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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (20)

  • 無知の知:知らないから学問は進化する | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りがちですが、気温は昨日よりはるかに上がってます。JRが止まってて大変なことになってますが。 さて、今週の放送(http://www.nicovideo.jp/watch/1440579914)でも触れた、アメリカで細々ながらも教えられている「無知の知」という分野の学問の重要性について、ニューヨーク・タイムズ紙に興味深い記事がありましたので、その要訳を。 著者はアメリカのシンクタンクの研究員ですが、これはわれわれの知的作業そのものや、教育について考える際にも参考になる記事です。 ==== 無知を教えることの大切さ by ジェイミー・ホームズ The Case for Teaching Ignorance By Jamie Holmes 15-8/24 NY Times http://www.nytimes.com/2015/08/24/opinion/the-cas

    無知の知:知らないから学問は進化する | 地政学を英国で学んだ
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    ktasaka 2015/08/28
  • 歴史学者たちの傲慢さに気をつけよう | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は当に真夏でした。ピークですね、これは。 さて、だいぶ以前からぼんやりと考えていたことを書いておきたいと思います。 すでに告知させていただいたように、私は現在、次に出るの訳出作業の最終追い込み段階に入っているのですが、ここ数日間とりくんでいるテーマが、なんと核兵器に関するもの。 「なんか物騒なテーマですねぇ」とお感じになる方もいらっしゃると思いますが、原著者はなんといってもレーガン政権で核戦略をアドバイスしていた人物ですから、この分野が専門領域であり、色々と言いたいことがあったようで色々と書いており、こちらも勉強になってます。 ただしこれを訳していて私が個人的にあらためて感じたのは、やはり「戦略はフィクションである」ということです。 というのも、グレイ自身はソ連に対抗するためにアメリカの核戦略をアドバイスしていたわけですが、なにせ核兵器というのは、歴史アメリカが日に対

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    ktasaka 2015/07/28
  • ロシアに経済制裁が効かない5つの理由 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりやや寒いですが、どうやら雨は降らないようで。 さて、さて、先週の生放送(http://www.nicovideo.jp/watch/1426490467)でも触れたトピックを再び要約してみました。 基的な論点は、「アメリカロシアに起こっている経済制裁は効かない」というものです。 論者たちはその理由を5つ挙げて詳細に論じているのですが、こういう戦略的な議論は、それに賛成するかしないかは別として、なかなか見られないので貴重かと。 === なぜロシアへの経済制裁は失敗するのか By サミュエル・シャラップ&バーナード・スーシャー (NY Timesより) ●米政府は、ロシアへの経済制裁を「プーチンの対ウクライナ政策を最終的に変えさせることのできるコストの安い政策」だと見なす傾向がある。 ●ところがこのような「常識」は、当にかかる大きなコストを見えなくしてしま

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    ktasaka 2015/03/15
  • ドイツの新しい反ユダヤ主義:リベラルのパラドクス | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れておりまして、気温も秋晴れの空の中で少し上がっております。相変わらず過ごしやすいですね。 さて、ニコニコ動画の生放送(http://ch.nicovideo.jp/strategy/live)でも触れたドイツの新しい反ユダヤ主義の台頭についての記事の要約を。 今回の記事について番組中で触れたところはYoutube(http://youtu.be/TU5nQH985W8)の方にも公開しておりますので、ぜひ御覧ください。 それにしてもなかなか考えさせられる話です。 === ドイツの新しい反ユダヤ主義の背景にあるのは? byヨッヘン・ビットナー ●ヨーロッパは反ユダヤ主義の新たな波にさらされている。ドイツの「ユダヤ人中央協議会」の代表は、ヨーロッパにおいて第二次大戦以来の最悪の状態だと述べているほどだ。 ●彼の見立てはおそらく正しい。シナゴーグ(ユダヤ教寺院)への攻撃はほ

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    ktasaka 2014/09/27
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

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    ktasaka 2014/08/27
  • 集団的自衛権行使容認についての議論の「ウソ」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れました。台風一過ですっかり真夏です。 というか、台風は当に来たのかどうかが微妙でしたが・・・ 久しぶりの更新ですが、とりあえず現在急ピッチで進めているあるの翻訳が日で一章分おわりましたので、ちょっと時間ができました。 そういえばシーパワーの文献を紹介したら、「ランドパワーやエアパワーはどうよ」という要求が来ましたので、チャンスがあればそのうち紹介したいと思います。 といっても日語の文献のほうをよくしらないので少し調べる必要がありますが・・・ さて、ちょっと遅れましたが、集団的自衛権の行使容認について、あのマイケル・グリーンらがコメントを書いていたので、その記事を簡単に要約します。 === 集団的自衛権の変更についての10個のウソ by マイケル・グリーン&ジェフリー・ホーナン ●7月1日に日の安倍首相は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。もちろんこの決

