NASAの小惑星専門家Paul Chodas氏は8月に発見された小惑星「2020 SO」が実際には小惑星ではなく、54年前にNASAが打ち上げたCentaurロケットの第2段ではないかと予想しているそうだ(APの記事、 SlashGearの記事、 The Vergeの記事)。 2020 SOの実体として予想されているCentaurロケットは1966年に月着陸機 Surveyor 2の打ち上げに使われたもの。打ち上げ自体は成功したが、Surveyor 2は3つのスラスターの1つが着火せず、コントロールを失って月面に墜落している。一方、Centaurロケット第2段は月を通過して太陽周回軌道に入り、地球に帰ってくることはないと考えられていた。 Chodas氏が注目しているのは2020 SOの軌道だ。その太陽周回軌道は地球と同様の真円に近い軌道であり、小惑星としては珍しい。また、軌道面は地球と同じ