コンテンツだけでなく、全てにおいてそうだ。 自助努力を煽り、危機感、焦燥感をかき立て、何となく「このままだとダメだ」と思わせる情報が、既に飽和状態だ。 何者かになれたネットの向こう側の人と、自分との現実の差が、容赦なく突きつけられる世の中。 本来はそこまで肩肘を張らなくても生きていける世の中だったはずなのに、それにかじりつくさまは全力疾走の後のように息を切らし、もう窒息寸前だ。 企業の求人の理想も高くなり、「コミニュケーション能力があり、好奇心を持って仕事に当たり、自立し、かつアウトプットの質が高い人間」などと、自社に限らず通用する人材を求人票にのたまう。 また、結婚しなくても居心地の良い世になった。不倫、セフレ、一晩限りの関係、マッチングアプリ、風俗の評判。 性がより簡単に手に入ることで、異性も同じように簡単に消費されていく。 お笑い芸人の一発屋、Instagram、twitterなど、