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    ktasaka 2014/07/13
  • 「共通の敵」は大事だ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、雨が上がって一度晴れたのですが、また夕方から小雨がパラパラ。風が強くてサクラの花びらが舞っておりました。 さて、すでにメルマガのほうに書いた「共通の敵」というテーマなのですが、このブログでは最近再び読み返した地政学の祖、マッキンダーの論文の中に、とても参考になる箇所を発見。 ということで、この「共通の敵」というテーマについて、さらに詳しく論じられている重要な部分を、まずは抜きだしてみたいと思います。 引用するは『マッキンダーの地政学』(原題:『デモクラシーの理想と現実』)でして、その中に掲載されている「地理学から見た歴史の回転軸」という超有名論文の中の一部です。 ただし故・曽村氏の訳文には少々間違いがありますので、私が原文を参照にしながら一部を修正しております。 === ●国家を組織しようという考えは、おおむね共通の苦難の洗礼を受けたところから生まれてきた。つまり、共同

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    ktasaka 2014/04/05
  • ウクライナ危機が世界に及ぼす10の変化 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼すぎまでスッキリ晴れておりましたが、午後から雲が出てきました。けっこう気温が低めじゃないですか? さて、ロイターの記者がウクライナ危機が今後の世界に及ぼす影響の可能性についてうまくまとめておりましたので、この要約を。 === ウクライナ危機が世界に及ぼす10の変化 BY ポール・テイラー ●クリミア併合によって東西の対立は深まっているが、これが世界各国の政策に及ぼす影響はいかなるものだろうか。以下に10のポイントにまとめてみた。 ①ロシアの影響力低下:一時的にせよ、少なくともロシアの国際政治における影響力は低下する。G8から外され、OECDとIEAへの参加は凍結される。モスクワ開催のサミットも未定になった。 プーチン大統領はBRICSの新興国を使って西側による孤立化を防ごうとしたが、中国とインドが「クリミアはチベットとカシミールでの前例になってしまうのではないか」と恐れて

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    ktasaka 2014/04/03
  • ウクライナ危機なのにロシア専門家が減っているアメリカ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。相変わらず気温は低くて寒さがこたえますが・・・ さて、相変わらずウクライナ情勢についての報道が続いておりますが、そのウクライナ情勢を研究する人材についての興味深い記事がありましたので、いつものように要約を。 === アメリカの対外政策におけるロシア専門家の凋落 By ジェイソン・ホロウィッツ ●ジョージタウン大学のロシア学部長であるアンジェラ・ステント女史は、最近電話の応対に忙しい。 ●ステント女史をはじめとするロシア専門家たちの電話は、ウクライナ危機の勃発から鳴りっぱなしだ。「なんか同窓会みたいですよ。みんな復活してきたわけですから」 ●アメリカロシア専門家たちは、プーチン大統領がクリミアの支配を進めるにつれて再びメディアの脚光を浴び始めている。ところが同時に、これはアメリカの学者や実務家たちのロシアについての捉え方、そしてその捉え方を考える彼らの、質と

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    ktasaka 2014/03/08
  • 浅田真央の戦略の失敗 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からよく晴れております。朝方は気温も低かったのですが、昼前にはすっかり春の予感に。 さて、スポーツに関するネタとして、日人にはない視点で書かれたものを発見しましたので、参考までにその記事の要約を。 著者は、以前からキム・ヨナ選手を絶賛しているバイアスのかかったスポーツジャーナリストみたいで、この記事では浅田選手に関してけっこう厳しいことを書いております。 === 浅田真央の頑固さがメダルのチャンスを台無しにした BYジャック・ギャラガー ●人生の中では、時として自分自身が自分にとっての「最悪の敵」になることがある。アドバイスを受け入れず、聞きたくないことを聞かないようにして、現実を無視する時が、まさにそのような場合だ。 ●嫌いなことや恐怖、それに望まないことに直面して、このようなパターンの陥ってしまうと、人は大抵大きな失望に直面することになる。 ●そしてこの典型的な例が

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    ktasaka 2014/02/26
    メダルのみに挑んで着実にいくなら、このスポーツライターの言うとおりだけれど、彼女は3Aジャンパーであることを選んだのだから、意味は無い。
  • 中国の対日戦略:イアン・ブレマーの分析 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。気温もだいぶ春らしい感じですが、今夜はまた一気に冷え込むみたいですね。 さて、先日のダボス会議のエントリーの補足的な形ですが、ユーラシア・グループ代表のイアン・ブレマーが、ダボス会議のインタビューで中国の対日戦略を分析しておりましたので、その重要部分だけ抜き出して要約を。 === イアン・ブレマーによる日中関係の説明 by ジョー・ウェイゼンタール Q 中国と日の緊張はどれくらい深刻なものなんですか? (ブレマー):いや、実際かなり深刻です。日政府がもちろん経済面を重視しているのは明らかです。安倍首相が(ダボス会議)に来ましたが、彼は素晴らしいスピーチをしましたよね。参加者も日経済に関しては楽観的でした。 ただし参加者たちがスピーチの中でかなり気にしていたのは、日中関係の部分でした。これはまあわかりますよね。彼は中国のことを侵略的で軍国主義的だと批判し

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    ktasaka 2014/01/31
  • 中国政府高官がダボス会議で問題発言 | 地政学を英国で学んだ

    今日の肥前は午前中晴れたのですが、昼すぎから小雨が降りました。気温はけっこう暖かかったような。 講演で九州まで来ているのですが、運良く名護屋城址を見学することができました。秀吉が朝鮮出兵した時の城跡なんですが、ここに陣取っていた武将たちがオールスターキャストでした。 さて、ダボス会議での安倍首相の「1914年前発言」が物議を醸しだしてから数日たったわけですが、色々とこの会議で面白い発言をしている中国政府の高官らしき人の内容が出てきましたので、その紹介を。 この記事の中でダボス会議に参加したブロジット記者は、あるクローズドのディナーの席で興味深い光景を目にしたと言っております。 もちろん会議は「チャタムハウス・ルール」が適用されておりますので、その発言者は誰なのかは書けないということですが、その発言内容は書けるということなのでそれを書く、とのことです。 そのディナーの席にゲストとして呼ばれて

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    ktasaka 2014/01/28
  • 移民の推進はちっとも「人道的」じゃない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしてもよく晴れました。それにしても風は強く、気温は下がっておりますね。 久々に親戚の法事に出てきまして、色々と思うところがありました。それにしても法事というのは普段なかなか合わない親戚に顔をあわせるという意味で大変貴重な機会だと実感しました。 さて、移民問題というのは日ではそれほど意識されませんが、先進国ではどこでも非常に深刻な問題となっております。その中で冷酷な物言いの面白い分析が少し前の記事でありましたので、その要約を。 この記事の著者はオックスフォード大学の教授で、「アフリカへの援助は役に立っていない」という内容の著作で以前からその業界ではすでに有名だった人物でもあります。 この意見記事もそれと似たような形のもので、リサーチから見えてきたあからさまな事実を堂々と暴くというものです。 === 海外移住は母国に有害だ By ポール・コリア― ● リベラルたちは移民た

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    ktasaka 2013/12/17
  • 日本はアメリカに「ハシゴを外された」のか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴です。相変わらず気持ちいい天気が続きますね。それにしても日差しがずいぶんと傾いてきたような気が。 さて、引き続き中国の「防空識別圏」の設置宣言について少し。 北京政府がこれをなぜこれを突然行ったのかについては、すでにメディアで様々な憶測や分析がなされているのでここではあえてやりませんが、私が個人的に感じたのは、「いずれはと思っていたが、こんな唐突に、しかもこんな大胆にやってくるとは」というものでした。北京政府が東シナ海における軍事バランスの現状に不満を持っており、この現状を打破してくるのは確実だと思っていたからです。 ただし国際政治に「絶対」というものはなく、しかもそれは常にサプライズに満ちているものですから、ブログをお読みような方々は、このようなサプライズには決して驚かされたような人々はいないと思います。 ここで戦略論の教訓から言える大事なことは「ど

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    ktasaka 2013/12/03
    フライトプランの中国への提出を止めないよ(出す出さないは航空会社の解釈で)、という米の現実的スタンスは、そんなに間違ってないね。
  • 地政学が無視される3つの理由 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴。さすがに朝の冷え込みは厳しくなってきました。 さて、私は「地政学」(geopolitics)という学問を長年粛々と研究しているわけですが、その経験からつくづく感じるのは「国際政治の分析では【地理】の要素が軽視されている」ということです。 地理(geography)というのは、人間の生活のすべての分野において関わってくる必要不可欠な要素であり、これが国家や国際政治のレベルになると、さらにその重要性が増してくることはブログをお読みの皆さんならば簡単にご理解いただけると思います。 ですが、なぜかメディアや専門家の分析でも、この要素を意識したものをあまり見かけません。ではなぜこのように「地理」が軽視されるのでしょうか? 私は、大きくわければ三つの理由があると考えております。 ▼理由その1:ドイツ地政学のイメージの悪さ これはなんと言ってもナチス・ドイツと、そ

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    ktasaka 2013/11/22
  • 経済格差はテクノロジーと学歴のせいか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴でした。それでもかなり冬に近づいてきたような。 さて、テクノロジーという教育と経済格差という、少し込み入った話についての記事がありましたのでその要約を。 === 経済格差の台頭を見直してみよう Byエデュワルド・ポーター ●アメリカ人の多くは「大学卒業資格は、経済面での成功を約束してくれる」という考えに疑いをいだきつつある。 ●ある大学関係の機関が行った意識調査によれば、答えたうちの46%の人々――これには18歳から29歳までの人々の半数以上が含まれる――が、大学の学位は成功には必要ないと答えている。2011年のピュー研究所の調査によれば、アメリカ人の中で大学の学位は「良い投資である」と考えているのはたった40%だという。 ●ドルあたりの換算でいけば、学位の効果を疑っている人はまちがっていることがわかる。たしかに最近の卒業生にとって就職状況というのは厳しいのだが、

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    ktasaka 2013/11/17
  • 韓国トップたちの怪しい「世界観」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は台風のせいで雨です。 さて、今回は最近色々と話題の韓国について少し。 その前にまず最初にお断りしておきたいのですが、私はいわゆる「嫌韓派」でもなければ「親韓派」でもありません。 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は国際関係論でいうところの「リアリズム」という立場、つまり、「すべての国家は利己的である」という前提からものごとを分析するような教育を受けてきた人間であります。 そういうことなので、どうも日以外の他国のことを「好き/嫌い」、もしくは「善悪」という立場で判断することにはあまり慣れていないんですが、これを前提として議論を進めていきたいと思います。 くどいようですが、私が専門で勉強してきた(古典)地政学では、国家の「世界観」、もしくは「地理観」というものが、国際関係の動きを現実的に見る時に非常に重要であるとされております。 最近つとに反日姿勢を強めている韓国

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    ktasaka 2013/10/26
    ああ、韓国にもさすがに「このまま中国圏に取り込まれるのはまずい」と思っている人がいるのね。でもなんにもないのに誰も助けてくれないよw(日本が助けるとしたら、それは日本の都合だし…)。
  • 英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでしたが、雨はまったく降りませんでした。けっこう過ごしやすい一日でしたね。 さて、昨日Twitterで紹介した、奴隷制への旧宗主国側への謝罪・賠償金請求に関する最近の動きの話題を。 ここで勘違いしてはいけないんですが、イギリスは賠償金は払っているのは事実。しかしそれは制度を廃止したために損をした奴隷のオーナーたちに対して支払われたもの。 イギリスもフランスもオランダも、賠償・謝罪はしないわけで。 === カリブ諸国は奴隷制の被害について賠償金を計算中 By スティーブン・キャッスル ●ウイリアム・ヘイグ英外相は2008年に出版した自伝の中で奴隷解放のために戦ったある人物に触れつつ、人間を取引する行為というのは擁護しようのない野蛮行為であり、「徹頭徹尾、カネ目当ての残虐で非人道的なものである」と述べている。 ●その奴隷経済を支えたカリブの14ヶ国は、ヘイグ氏にたいし

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    ktasaka 2013/10/23
  • 「日米同盟の深化」を警戒する韓国の論評 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から暴風雨でしたが、10時過ぎあたりから晴れてきました。夕方には少し晴れましたね。 さて、韓国政府側が今回の日側の「2プラス2」の会談について日米側にどのような感想を持っているのかについて興味深い分析記事がありましたので、その要約です。 結局のところ、ルトワックが「自滅する中国」で指摘していたことの正しさがここでも垣間見えております。 === 日米の防衛ガイドラインの同意は韓国を苦しめる By シン・ジェフン ●韓国の新聞の一面の写真がAPECのサミットの様子を物語っている。この写真では、韓国の朴 槿惠大統領が、隣にいる日の安倍首相を無視して反対方向を向いているのだ。これは10月7日にバリ島でのことである。 ●この二人のリーダーはほとんど挨拶を交わしておらず、日のメディアによれば、接触は「ほんの数秒間」の最小限に抑えられたという。 ●この気まずい会合は、東アジアの二

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    ktasaka 2013/10/17
    うわー…韓国政府ばかだなー…。中国圏に取り込まれつつあるのに気付いてないのか。冷戦時代のフィンランドから何学んだんだw
  • 「違和感がある」はマズい | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れております。朝晩は過ごしやすくなってきましたが、今日は暑くなるとか。 さて、久々に私のコメント的なことを書きます。 昨夜もTwitterのほうで書いたのですが、最近「違和感がある」というコメントが気になってしかたがない。 この言葉はもちろん以前からよく使われていたのですが、とくにネット上では去年の原発事故あたりを境にして「誰々さんのコメントに違和感がある」という形でよく使われております。 しかも日では立派な新聞やテレビに出ているコメンテーターまでがこのような「違和感がある」とコメントしていて、私もそれについて「違和感」なくスルーしておりました。 ところが最近になって、このコメントが非常にマズいものであることに気づいたのです。 ご存知のように、私は去年までイギリスに留学していたわけですが、それまでは向こうの人間と議論などをする時は、「違和感がある」という言葉など使

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    ktasaka 2012/09/06
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