ダークツーリズム?「原発事故跡を観光地に」 その真意は〈AERA〉 dot. 9月20日(金)11時43分配信 原発事故跡を、観光地化する。おふざけでも奇をてらったわけでもない。その真意を、中心人物が語る。 発生から2年半経った今も15万人の避難者が残る福島第一原発事故。批評家の東浩紀さんは昨年秋にその跡地を「観光地化」するという計画を提唱した。『「フクシマ」論』の著者である社会学者の開沼博さんをはじめ建築家や美術家、ジャーナリストらが集まりチームを結成、研究会や現地である南相馬市でのワークショップなどの活動を続け、今年4月には東さん、開沼さんらメンバーが1986年に原発事故を起こしたウクライナ・チェルノブイリ原発周辺地域を「観光」。取材結果をムック『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』にまとめた。 原発事故と観光という、一見不謹慎に思える言葉を組み合わせた東さんの意図は明確だ。