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ブックマーク / agora-web.jp (24)

  • 都構想は地方分権の行き着く必然

    5月17日に大阪都構想の是非を巡る住民投票が行われる。 ここ10年の地方分権の流れをみると、ついに行き着くところについたな、という感じがする。 地方分権というと、国から都道府県へ、都道府県から市町村へ、という風に、権限を上から下へ移していくのが基的な流れだ。その流れからすると、大阪市が持っていた権限を大阪府が吸収するという大阪都構想は、一見すると地方分権に逆行するように見えるかもしれない。しかし、この大阪都構想は、そういう上から下への重力に対する、大きな揺り戻しの動きではないかと思う。 地方分権で空洞化する府県 政令市というのは、実質的に都道府県とほぼ同等の権限を持っており、1つの都道府県の中に2つの県庁が存在しているのに近い。例えば都市計画に限ってみても、政令市の都市行政については都道府県にできる関与は極めて限定的だ。 大阪府の場合、府内に大阪市と堺市という2つの政令市を抱えており、そ

    都構想は地方分権の行き着く必然
  • ビットコインと円天の違いがわからん、とつぶやくあなたへ

    ビットコインについて話をすると、まず最初にいわれるのが、 「ビットコインと円天の違いがわからん」 「ビットコイン?円天と一緒でしょ」 というものだろう。 確かに「どちらも怪しい匂いがして、理解できないもの」という意味では一緒である。だが、まじめに解説すると、どちらも理解し難いものという点くらいしか一致する点はないと思う。 まじめに、ビットコインを理解してもらうために、あえて円天を持ちだして違いを真面目に説明しようとおもう。 比較のために、①発行体、②価値の担保、③発行ルール、④発行方法の4つを表にした。なお、円天のほかに日円も表にくわえてある。 まず円天についておさらい 円天というのはL&Gという健康品の会社が始めた電子マネーだ。この会社にお金を預けると、たとえば10万円をあずけると、1年毎に、10万円分の円天というマネーが発行されるとうものだった。 基的に企業から付与されるポイント

    ビットコインと円天の違いがわからん、とつぶやくあなたへ
  • 顧客重視という迷走 --- 岩田 智司

    前回初投稿とさせて頂きました内容について、数名の方からコメント頂きました。この場お借りしてお礼申し上げます。諸先輩方からの意見を参照しながら、暫く続けていきたいと思いますので宜しくお願い致します。 「日の看板」と命題にさせて頂きましたのは、どの手段が正解で、どちらの会社が勝っているとの話ではなく、日という条件が逆に「足枷」になって、思い込みから自分達を制限してしまっているのではないか? との疑問から先の提起とさせて頂きました。今回もセオリーの一つである「顧客重視」というアプローチについて、考え直してみたい。 機能性・利便性の追求、顧客(消費者)のためとは当に必要な事なんだろうか? 例えば、アップルという会社は顧客重視でしょうか? 私は少し違う印象を持っています。 あくまでイメージですが、商品開発の動機は「こんないい物を思いついたぜ! スゲーだろ! 持たないやつはダセーよ」 で、売る時

    顧客重視という迷走 --- 岩田 智司
  • 妄想と迷信から科学へ

    池田先生の、メディアの大騒ぎが作り出す原発の「危険神話」を拝読。深く共鳴する。末尾は殊更にである。 今年はそろそろ頭を冷やして、現実を客観的に見てはどうだろうか。政府はこういうデマに惑わされないで、科学的な根拠にもとづいて被災者を帰宅させ、原状回復を急ぐべきである。 3.11以降の日は、妄想と迷信がすっぽり日列島を覆ってしまった、極めて変な年であった。しかしながら、年も明けた事であり、来の科学的思考に基づく日に回帰せねばならない。 それでは、科学とはなんであろうか? 私は、多くの情報から「事実」のみを抽出する事であると思っている。当然、その作業過程で妄想や迷信は排除される。そして、その検証された「事実」を組み合わせ、役に立つ論理を構築する事と理解している。 そして、科学に取り組む態度とは、自分自身の考えが果たして「事実」なのか、それとも妄想や迷信の類に過ぎないのか、厳しく自問自答を

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