北海道の釧路地裁帯広支部で1日、死亡事故を起こしたとして自動車運転過失致死と道交法違反の罪に問われた男(51)に対する判決公判があった。この事故で父親を亡くした会社員の男性(37)=北海道清水町=は、過去2件の交通事故でも妻子と妹の計3人を失っている。判決後、男性は「交通事故のなくなる日がくることを切に願っています」とのコメントを出した。 男性は、6月12日にあった論告求刑公判で被害者参加制度を利用して意見陳述。「これ以上、交通事故の悲しみを広げないでください、私と同じ悔しさを増やさないでください」などと訴えていた。 男性の妹(当時21歳)は2001年8月、同乗していた知人の車の単独交通事故で死亡。昨年5月には男性が運転する車が一時停止無視の車に衝突され、乗っていた妻(同35歳)と次男(同3歳)を亡くした。 この日の判決によると、男性の父親(同61歳)は今年3月22日午後9時ごろ、清