昨春閉校になった東京・新宿区の旧四谷第四小学校跡地に4月20日、「東京おもちゃ美術館」(NPO法人日本グッド・トイ委員会運営、館長=多田千尋・同委員会理事長)が移転、リニューアルオープンする。元教室や音楽室、理科室が、おもちゃと遊びの空間に生まれ変わる。 住民主体で廃校活用を決定 創立100年の伝統ある旧四谷第四小学校は、戦災を免れた歴史的な建築物でもある。閉校後は取り壊される予定だったが、惜しんだ住民らが区に交渉、住民で運営することを条件に残された。 しかし、住民だけで運営するには小学校の敷地は広すぎる。そのため、NPOのテナントを誘致することになり、以前から新宿区内でおもちゃフォーラムを開いていた東京おもちゃ美術館に白羽の矢が立った。美術館側も、それまでの中野区の建物が手狭で移転先を探していたため、両者の意向が合致した。 「四谷ひろば」となる小学校跡地には4月以降、東京