか、深いぜっ、とかいう話ちゃなくて、軽い読み物。読んで、どうこうとか感想があるわけでもない、なんつか、軽いの、とにかく。 今回の件で、なんとなくばななタンの思考が鼻についた、っていう人は、たぶんそのままの感想になると思う。とにかく、自分中心の世界が、そこにはぐるぐる音を立てて回ってて、自分と仲間には「いろいろな事情があるもの」なんだけど、自分以外の敵には事情なんて無いし興味も無い
家庭用から軍関係まで、ニーズに合った恐竜を紹介し、入手方法や飼い方を解説する。 ヴィクトリア女王がいいことを言っている。「恐竜に飽きた人は、すでに人生に飽きている。なぜなら、恐竜には人生がもたらす全てが備わっているのだから」。"恐竜"と一口でくくっても、賢いもの、速いもの、芸達者なものと沢山ある。そんな中から、価値観や趣味・用途に応じて、最適なパートナーとなる種類を教えてくれる。 たとえば、初心者がマンションで飼うなら。コンピー(コンプソグナトゥス)が一番だという。ニワトリぐらいの小ささながら、順応性や耐寒性が高く、飼い主に従順だからだ。排泄のしつけも覚えられる知能もあり、キャットフードや残飯で育つ。なによりも子ども好きなところがいいそうな。 あるいは、収益性の高い牧場経営に向いているのが、リオハサウルスだという。パンパスに放し飼いにし、新興ハンバーガーチェーンに提供するわけだ。同時に、ス
2009年05月20日16:30 カテゴリTaxpayer書評/画評/品評 紙の本が90%亡くなって欲しいと弾言したくもなる、たった一つの理由 私もまた、この発言を眠たいものと感じた。 「紙の本は電子書籍に駆逐されない」と出版社CEO - ITmedia News 「(紙の書籍が)こうした新しい選択肢に完全に取って代わられることはないだろう。両方のモデルがある程度統合されることになるのではないだろうか」とMondadoriのCEO、マウリッツィオ・コスタ氏は国外ジャーナリスト向けの会見で語った。 「もちろん、ある程度の“紙離れ”はあるだろう。だが、ページをパラパラとめくる楽しみや印刷された紙の味わい--そういったものはこれからも残っていくはずだ」と同氏。 その一方で、こうならないとも弾言できる。 紙の本が100%亡くなると断言できる、たった一つの理由 - 今週の天牌 何死ぬほど眠たい事言っ
ブックオフ株を大日本印刷、講談社、小学館、集英社らが取得へ(海難記) 仲俣さんの記事で知って仰天!&新文化の続報。 講談社、小学館、集英社とDNPグループがブックオフ株式約30%を取得へ(新文化) またしても筆頭株主としてDNPがここで登場しているんですが、今回の主役は出版大手三社ではないかと思われます。出版大手三社がブックオフ株を取得するために、まずブックオフとDNPの両方につながっている丸善に相談、丸善が影のフィクサーとなって、ブックオフの投資会社に話をもっていき、DNPに資金を出させたという構図っぽい気がします。DNPはICタグの件で若干のメリットはあるものの、ブックオフとなると自社の主業務と直接的なシナジーは生みにくいので、今回は出版大手に恩を売るという感じだったのではないかと推測します。 これによって、大手三社は、断裁していた返品余剰在庫を堂々とブックオフに売ることができるように
麻生太郎首相が外務大臣時代の平成19年6月に出版した「とてつもない日本」(新潮新書)が10日、全国で爆発的に売れるという珍現象が起こった。 これまでの発行部数は約20万部だが、支持率の低迷とともに現在はほとんど「死んだ状態」(出版関係者)だった。ところが、アマゾンの書籍ランキング(11日現在)で4位に急浮上。書籍販売動向の指標とされる紀伊国屋書店全店の売り上げも、8日には5冊だったものが、9日に224部、10日に272部と跳ね上がった。 この背景は、ネット掲示板「2ちゃんねる」で火がついた「3月10日に本屋で麻生太郎の本を買おう!」という“祭り”。3月1日にたてられたスレッドに、呼びかけ人はこう記している。 「麻生首相がマスコミや各所からバッシングを受け、支持率も低迷している今だからこそ著作購入を通して麻生首相支持を表明するイベントのスレです」 「2ちゃんねる」に詳しい札幌国際大学の大月隆
