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ブックマーク / www.spotlight-jp.com (30)

  • ドリルンベースを発明したのは誰なのか - 1994-95年頃の話 : matsu & take

    試聴動画もたくさん貼りました。 ここ数日とりとめもなくドリルンベース(Drill ’n’ Bass)について思い出したり調べたりしていたのですが、せっかくなのでブログ記事にまとめておきたいと思います。テーマは「ドリルンベースを発明したのは誰なのか」。 ■SquarepusherとAFXが初めてドリルンベース作品を発表したのは1995年後半 ここで「ドリルンベースとは何か」を厳密に定義するのは面倒なのでやめておきます。とはいえ、話を進める上でユルユルに定義しておくと「SquarepusherやAphex Twinの作るようなドラムンベース、王道のドラムンベースのルールを無視した複雑なダンスミュージック」みたいなことになるのではないでしょうか。では、そのドリルンベースを代表する両者が初めてドリルンベース的な作品を発表したのはいつなのかとなると、Squarepusherの最初の作品「Conumb

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    lepton9 2015/09/04
    drill'n'bass
  • Aphex Twin(user48736353001)未発表曲の大量公開祭についての覚え書き : matsu & take

    「fly away babies, good luck!」 先週の1月26日頃から始まったSoundcloudのアカウントuser487363530(後にuser48736353001に移動 →Link)によるAphex Twinの未発表曲の大量アップと、それに続く全楽曲の高音質MP3でのダウンロード解禁に沸きに沸いているRichard D. James(以降RDJと省略)ファン界隈ですが、Aphex Twinの未発表曲が大量にアップされたというインパクトがあまりに強すぎて霞んでしまっている、今回の出来事の経緯や、曲公開で新たに判明した情報、はみ出しニュース的な小ネタなどを忘れないうちに記事にまとめておこうということで、いくつか下に書いておきます。 ■ 確実にuser48736353001はRichard D. Jamesだ これはもう疑惑とか可能性とかういうレベルじゃなくて、user48

  • Björkは自分自身の名前をどのように発音しているのか : matsu & take

    びょうびょうびょう(能)。 数日前にビョークの新アルバム「Vulnicura」のリリースが告知されましたが、途端に音源がネットにリークされ、それを受けてアルバムのネット配信が昨日緊急スタートされました(→ iTunes Store)。 さて、ビョークの新アルバムリリース記念ということで、最近ちょっと気になって調べていたことを適当にまとめておきます。 日では「ビョーク」と表記することでレコード会社(?)が公式に統一している(?)「Björk」という文字列、これをBjörk(以下、B氏と略)人はどのように発音しているのか、という問題です。 下の動画は、1995年にFM局KROQがリリースしたテープ「How The --- Stole Christmas」に収録されている、B氏がアイスランドの伝統的なクリスマス・ソング「Jólasveinar」を歌っている音源です。曲の最後にB氏人が名前を

    lepton9
    lepton9 2015/01/22
    勉強になった
  • Caustic Windowをネットに出品した人物が判明 - お蔵入りになった理由も判明 : matsu & take

    fucking amazing。 「SYRO」(サイロと読むそうです)のリリース発表にともなって、様々な音楽メディアによるインタビューが一気に行われているようで、ここ数日でインタビューの内容がチョロチョロとネットに小出しにされています。 ドイツの雑誌Grooveが同様にインタビューの内容を小出しにしているのですが、それが「SYRO」についてや私生活についてではなく、先のCaustic WindowのKickstarterの裏話についてのものだったので、ちょっと訳してみました。 ■ APHEX TWIN uber ?Caustic Window“ und Kickstarter(groove) Last Friday, Groove editor Heiko Hoffmann interviewed Richard D. James in London for the upcoming 25

  • 「SYRO」とは?Aphex Twinが新アルバムらしきものをアナウンスしている : matsu & take

    syro2eznzea2xbpi? 8月16日、ロンドン上空をAphex Twinのロゴが入った飛行船が出現し、ニューヨークの路上にAphex Twinのロゴが発見され、確証は何も無いものの何か始まってる感じはありましたが、どうやら当に何かが起こっているようです。 8月19日、普段はライブ情報やメディア情報だけが事務的に投稿されているAphex Twinの公式Twitterアカウント @AphexTwin に「http://syro2eznzea2xbpi.onion」という謎のURLがツイートされました。 http://syro2eznzea2xbpi.onion — Aphex Twin (@AphexTwin) August 18, 2014 このonionという文字で終わるURLは普通にクリックしても何も起こらず、Torというソフト(最近日でもPC遠隔操作事件で話題になったあれ

