東京都が新型コロナウイルスの感染防止に伴う休業要請を緩和するロードマップを示してから一夜明けた23日、X JAPANやBABYMETALの“聖地”として知られる老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」(東京都目黒区)の経営者がスポニチ本紙に窮状を訴えた。ライブハウスの再開について都は方針を示しておらず「夏を迎えられるのか」と資金繰りの不安を吐露。それでも「爆音の灯を消すわけにはいかない」と悲壮な決意を口にした。 オーナーの「PEPE」こと山口高明さん(52)は、小池百合子都知事が示した4段階の休業要請緩和のロードマップからライブハウスが外れたことに「東日本大震災の時も自粛ムードで苦しかったが今回はそれ以上。再開が見えない」と嘆いた。 目黒鹿鳴館といえば、インディーズ時代のX JAPANが活動拠点にしたことで有名。Xが成功を収めたことで「ジャパニーズメタルの殿堂」としての地位を確立し全国区になった。近