祖母の白寿のお祝い 先日、満99歳(数えで100歳)になった祖母の白寿のお祝いをやった。 さすがに身体のあちこちに不具合が出てきており、そろそろ本格的に外出も難しくなってきたので祖母と一緒に家族で集まれるのはたぶんこれが最後だろう。 下は0歳から上は99歳までいるので、移動と諸々…
Amazonに本を卸していた会社が倉庫を放棄。大量の本の無料配布に人々が殺到! 2009年03月02日 17:00 by.Shinohara 「この倉庫の中にある本、タダで持ち帰り放題!」そんな謳い文句が書かれた倉庫があったら、どうしますか? もちろん中に入って好きなだけ持ち帰っちゃいますよね。そんな夢のような倉庫が、イギリスに誕生したんです――と言っても、期間限定ですけど。 イギリス、ブリストル。ここに、Amazonに古本を卸していた古本会社Bookbarnがレンタルしていた倉庫がありました。しかし、Amazonとの契約が終了し、売られるはずだった古本もそのままの状態で倉庫のレンタル期間も切れてしまいました。 倉庫のリース会社は、もちろん古本を処分するようにBookbarnに要求します。「何とかしろ!」「でも量があまりにも多すぎて……」 対策に頭を悩ませていた担当者のう
『殴りあう貴族たち 平安朝裏源氏物語』を読みました。*1 雅やかなイメージの平安貴族。その実態がいかに暴力にまみれていたかを、賢人右府と呼ばれた藤原実資さんという人の日記に基づいて検証しています。 テーマがテーマだけに、目次には「従者を殴り殺す」「強姦に手を貸す」「天皇、宮中にて女房に殴られる」、「法皇の皇女、路上に死骸を晒す」等々、暴力的で陰惨すぎる見出しが…。 凶悪度で目立っているのが、権勢を誇った藤原道長の一門の人々。 気に入らない役人を拉致ってよってたかってボコボコにしたりとか、牛車に雨あられのように投石したりとか、そんなのばっかり。苦労知らずのおぼっちゃんの代になると、わがままが抑えられなくて子どもっぽいから凶悪度は二割増し! 宮中生まれ宮中育ち、悪そうなヤツはだいたい友達…(だから強姦にも手を貸す!)。 貴族だけでなくて、それに仕える従者の暴れん坊ぶりというのもひどくて、これを
『史上最小の神話小説集』を謳うクトゥルー神話短編集「リトル・リトル・クトゥルー」は30日発売みたいだけど、29日までにメロンブックス・K-Booksには並んでいた。表紙にはカラフルなヨグ様(ヨグ=ソトース)のお姿があり、オビの謳い文句が『こわい?かわいい?きもちわるい?800字で書かれた111編の宇宙的恐怖!』。 『リトル・リトル・クトゥルー』は、東雅夫の幻妖ブックブログで募集された800字縛りのクトゥルー短編を111本収録したものみたいで、書籍情報では『プロとアマが一堂に会して、一編が800字で完結する掌編を執筆。とてつもない奇想、身も凍る戦慄、ドス黒い哄笑……読むほどに唸らされる驚愕の全111編』を謳い、各収録タイトルはこんなの。 なお、応募作が掲載されているひとやすみ読書日記さんでは『最初に聞いた時は「800字でクトゥルー神話なんてデキッコナイスよ!フジウルクォイグムンズハーって書く
