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ブックマーク / synodos.jp (23)

  • 「趣味の歴史修正主義」を憂う/大木毅 - SYNODOS

    拙著『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)を上梓してから、およそ3 か月になる。幸い、ドイツ史やロシア・ソ連史の専門家、また一般の読書人からも、独ソ戦について知ろうとするとき、まずひもとくべき書であるという過分の評価をいただき、非常に嬉しく思っている。それこそ、まさに『独ソ戦』執筆の目的とし、努力したところであるからだ。 残念ながら、日では、ヨーロッパにおける第二次世界大戦の展開について、30 年、場合によっては半世紀近く前の認識がまかり通ってきた。日のアカデミズムが軍事や戦史を扱わず、学問的なアプローチによる研究が進まなかったこと、また、この間の翻訳出版をめぐる状況の悪化から、外国のしかるべき文献の刊行が困難となったことなどが、こうしたタイムラグにつながったと考えられる。もし拙著が、そのような現状に一石を投じることができたのなら、喜ばしいかぎりである。 しかし、上のような事情から、日

    「趣味の歴史修正主義」を憂う/大木毅 - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2019/11/18
    大木氏のパウル・カレルについての記事は歴史群像で読んだな。で、その歴群もDISのターゲットになってるんだろうな。まあ戦史扱う雑誌って、ほかは丸と歴史街道くらいしか思いつかないけど(そして街道はPHP臭い)。
  • 都市に住むことの本当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り/『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー - SYNODOS

    都市に住むことの当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り 『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#都市間格差#東京どこに住む? 今、世界中で都市への人口一極集中が起きている。日においても東京中心部の移動が活発化する中、政府は地方移住の促進など人口拡散を目指す政策を進めている。しかし、そもそも都市への人口集中は何が問題なのか。どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている現代において、都市に住むことの当のメリットとは何なのか? その真相に迫った『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書)の著者、速水健朗氏にお話を伺った。(聞き手・構成/大谷佳名) ――今日は『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』の著者である速水健朗さんにお話を伺います。こののテーマについて教えてください。 いまの日の人口政策は、東京への人口一極集中をい止めて、

    都市に住むことの本当の価値とは?――「東京一極集中の弊害」論の誤り/『東京どこに住む?』著者、速水健朗氏インタビュー - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/06
    とりあえず、アタシが東京に住み続けているのは…プロレスを観る環境が一番いいというのがあるな(北海道や名古屋、大阪や広島や九州などのローカル団体は密航しないといけないが、それらもたまに東京来るし)
  • フィリピンで日本軍は何をしたのか?/中野聡×荻上チキ - SYNODOS

    大岡昇平の小説などでも知られる、フィリピンでの日米決戦。日軍はフィリピンで何をしたのか。そして両国の友好の道筋と、今後の課題とは。アメリカ・フィリピン・日の3カ国にわたる国家・社会関係史の専門家、一橋大学社会学部教授の中野聡氏が解説する。TBSラジオ荻上チキSession-22 2016年01月27日放送「天皇・皇后両陛下がフィリピン公式訪問。戦時中、日軍は何をしたのか?」より抄録。(構成/住麻子) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホーム

    フィリピンで日本軍は何をしたのか?/中野聡×荻上チキ - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/03/01
    フィリピンでの戦争は重い話が多いからなあ…兵隊さんは愚かな軍上層部の被害者みたいな言い方したら炎上必至だし…
  • 初詣は新しい参詣スタイル!?――鉄道が生んだ伝統行事/平山昇 - SYNODOS

    初詣と言えば一般的には古くから続く“伝統”のようにイメージされている。ところが、初詣は明治以降に鉄道と深く関わりながら成立した意外にも近代的な参詣行事である。 筆者はこれまで初詣の近代史を掘り起し、『鉄道が変えた社寺参詣』(交通新聞社新書、2012年)と『初詣の社会史』(東京大学出版会、2015年)の二著にまとめた。以下、拙著の内容紹介もかねて初詣の成立過程について述べてみたい。 小説家・俳人の高桑義生は「俳句に見る初詣と初午」と題したエッセイ(『朱』第8号、1969年)のなかで、次のような指摘をしている。 「意外なことに古句には初詣の作品がない」 高桑は次のように説明する。古句には、恵方詣はみられるのだが、「古歳時記をひもといても初詣の季語すら無い」。つまり、現代では当たり前のように用いられている「初詣」という季語が昔の俳句の世界にまったくみられないということに高桑は気づき、「意外なこと

    初詣は新しい参詣スタイル!?――鉄道が生んだ伝統行事/平山昇 - SYNODOS
  • 昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? / 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント | SYNODOS -シノドス-

    昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント 情報 #新刊インタビュー#『世界の辺境とハードボイルド室町時代 現代ソマリランドと室町日は驚くほど似ていた! ――この驚きの事実をノンフィクション作家・高野秀行と歴史家・清水克行が語り合った『世界の辺境とハードボイルド室町時代』が注目を集めている。どのように室町時代とソマリアは出会ったのか、そして米、納豆、河童の話まで。縦横無尽のトークイベントの模様をお伝えする。9月25日、東京堂書店神田神保町店で行われた『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベントより抄録。(構成/山菜々子) 清水 日は二人の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』の刊行記念イベントです。まずはあのがどういう経緯でできたのか話をしなくてはいけませんね。 高野

    昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? / 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント | SYNODOS -シノドス-
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/12/11
    面白い話がたくさん
  • 猪口邦子議員からいきなり本が送られてきた――「歴史戦」と自民党の「対外発信」 山口智美 / 文化人類学・日本研究 - SYNODOS

    猪口邦子議員から届いたパッケージ 10月1日、アメリカのモンタナ州に住む私の勤務先大学の住所宛に、自民党の猪口邦子参議院議員からのパッケージが届いた。私は猪口議員と面識はない。封筒には、送付元として猪口議員の名前と肩書きが書かれ、気付としてフジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナルの住所が記載されていた。 封を開けてみると書籍が2冊とネット記事のコピーが3部、猪口議員がサインしているカバーレターが入っていた。 同封されていた書籍のうちの一冊は、Sonfa Oh, Getting Over It? Why Korea Needs to Stop Bashing Japan (Tachibana Shuppan 2015) 。呉善花『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(小学館新書 2013)の大谷一朗氏による英訳版だ。英訳版の版元はたちばな出版となっている。 もう一冊は、The S

    猪口邦子議員からいきなり本が送られてきた――「歴史戦」と自民党の「対外発信」 山口智美 / 文化人類学・日本研究 - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/10/21
    シノドスにも記事が来たか…記事内でも言われてるけど、日本国内にいる右派でうはう派なシンパへのポーズとしか見えない拙さなんだよなあ
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代/高野秀行×清水克行 - SYNODOS

    現代ソマリランドと室町日、かぶりすぎ! ノンフィクション作家・高野秀行と、歴史家・清水克行が「世界の辺境」と「昔の日」を比較した異色対談『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。その一部を紹介する。 高野 清水さんのに出会ったのは、僕の『謎の独立国家ソマリランド』を読んだ、翻訳家で映画評論家の柳下毅一郎さんが、「ソマリの氏族による庇護と報復のシステムは、『喧嘩両成敗の誕生』で描かれている室町時代の日社会とまったく同じ」というようなことをツイッターでつぶやかれているのを知ったからなんです。読んでみて当にそうだと思いました。 『喧嘩両成敗の誕生』のまとめの章に、「当時の人々は、身分を問わず強烈な自尊心をもっており、損害を受けたさいには復讐に訴えるのを正当と考え、しかも自分の属する集団のうけた被害をみずからの痛みとして共有する意識をもちあわせていた」とありますよね。 これって、まるっきり

    世界の辺境とハードボイルド室町時代/高野秀行×清水克行 - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/09/28
    「世界の辺境とハードボイルド室町時代」、本当に面白いから紙でも電書でもいいから新刊で買おう
  • ソマリア政治・外交ことはじめ――氏族、ディアスポラ、アル・シャバーブ/『恋するソマリア』著者、高野秀行氏インタビュー - SYNODOS

    ソマリア政治・外交ことはじめ――氏族、ディアスポラ、アル・シャバーブ 『恋するソマリア』著者、高野秀行氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#恋するソマリア#ソマリランド 「アフリカの角」という言葉をご存知だろうか。アフリカ大陸の東に突き出た半島部分、ちょうど動物の角のような形をしたこの地域に、エチオピア・ジブチ・ケニアに隣接して海岸線を覆うような形で存在しているのがソマリア連邦共和国である。 1991年に独裁政権が倒れて以来、この国では内戦と無政府状態が続き、「崩壊国家」とも呼ばれている。事態の打開を図るために実行された、アメリカを中心とする多国籍軍の派遣が惨めな失敗に終わったさまは、映画『ブラックホーク・ダウン』にも描かれている。国連やアフリカ連合によるその後の度重なる国際介入も、未だこの国に真の安定をもたらすことはできていない。 しかし、内戦と海賊のイメージが先立つこのソマリアの北

    ソマリア政治・外交ことはじめ――氏族、ディアスポラ、アル・シャバーブ/『恋するソマリア』著者、高野秀行氏インタビュー - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/07/28
    高野さんの話は、やはり分かりやすいなあ
  • フジテレビ「池上彰緊急スペシャル」の「字幕取り違え」事件についての私見――テレビ報道の映像・字幕翻訳者としての経験から/韓東賢 - SYNODOS

    フジテレビ「池上彰緊急スペシャル」の「字幕取り違え」事件についての私見――テレビ報道の映像・字幕翻訳者としての経験から 韓東賢 社会学 国際 #フジテレビ#池上彰 フジテレビは6月29日、5日に放送した「金曜プレミアム 池上彰緊急スペシャル! 知っているようで知らない韓国のナゾ」のなかで取り上げた、現地の韓国人2人のインタビュー映像の字幕と発言内容がい違っていたことについて、「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送してしまいました」として、番組公式サイトにおわびの文章を掲載した。 この件について、経験談をまじえた私見をSNS上で述べていたところ、今回の原稿の執筆依頼をいただいた。少しかじってはいるものの日韓関係やメディアの専門家というわけでもなく、「アカデミック・ジャーナリズム」の場にふさわしいものには到底なりえないので少し迷ったが、自らの経験から少

    フジテレビ「池上彰緊急スペシャル」の「字幕取り違え」事件についての私見――テレビ報道の映像・字幕翻訳者としての経験から/韓東賢 - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/07/02
    つまり、フジ以外のTV局でも起きる可能性大と>フジのおわびから明らかになったのは、少なくとも最終段階のチェックにはおそらく(映像・字幕翻訳者たちは)かかわっていないという事実だと言っていいだろう。
  • 「世界史上最大の悪」ホロコーストはなぜ起きたのか/石田勇治×荻上チキ - SYNODOS

    2015年1月、アウシュビッツの解放から70周年を受け、安倍首相はイスラエルのホロコースト記念館を訪問。「ホロコーストを二度と繰り返してはならない」と改めて述べた。この世界史上最大の悪とも呼べる、ユダヤ人の大量虐殺はなぜ生まれたか。その歴史的な背景を知り、そこから私たちがどのようなことを学べるのかを探っていく。TBSラジオ 荻上チキSession-22 2015年01月21日放送「ユダヤ人の大量虐殺はなぜ起きたのか?」より抄録。(構成/若林良) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセ

    「世界史上最大の悪」ホロコーストはなぜ起きたのか/石田勇治×荻上チキ - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/05/12
    あれ、なんか日本国内で近視感が>ナチ党は反ユダヤ政党であることはもちろんですが、民主主義を蔑視し、議会政治や政党政治を根本的に否定する政党でした
  • 世界の日本研究者ら187名による「日本の歴史家を支持する声明」の背景と狙い/小山エミ - SYNODOS

    米国をはじめとする海外の日研究者ら187名が、連名で「日歴史家を支持する声明」を発表した。 内容よりもまず注目すべきは、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』のエズラ・ヴォーゲル氏、『敗北を抱きしめて』のジョン・ダワー氏、『歴史としての戦後日』のアンドリュー・ゴードン氏、『歴史で考える』のキャロル・グラック氏、『国民の天皇』のケネス・ルオフ氏、『天皇の逝く国で』のノーマ・フィールド氏ら、学問的にトップクラスであるばかりか米国のアジア政策にまで影響を与えるような名を知られた大物が、ほぼ全員名を連ねていること。わたし自身も署名したが、あとになってリストを見ると、わたしなんかが入って当にすみません、と謝りたくなる気分だ。権威主義的だと言われるかも知れないが、これだけ有名人が揃うと壮観。そして、この声明が発表されたことが、尋常ならぬ事態だということが分かる。 声明は、安倍首相が日の総理として

    世界の日本研究者ら187名による「日本の歴史家を支持する声明」の背景と狙い/小山エミ - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/05/09
    藪蛇や>日本政府が米国の教科書の内容に口を出してきたことへの反発がきっかけだったが、いまではそれが突発的な出来事ではなく、日本における歴史研究や報道への圧迫の延長であったことが知られてしまっている。
  • 地中に残された物的痕跡から明らかにする歴史――南米先史時代の多民族社会「シカン」の繁栄と衰退の謎/松本剛 - SYNODOS

    地中に残された物的痕跡から明らかにする歴史――南米先史時代の多民族社会「シカン」の繁栄と衰退の謎 松剛 南イリノイ大学考古学調査センター 国際 #考古学#南米先史時代 日から見て地球の裏側に位置する南アメリカの人々は、通説ではシベリア一帯に起源を持ち、約5~1万年前にベーリング海峡から新大陸に渡ったと考えられています。同じくモンゴロイドの血を引くという意味で我々と共通点がありますが、文化的には色々な面で異なります。 たとえば、彼らは16世紀にスペイン人がやって来るまで文字を知りませんでした。文字の他にも、旧大陸で文明の礎となった鉄器や車輪、活版印刷といった技術を一切持ちませんでした。16世紀の前半(日でいえば戦国時代真っ只中!)にインカ帝国がスペイン人たちに征服されるまで、南米の人々は青銅器時代を生きていたのです。 この地域や時代について、現在日で使われている世界史の教科書にはあま

    地中に残された物的痕跡から明らかにする歴史――南米先史時代の多民族社会「シカン」の繁栄と衰退の謎/松本剛 - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/03/24
    シカンといえば特別展がTBSの協賛でやってたなあ…あれは心がわくわくしたわ
  • グレンデール市の慰安婦像裁判は、なぜ原告のボロ負けに終わったのか/小山エミ - SYNODOS

    米国カリフォルニア州グレンデール市が市立図書館横の公園に設置した日軍「慰安婦」被害者の像が、州憲法や州法に違反するとして在米日人数名とその団体(GAHT)が訴えていた裁判で、ロスアンゼルス先週一審判決が下された。結果は、昨年一審判決があった連邦裁判所における訴訟と同じく、原告の訴えを棄却する内容。 昨年11月末にはじまった裁判がこれほど早く決着したのは、被告グレンデール市の請求にこたえ、裁判所が今回の訴訟をSLAPP(strategic lawsuit against public participation 直訳すると「市民参加を妨害するための戦略的訴訟」)と認定したからだ。 一般にSLAPPとは、政府や大企業など権力や資金力のあるものが、自分たちに批判的なジャーナリストや一般市民など比較的力を持たない者による批判的な言論をやめさせようとして起こす訴訟であり、恫喝的訴訟とも呼ばれてい

    グレンデール市の慰安婦像裁判は、なぜ原告のボロ負けに終わったのか/小山エミ - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2015/03/06
    自称普通の日本人が勝ったの見たことない>あれだけ大騒ぎして多額の寄付を集めておきながら、持論すら述べないまま「民主主義の根本的な原理に反する」とまで断定され棄却されてしまったという「世界の現実」
  • 「文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治/亀井伸孝 - SYNODOS

    文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治 亀井伸孝 文化人類学、アフリカ地域研究 社会 #アパルトヘイト#曽野綾子 ・曽野綾子氏の産経新聞コラムには、第一の誤謬「人種主義」と、第二の誤謬「文化による隔離」の二つの問題点がある。 ・現状において、より危険なのは、第二の誤謬の方である。 ・文化人類学は、かつて南アフリカのアパルトヘイト成立に加担した過去がある。 ・アパルトヘイト体制下で、黒人の母語使用を奨励する隔離教育が行われたこともある。 ・「同化」を強要しないスタンスが、「隔離」という別の差別を生む温床になってきた。 ・「異なりつつも、確かにつながり続ける社会」を展望したい。そのために変わるべきは、主流社会の側である。 2015年2月11日の『産経新聞』朝刊に、曽野綾子氏によるコラム「透明な歳月の光:労働力不足と移民」が掲載された。 「外国人を理解するために、