    「SYRO」とは?Aphex Twinが新アルバムらしきものをアナウンスしている : matsu & take
  • Caustic Window未発表アルバム配信開始で気付いたこと、驚いたこと、残念なこと / Caustic Window LP : matsu & take

    Caustic Window未発表アルバム配信開始で気付いたこと、驚いたこと、残念なこと / Caustic Window LP 幻のCaustic Windowのアルバム「Caustic Window LP」が6月17日に配信開始されました。事の顛末について、くわしくは過去の記事をどうぞ(幻のCaustic Window未発表LPが超高額でDiscogsに出品され、奴らが動き、山が動いた)。 内容は期待以上でした。特にCaustic Windowのやさしい面が発揮されているように感じました。勝手なイメージですけど、Caustic Windowというより、Analogue BubblebathやPolygon Windowの雰囲気を感じる曲が多くありました。ドラムンべース期以前の作品が(も)大好きな者にとって、昔の作品に特徴的なテープのノイズやザラザラした残響音がたっぷり聴ける、たまらない

  • 2013年ベストミュージック : matsu & take

    年末の。 2013年に発表された音楽の中から、よく聴いたものを選びました。 ■ &&&&& - Arca 最初はKanye Westのアルバム「Yeezus」を選んでたんですけど、「Yeezus」にproduction consultants(プロダクション相談役?)として関わっていたArcaのミックステープのほうが数多く聴いていたので、こっちにしました。00年代に多く実験されたエレクトロニカ+ヒップホップ的な音楽が見事に現代的にアップデートされていて素晴らしいです。(フリーダウンロード) ■ Numbers on the Boards - Pusha T 今年一番好きだったビートはこの曲。インダストリアル・ヒップホップ。この曲もKanye West案件で、今年のKanye Westはメディアでの立ち回りも含めて全部面白かったです。(Amazon / iTunes) ■ Thank You

  • AFX変名? TusticlesとBargain Stinkerが新曲公開 - Monolithはどうなのか : matsu & take

    AFX変名? TusticlesとBargain Stinkerが新曲公開 - Monolithはどうなのか 肝心のAphex Twinが2009年内にアルバムをリリースするという情報はコーンウォールの森の中に消え去ってしまいましたが。 かつてこのブログでAphex Twin変名説について考察したThe Tuss(→記事)の周辺(?)が動いています。 考察で触れた、MySpaceの中に大量に存在する偽物か物か不明のThe Tuss類似アカウント群の中の一つ「Tusticles」が新曲を公開しています(→myspace)。 「suck acid」「the acid dream」「tuss return bit」「congo acid2」の4曲が追加されています。これまでのTusticlesの曲と同様の、気の抜けた下ネタの歌モノです。この4曲がいつアップされたのか詳細はわからないのですが、こ

  • 最近起こったサンプリングにまつわる音楽事件2つ - The WeekndとJulio Bashmore : matsu & take

    16bit事件簿。 両方とも海外のサイトではちょっと前に話題になっていた事件なのですが、日でもどこかの音楽ニュースサイトとかで取り上げられるだろうと思って放置していたら、自分の観測内ではどこも取り上げていないようなので、軽く取り上げてみます。アフィリエイト収入にもアクセス増加にもつながらないタイプの音楽事件です。 ■ The WeekndとPortisheadのケース - サンプリングされたくない場合 先月アメリカのR&B系アーティストThe Weekndが新アルバム「Kissland」からの先行シングル「Belong To The World」を発表、これがPortisheadの2008年の曲「Machine Gun」のビートをサンプリングしているということで話題となりました。 これに対してPortisheadのGeoff Barrowは、以前The Weekndからサンプリングの許可

  • Boards of Canadaが謎のメッセージを次々と発信中 - ファンが解読中(追記あり) : matsu & take

    「699742/628315/717228/936557/-------/519225」。 注:ページ下部に追記があります。 最初に断っておきますが、この一連の出来事がBoards of Canadaの新アルバムと関連があるかどうかは、記事を書いている現段階ではまったく不明です(注:追記あり)。また、つい先日の4月1日にイギリスの音楽情報サイトFACT magazineが「Boards of Canadaが"Quetzalcoatl"というタイトルの2枚組アルバムを出す」というエイプリルフール恒例のジョーク記事を掲載(→Link)し、日の某音楽ニュースサイトがジョークを真実と誤解したまま記事にしてしまう(ニュースが拡散した後にしれっと記事削除)ということがあって情報が混乱していますが、その件ともまったく関係ありません。 新アルバムとの関連こそ不明ですが、Boards of Canadaが

