日本に根付いている仙人風老後の暮らし 日本は、誰が見ても平和である。まず、経済を追求した。世界中の国が今、それを一心不乱にやって追いかけている。日本は既にその次の段階にきているのだから、現在を「不景気」といってはいけない。今、日本人はお金よりも心の幸せが欲しいのだ。 「もっと広いところに住みたい、広いところで遊びたい」という空間消費や、「スケジュールなしでのんびり暮らしたい」という時間消費を日本人は求めている。「それこそが一番の幸福だ」となってきた。 でも、こうした種類の幸福を知らない人がいる。そういう人は、「おれは今、○○をやっているぞ」「次は○○を始めるぞ」「おれが書いたものがあるから読んでくれ」と僕に言ってくる。そういうものはすべて自分のための消費なんだから、わざわざ人に送りつけるなといいたい。自分ひとりで喜べばいい。その境地に達してほしい。 中国ではある境地に達すると