今回は「のんびる11月号」に掲載されている「牛久製本同好会」のリポートをお届けします。 私は2年ほど前、「日本中の図書館で、近年本を借りる人のマナーが悪くなり、ページが破られたり落書きされたりした本が増え、困っている」という新聞記事を目にし、印象に残りました。『傷んだ本はどうなるのだろう・・・?』と常々思っていました。 そんな私に8月末、編集室から(ボランティアで図書館の本を修復する活動をしている)「牛久製本同好会」の取材依頼が届きまして、「これは日頃抱いていた疑問を解決するチャンス!」とばかり、喜んで私はその話に飛びつきました。 取材したのは9月3日の水曜日。毎週水曜日の午前中が会の活動日なのです。牛久市立中央図書館の1室で会員の皆さんが本の修復作業をしている現場にお邪魔しました。私が訪問したときは8人が修復作業をしていました。 綴じがバラバラになった本の綴じ直しの作業をする会員さん。
ボクは中公と文春が好きです。 岩波はあんまり面白くないと感じています。 つくまは買ったことないけど 似たような平凡社は結構好きなほうです。
HUGO HALLさんから嬉しいお知らせが届きました。“クイーンズブレイド”で見事に“ロストワールド”シリーズを甦らせたホビージャパンが、今度は“ファイティング・ファンタジー”シリーズの萌えバージョンを出すことになったそうです。今回萌え化されるのは『死のワナの地下迷宮』と『地獄の館』の2冊で、12月29日に発売されるとのこと。 どういう形で萌え化されるのかといいますと、どうやら主人公が女の子になったり、イラストが萌え系になったりするようです。訳文は、現在鋭意進行中のケータイ・ゲームブック用に訳されたものがもとになっているとか。 いやあ、やっときたなあというのが、このニュースを聞いてまず最初に思ったことでした。1980年代のブームが去り、すっかり“懐かしアイテム”的なマニアグッズになってしまったゲームブックでしたが、これでやっと、新しい客層をつかめる可能性が出てきたような気がして、少し興奮し
とんでもない旅行記。 臨場感たっぷりの破天荒さに、最初は小説だと思ってた。それっぽい表紙は映画化されたスチルなんだと信じ込んでた。 ところが、これが本物のノンフィクションだと知ってのけぞった。 だいたい、赤道直下のコンゴ奥地に恐竜の生き残りを探しにいくなんてどうかしてる。しかも、そのために全財産を投げ打って追っかけるなんて、オツムがあったかいとしか言いようのない。 蚊、ノミ、ダニ、シラミ、ナンキンムシ、アブ、ブユ、ツェツェバエ――血と汗を吸い、皮膚の下にタマゴを生みつけようとするやつら。爪の間や性器に入り込もうとする線虫・回虫・寄生虫もあなどれない。そしてゴキブリ!ベッドマットを持ち上げたらゴキブリがざーっとあふれ出る場面は全身トリハダ立ちまくり。 マラリア、眠り病、梅毒、イチゴ腫、エイズ、エボラ出血熱、コレラ―― 描写のいちいちが克明で、読んでるこっちが痒くなる。風土病や感染症だけではな
先日、とあるA5サイズのマンガ単行本を買ったのですが(名前は伏せておきます)、それを明けた途端妙な違和感が。正体はすぐにわかりました。紙に微妙に色がついているのですよね。新品なので、一瞬保存状態が悪くて日焼けしたのかと思いましたが、触ってみるとどうやらそういう紙質のよう。なんとなく学生時代にテストで出た藁半紙を上質にしたような色。まあ、読めることは読めるけど、単行本を読むにしてはちょっと気になるなあという感じ。まあそれが単行本では少数派だったのでそう感じたのかもしれませんが。 ここで気になって、自分の手持ちのいろいろな単行本を集めてきて、インクがのっていないところをよく見比べてみました。すると、紙質がだいぶ違うのですよね。少年マンガ誌の単行本と4コママンガ誌の単行本では、ページをめくるときの堅さが違うので多少はわかっていたのですが、改めて見直すと決行違うなあというのを実感しました。製紙業で
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