大阪府の松井一郎知事の秘書(35)と元秘書(30)が、松井知事が社長を務める電気工事会社から給与の支払いを受けていたことが分かった。企業による秘書給与の支払いは政治家への寄付にあたるが、松井知事が当時支部長だった自民党支部の政治資金収支報告書に記載していなかった。政治資金規正法に抵触する恐れもある。 会社などによると、未記載は少なくとも08~10年で約1400万円分。2人は同社社員として勤務し、同社から給与の支払いを受ける一方、秘書は03年4月ごろから、元秘書は06年2月ごろから、それぞれ松井知事の秘書業務を担当。後援会のあいさつ回りに同行したり、運転手を務めたりしていた。 一方、松井知事が支部長だった「自民党府八尾市第1支部」(解散)の収支報告書のうち、少なくとも08~10年分には同社からの寄付の記載はなかった。 松井知事は29日の会見で「(2人には)会社の仕事をしていることに対して報酬