音楽ビジネスとITに精通したプロデューサー・山口哲一。作詞アナリストとしても活躍する切れ者ソングライター・伊藤涼。ますます混迷深まるJポップの世界において、この2人の賢人が、デジタル技術と職人的な勘を組み合わせて近未来のヒット曲をずばり予見する! さて、近々リリースされるラインナップから、彼らが太鼓判を押す楽曲は? 「音楽だけで売りたい」からジャケットは真っ白 伊藤 今回、取り上げるのはゴールデンボンバーの「ローラの傷だらけ」です。このバンドは言わずと知れた「女々しくて」で大ブレイクしたビジュアル系エアーバンドですけど、僕は彼らの事務所社長とは一緒にバンドプロデュースをしていたりしたので、彼らの存在もブレイク前から知っていました。当時のライブ映像を観ながら「彼らいいでしょ?」って社長が言っていたのを思い出します。 山口 今は会長になられたユークリッドエージェンシーの木村敏彦さんですよね?