グーグルが提供するスマホ向け位置情報ゲーム「イングレス(Ingress)」が、いまにわかに注目を集めている。イングレスは、世界各地にある史跡・名勝・彫刻・ランドマークなどの“ポータル”を取り合い、陣地を広げていくリアル陣取りゲーム。ユーザーは、緑と青の2つの陣営に分かれ、各地の“ポータル”を実際に回遊しながら遊ぶ。 “ポータル”は、都市部や観光地を中心に多数存在しており、たとえば、渋谷ではハチ公、ヒカリエ、宮下公園、尾崎豊記念碑などが“ポータル”として登録されている。手元のスマホからアプリを起動すると、現在地周辺のマップ上に青と緑の光り輝く“スポット”が表示される。これらを追い求めて歩き回っていると、見慣れた街中の知らない一面を発見したり、ダイエットになったりと、ゲームの主目的以外の部分でも楽しむことができる。 そんなイングレスを、観光PRに活用しようと岩手県が注目している。岩手県は、「岩