大阪大学と企業4社が29日、和牛の細胞をもとに3Dプリンターで製造する培養肉の実用化を目指す「培養肉未来創造コンソーシアム」を設立した。2年後の大阪・関西万博に出展し、培養肉の試食を実現させたいという。 4社は島津製作所、伊藤ハム米久ホールディングス、凸版印刷、シグマクシス。 阪大大学院工学研究科の松崎典弥教授らのチームは、和牛から採取した細胞を3Dプリンターで繊維状に加工し、束ねることで肉のかたまりを作る3Dバイオプリント技術を開発している。サシの再現もできて、肉としての形や味、かみ応えも本物に近づけられるという。 コンソーシアムでは、島津製…