    「文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治/亀井伸孝 - SYNODOS
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    kowyoshi 2015/02/26
    んだべ>暴力や差別の存在を開き直ったり、対話を打ち切ったりするなど、文化を一種の「隠れ蓑」として用いてはならないとの認識も広まりつつある
  • 世界の漫画に光をあてる「アングレーム国際漫画フェスティバル」/ニコラ・フィネ×荻上チキ - SYNODOS

    アングレーム国際漫画フェスティバル――世界中のバンド・デシネ(漫画)が集められ、近年では日の作家も多く参加する漫画フェスは、どのように生まれ、発展していったのか。また、2014年1月には慰安婦漫画出展をめぐる騒動で注目されてしまったが、その経緯とはどのようなものだったのか。世界、アジアをめぐる漫画事情と、騒動の経緯について、アングレーム国際漫画フェスティバルプログラムディレクターのニコラ・フィネさんに、荻上チキがインタビューを行った。(通訳/鵜野孝紀、コーディネーター/原正人、構成/金子昂) 荻上 今日は、アングレーム国際漫画フェスティバルのプログラムディレクター、アジア担当であるニコラ・フィネさんにお話を伺います。今回のインタビューにはふたつの狙いがあります。ひとつは、アングレーム国際漫画フェスティバルはどういったフェスティバルで、なぜ生まれたのかを読者に伝えること。たとえば、日のア

    世界の漫画に光をあてる「アングレーム国際漫画フェスティバル」/ニコラ・フィネ×荻上チキ - SYNODOS
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/11/25
    幸福実現党(あと韓国)は…>アングレーム国際漫画フェスティバルでは、自由に活動して欲しいと思っています。ただ、どの国にも限らず、政府主導で持ち込まれた企画については、警戒するようになると思いますね
  • 関東大震災における朝鮮人虐殺――なぜ流言は広まり、虐殺に繋がっていったのか/加藤直樹×山田昭次×荻上チキ - SYNODOS

    東大震災における朝鮮人虐殺――なぜ流言は広まり、虐殺に繋がっていったのか 加藤直樹×山田昭次×荻上チキ 社会 #荻上チキ Session-22 91年前に起こった関東大震災。そこでは、「朝鮮人が武器を持って暴動を起こしている」、「井戸に毒を入れている」などといった流言が広まり、日人によって多くの朝鮮人が命を奪われる事態になった。では、なぜそのような流言が広がり、朝鮮人の虐殺に繋がっていったのだろうか。ヘイトスピーチが問題となる今、関東大震災について考えることで、私たちは歴史から何を学ぶべきかを追求していく(TBSラジオ 荻上チキSession-22 「加藤直樹×山田昭次『関東大震災』もうひとつの記録」より抄録)。(構成/若林良) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案

    関東大震災における朝鮮人虐殺――なぜ流言は広まり、虐殺に繋がっていったのか/加藤直樹×山田昭次×荻上チキ - SYNODOS
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    kowyoshi 2014/11/10
    こういうことをする「お上」か>行政が流言を拡散してしまい、虐殺に加担しているんです。内務省警保局が通達を出して、不逞鮮人が放火をして暴れているというアナウンスを全国に向けて行うんです。
  • 偽証との向き合い方、修正主義の受け止め方――ホロコーストと比較して/武井彩佳 - SYNODOS

    偽証との向き合い方、修正主義の受け止め方――ホロコーストと比較して 武井彩佳 ドイツ現代史、ホロコースト研究 国際 #「新しいリベラル」を構想するために 従軍慰安婦に関する「吉田証言」の真偽が早くから疑われながらも、朝日新聞がその検証とこれに基づいた記事の撤回を怠ってきたとして批判の矢面に立たされている。過去の朝日の報道により日の国益が損なわれたと保守勢力は非難し、首相が朝日新聞に対して、偽証であった事実を国際的に周知させるように求める事態にまでなっている。 確かに、ジャーナリズムの分である批判的検証を怠ってきたという点で朝日は批判されるべきだが、来これは特定の個人による「偽証」の問題である。かつて従軍慰安婦制度というものが存在し、これが極度の人権侵害にあたるという事実には変わりはない。それにもかかわらず、慰安婦そのものが虚構であるような論調が幅を利かせ始めているのが現状だ。こうした

