友人の結婚式があった。 高校から仲良くしている女友達だ。この時勢のこともあり、開催にあたって色んな不安や悩みも聞いていた。 重い扉が開かれた時、ふりきった笑顔で純白のドレスを着ているのを見て、「こんなに綺麗なことはないな」と嬉しかった。 良い式だった。 友人のスピーチは、格式ばったものではなく、2人のことを詩的にたとえた素晴らしいものだった。 酒好きな新郎新婦らしく、美味しい日本酒がテーブルに置かれ、その全てが美味しかった。 退場はネバヤンの「明るい未来」が流れ、新郎側の友人たちがアドリブで合唱しながら2人を見送り、そのあまりの温かさに泣いてしまった。 今この2人は心から祝福されてるんだなと実感し、こぼれる涙も温かかった。 終始、感染症対策に気を配りつつ、二次会も進んでいった。ユニークな人たちに囲まれ、私もお酒が進み、マスクの下はいつも笑顔でいた。外に飲みに出ることがほとんどなくなった最近