  • Deadmau5「テクノ(EDM)のライブはみんな再生ボタンを押してるだけ」論争に考えるテクノのライブ : matsu & take

    デッドマウスさん。 カナダ人のテクノ系アーティスト、Deadmau5さんが「テクノ(EDM)のライブはみんな再生ボタンを押してるだけ」というようなことを言って、ちょっとした騒動になっています。 ことの発端は下の米ローリングストーン誌のインタビュー記事。拙訳失礼。 ■ On the Cover: The Rise of Deadmau5(rollingstone) David Guettaは2台のiPodとミキサーを使ってトラックを再生させてるだけだ。「これはAkonとの曲だ。チェケラ!」って感じ。Skrillexだって技術的に難しいことは何もしていない。ノートPCとMIDIレコーダー(注:MIDIコントローラーの誤記?)を使って彼の曲を再生してるだけ。みんな(リスナーは)賢くなって誰が何をしてるか分かるようになってきてはいるけど、いまだにボタンプッシャー(再生ボタンを押すだけのアーティスト

  • AFX - Selected Mashup Works 88-01 : matsu & take

    Richard D. Jamesの曲と90年代頃のクラブヒットの自作マッシュアップばかりをまとめたDJ Mixを作りました。 ■ AFX : Selected Mashup Works 88-01(mixcloud) Matsu & Take's mashup mix of club hits during 1988-2001 x RDJ. 自分がDJする時のためにコツコツ作ってきた「Aphex Twin x 90年代頃のポップスチャートに入ってたようなクラブミュージック(おもにハウス)のボーカル」というマッシュアップ作品がそこそこなボリュームになってきたのですが、披露する場面の見当たらないタイプの曲が大半なので、軽くミックスして公開することにしました。 ダウンロードはこちら。いつまで置いておくかはわかりません。 さて、MP3が配布されるところに告知あり。4月4日にgroup_inouのC

  • 定番ブレイクビーツ「Amen Break」がスカーフになりました : matsu & take

    スカーフです。 ブレイクビーツの代名詞、The Winstonsというバンドの曲「Amen, Brother」の間奏から取られたブレイクビーツ、通称「Amen Break(アーメン・ブレイク)」。 ヒップホップに始まり、テクノ、ドラムンベース、ポップス、コマーシャル、なんでもござれのどこに居ても聴こえてくるこのビートが、ついにスカーフになりました。(via residentadvisor) ■ The Amen Break Scarf(andrewsalomone.com) This is a scarf I knitted based on a sample of the The Amen Break. I took an image of the waveform of the amen break and converted it into a knitting pattern, w

  • Moby先生が解説するテクノ用語講座 - ダブステップ、アシッド、エレクトロ、ブレイクビーツ : matsu & take

    雑い…。 アメリカで言うところの「エレクトロニックダンスミュージック」、日で言うところの「テクノ」の専門用語について、最近までアメリカで発行部数一位を誇っていた大衆新聞USA Todayのサイトに「Electronic dance music glossary(エレクトロニックダンスミュージック用語解説)」という記事が掲載されていて、ちょっと面白かったので訳してみました。解説しているのはアメリカのベテランテクノアーティスト、Mobyさんです。 ■ Electronic dance music glossary(usa today) ブレイクなんとか?ダブ誰々?エレクトロニックダンスミュージックの新たなファンにとってジャンル名やサブジャンル名は迷路みたいなものです。さぁ、それらを区別するのをMobyに手伝わせましょう。 EDM: まず知っておきたいのは、エレクトロニックダンスミュージック(

  • どうやってベルリンにテクノシーンが生まれたのかわかる動画(日本語字幕付き) : matsu & take

    Resident Advisorの動画。 テクノを中心としたクラブカルチャーを紹介するサイトResident Advisorの日語版がこの夏にスタートして、翻訳記事や日オリジナルの記事がジャンジャン投稿されています。その流れの中で、過去にResident AdvisorがVimeoに投稿していたドキュメンタリー動画のシリーズ「Real Scenes」が、日語字幕がつけられてYouTubeに再投稿されています(YouTubeの字幕機能を使って付けられています : 出てこない時はCCボタンをオン)。 ■ Real Scenes: Berlin(resident advisor) このReal ScenesシリーズではBenchの発案と協力のもと、エレクトロニック・ミュージックにおける重要な都市を音楽文化/クリエイティブなどの各方面から切り取り映像化する。その街を中心に活動し、同時に世界