    偽証との向き合い方、修正主義の受け止め方――ホロコーストと比較して/武井彩佳 - SYNODOS
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    kowyoshi 2014/10/28
    げに>史料の山に何十年も向かって得られた知見と、そうしたものを手に取ったこともない人たちの個人的な見解が、同じ土俵でたたかわされることを許している現在の日本の知的貧弱、いわば反知性主義
  • なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか?/『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー - SYNODOS

    なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー 情報 #ホメオパシー#新刊インタビュー#なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 医学の形態をとりながら、実は医学ではない「ニセ医学」というものがある。テレビや雑誌、書籍でもたびたび見かける、標準医療を否定する人びとやなんだか怪しい健康法。なかには、高額なお金を要求するものや、患者が命の危険に晒されると、病院に丸投げするようなものまである。『「ニセ医学」に騙されないために』(メタモル出版)には、そうした「ニセ医学」の中でも特に酷い事例が羅列されており、「ニセ医学」の基的な手口を知るのにうってつけの一冊だ。著者・NATROM氏に、人びとが「ニセ医学」に騙されてしまう背景についてお話を伺った。(聞き手・構成/金子昂) ―― 数多くの「ニセ医学」事例を取りあげられている書ですが、まずは「

    なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか?/『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー - SYNODOS
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    kowyoshi 2014/10/06
    だそうですよ(文科相の方を見ながら)>マスコミや政治家の方にも読んでいただけたらと思います。変なことを書く前に、うっかりおかしなことを話す前に、本書を読んで、最低限のリテラシーを身につけて欲しい
  • メキシコ麻薬マフィアの世界――『メキシコ麻薬戦争』を読む/山本昭代+太田昌国 - SYNODOS

    今、メキシコで何が起きているのか。メキシコ麻薬戦争の内実を綿密に取材したルポルタージュ『メキシコ麻薬戦争――アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』(ヨアン・グリロ著)が今年の2月に刊行された。今回は訳者の山昭代氏が、メキシコマフィアの世界をレクチャーする。(構成/山菜々子) 太田 今日は『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』の出版記念イベントということで、翻訳をされた山昭代さんをお招きしました。メキシコで行われている麻薬カルテル(組織)間での対立、または麻薬密売を取締るメキシコ当局との抗争で、毎年1万人以上もの人々が命を失っていますが、日での報道は非常に少ないといえます。今日は、色々とお話していただければと思っています。よろしくお願いいたします。 (写真:左から山氏・太田氏) 山 『メキシコ麻薬戦争』を翻訳した山昭代です。「メキシコ麻薬戦争

    メキシコ麻薬マフィアの世界――『メキシコ麻薬戦争』を読む/山本昭代+太田昌国 - SYNODOS
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    kowyoshi 2014/06/26
    「メキシコは修羅の国」とか言ってネタにするだけでは済まない実情
  • 「爬虫類型異星人」は何度でも現れる――『現代オカルトの根源』(大田俊寛)ほか/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS

    爬虫類型異星人=レプティリアンに地球は支配されている。 彼らの故郷は「竜(ドラコ)座」で、火星を支配していたこともあるが、住環境の変化で地球に移住してきた。レプティリアンは、アーリア人に憑依し、人間の家畜化を目指している。その支配から脱するためには、人間が愛の周波数帯を出すしかない。周波数を変えることで、レプティリアンをも超越できる存在になれる……。 さて、デーヴィッド・アイクの「爬虫類人陰謀論」を紹介してみたが、「くだらないなぁ」と鼻で笑ってしまった人が大半だろうし、この思想は非常に胡散臭く滑稽なものに思える。しかし、この背後に流れている思想は、決して特別なものではない。 『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』では、ヨハネ黙示録やマヤ歴に基づく終末予言、テレパシーや空中浮揚、オウム真理教など、現代オカルトの根底には「霊性進化論」と呼ばれる思想体系があることを指摘する。そして、奇想天

    「爬虫類型異星人」は何度でも現れる――『現代オカルトの根源』(大田俊寛)ほか/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS
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    kowyoshi 2014/04/26
    レプティリアンといえば幸福の科学の方が……