4年前から、ヘボコンというイベントを主催している。「技術力の低い人限定ロボコン」が正式名で、ロボットを作る技術のない人たちが「自称:ロボット」(ただしハタから見るとただのジャンク)を持ち寄り、無理やりロボット相撲をするイベントである。 最初はふざけてやっていたのだが、だんだん広がって今や全国+海外25か国ほどで開催されるイベントになった。 そんな今年8月。ロボコンの本家である、NHKのロボコン事務局から声がかかった。いつ怒られるかと思ってはいたが、ついに来たか。 しかし意外にも、いただいたお誘いはこうだった。 「ロボコンを見にきませんか」 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオ