10月23日(ブルームバーグ):ホンダは新型「フィット」など世界で計約42万6000台のリコールを実施する。昨年9月に発売した新型フィットのリコールはこれで5度目となる。 ホンダ広報担当の安藤明美氏によると、リコール対象の車種はフィットのほか、小型SUV「ヴェゼル」やワゴン系の軽自動車「N−WGN」、「N−WGN CUSTOM」でリコールに掛かる費用は57億円を見込んでいる。業績への影響は軽微という。 ホンダや国土交通省の資料などによると、国内分計42万5825台のほか、中南米やアジアなどで183台をリコールする。点火コイル内部の電気ノイズを除去する構造が不適切なため、エンジンが停止するなどの恐れがある。また、電源供給回路で電気ノイズに対する保護が不十分なため、制御ユニットが誤作動し、走行中にメーターパネルが消灯し、エンジンが停止する恐れがあるとしている。国内でリコール対象となる車種の製造