日本を紹介する中国の雑誌「知日」の主筆を務めた神戸国際大の毛丹青教授(53)=兵庫県西宮市=が3月、在日中国人の目を通して見た日本の伝統や文化を伝える雑誌「在日本」を中国で創刊する。作家の村上春樹さんの小説の翻訳なども手掛ける毛教授は「観光や買い物で日本を訪れる中国人は多いが、日本人の精神や文化の奥深さも知ってほしい」と話している。 「在日本」は毛教授が編集長を務め、日本に住む中国人留学生らが執筆する。上海を拠点に隔月で発行し、1冊39元(約700円)。創刊号の特集は「日本の88元素」で、「わびさび」「丼」「和洋折衷」「結納」などを取り上げている。