  • 「ダンス音楽はバカでも作れる」のノエル・ギャラガーが大絶賛のテクノ3曲 : matsu & take

    「今はどんなバカでもダンスミュージックを作れる」。 元オアシスのノエル・ギャラガー(兄担当)がソロアルバム「Noel Gallagher's High Flying Birds」のリリースに合わせてYouTubeに自分語りの動画を複数投稿していて、その中のひとつがダンスミュージックをこき下ろしている内容だということで話題となっています。 ■ Noel Gallagher: 'Any fucker can make dance music now'(NME) ニュース拡散のもとになったNMEの記事が「ノエル・ギャラガー:今はどんなバカでもダンスミュージックを作れる」というなかなかパンチのあるタイトルなので、「ビートルズをパクってるだけのお前が言うな」的な反応から「そのとおり!ダンス音楽はゴミ」的な反応まで、世界各国の言葉でいろいろと語気荒く吹き荒れております。 ところが、記事タイトルに惑わさ

  • ビキビキ…たった1行のC言語だけで鳴らされる異常に格好良い電子ノイズの数々 : matsu & take

    ブブブブブブビビビビビビ…。 まったくC言語のプログラムに関する知識のない自分でも、このノイズの格好良さとシンプルな数式のマジックには意味がわからないままに驚愕します。たった1行程度のC言語プログラムで生成された低bitなデジタルノイズミュージックの数々がプログラムのコードとセットでYouTubeに公開されています(via: motherboard.tv)。 上のようなたった数十文字の単純な記号と数字を書きこむだけで当にこんなノイズが出せるものなんでしょうか。一文字一文字の意味の詳しい説明を聞いても全く頭の中にとどまりそうにありませんが、作者のブログに説明が書かれています(→Link) 動画の作者はviznutというフィンランド人。小サイズのCGアートを製作するデモシーン(Demoscene →Wikipedia)で活動している人物だそうです。 作者がこの動画を作るきっかけになったという

  • さすがイギリス、ダブステップで踊る9歳少女のシリアルのCM動画 : matsu & take

    イギリスではダブステップがここまで来てますか。 Weetabixというイギリスの会社の新商品「Chocolate Spoonsize」のCMがすごいです。シリアルのCMです。 曲はMord Fustang「A New World」(YouTube/iTunesStore)。 朝はパンかご飯派の自分はシリアルのことを何も知らないので、きっとWeetabixは小さくて若い会社なんだろなと思って調べると、世界80カ国に輸出する1920年代から存在する大きな会社のようです。日でも入手可能です。日の輸入代理店によると「Weetabixはイギリスで最も人気の朝シリアル、英国王室御用達品目として英国ロイヤルファミリーにも親しまれてきました」だそうです(→Link)。 CMのメイキング動画も公開されています。 テディーベアは着ぐるみとパペットの合わせ技です。 踊っているのはオーディションで選ばれた

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    lepton9 2011/09/25
    パネェ
  • Aphex Twinが現代音楽作曲家Krzysztof Pendereckiの曲をリミックスしてライブで披露 : matsu & take

    クシシュトフ・ペンデレツキ。 Aphex Twinが9月10日にポーランドで開かれたEuropean Culture Congressに出演して、ポーランドを代表する現代音楽の作曲家で指揮者のKrzysztof Penderecki(クシシュトフ・ペンデレツキと読むそうです)の曲「ポリモルフィア(Polymorphia)」「広島の犠牲者に捧げる哀歌(Threnody for the Victims of Hiroshima)」のリミックスをライブで披露しました。 「ポリモルフィア」(→YouTube)は映画「シャイニング」のサウンドトラック収録曲として有名です。 「広島の犠牲者に捧げる哀歌」のほうはAphex Twin単独のリミックスのようで、「ポリモルフィア」のほうはオーケストラが演奏に参加しているように見えます。 AFXsetと名付けられたライブセットも披露しています。 また、Aphe

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    lepton9 2011/09/19
    お、Jonny Greenwoodの動画もある
  • 全てのテクノファンが知っておくべき20曲 : matsu & take

    音楽配信サイトBeatportがセレクト。This Is Techno。 クラブミュージック専門の音楽配信サイト「Beatport」が、テクノの発展に大きく寄与した「テクノの始祖」を是非知って欲しいという思いを込めて「20 tracks every techno fan should know(全てのテクノファンが知っておくべき20曲)」と題して20曲をセレクトしています。 ■ 20 tracks every techno fan should know(Beatport) Instead, we offer you 20 tracks from techno’s forefathers that we feel were integral to the development of the genre. This list could run and run, and there are

    lepton9
    lepton9 2011/08/17
    2009年の記事だけど