[書評]集中講義！アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険（仲正昌樹）: 極東ブログ

「集中講義！アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険（仲正昌樹）」（参照）はけっこう前に読んだ本だが、この本、失礼な言い方になるのをおそれるが、著者の考えが明示的に書かれた本というより、学習参考書というか事典といったタイプに見える書籍なので、便利ですね、お得ですね、という以外なかなか書評しにくいところがある。 もちろん、現代アメリカのリベラリズム思想の系譜をこれだけきちんとまとめるには、独自の視点が必要だということは当然なのだが、その視点とは何かと考えると、仲正氏の資質でしょうというのも拙いし、日本人的な微妙な立ち位置でしょうと言うのも自分が馬鹿みたいに思えるものだ。加えて、本書に紹介されている各種書籍を私が網羅的に読んでいるわけでもないので、所詮アマチュアが何を言うか、吉本隆明主義でもぶち上げますか、みたいなさらにお馬鹿みたいな話になりかねない。 とはいえ、ざっと読み直したのは、昨日のエント

[mmsuzuki]

“彼らは口先だけはラディカルであるが、現実の（経済的）改革には関心を持たないので、実はただの傍観者に留まっている。”

[rgfx]

"ローティは「文化的左翼（Cultural Left）」と呼ぶ。"

[SavingThrow]

"コミュニテリアンのウォルツァーやサンデルも、相変わらず文化的共同体への帰属の重要性を強調しているだけで、9.11に象徴される破壊的な暴力に至る文化的対立を解決できそうな画期的な提案をしているわけではない。"

[ko_chan]

傍観者どころか、事態を悪化させかねないことを言い出す。

[arajin]

「コミュニテリアンのウォルツァーやサンデルも、相変わらず文化的共同体への帰属の重要性を強調し続けているだけで、」

[ones-inch]

ロールズか、Veil Of Ignorance云々を大学でやった覚えが…。それはともかくちょっと読んでみたい。

[castle]

「「経済」の仕組みをあまり考えず「文化」にばかり力を入れる左翼のことを、ローティは「文化的左翼（Cultural Left）」と呼ぶ～現実の（経済的）改革には関心を持たないので、実はただの傍観者に留まっている」

[ymaholic]

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[jankoto]

たぶん、文化左翼のウザさは世界共通なのだろうなｗ

[maangie]

「著者の考えが明示的に書かれた本というより、学習参考書というか事典といったタイプに見える書籍なので、便利ですね、お得ですね」スキゾ・キッズな僕にはぴったり。かもしれない。そもそもお前はスキゾか>自分。

[death_yasude]

日本の現代思想の方はイマイチだった、俺の年齢によるところが大きいのかもしれないけど

[BigHopeClasic]

id:mahal殿下。自分はその状況に半ば好意的ではあります。党派性を考えて妥協を図ったら、舌鋒に陰りも出るでしょう。死の床において自らが何事も成せなかった絶望を覚悟して決断した選択は受け止めるべきかと。

[mahal]

まおゆう議論で、@BigHopeClasic氏が「批判する側は、どうしたらそれが成功するかについては答える義務はないといいます。所詮人事ですから」(http://bit.ly/cE8WBS)と喝破してた、まんまの図式やね＞文化的左翼批判

[kousyou]

"アメリカ思想の問題はきちんと日本の状況を射ている"まさにまさに。

[kuroiseisyun]

文化左翼にオススメなのはシノドスとか？