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  • 不便の谷というものがある - レジデント初期研修用資料

    お手伝いロボット話の続き。 「便利」を目指して道具が進歩していく過程において、恐らくは最初のうちは、 道具に投じられた技術だとか、複雑さに比例して、ユーザーは便利を実感する。 ところが投じられた複雑さが、ある一定の閾値を超えると、今度はたぶん、 道具が複雑になるほどに、ユーザーの生活は不便になっていく。 ゴールは見えているのに、そこに到達する手前に「谷」があって、技術はしばしば、 不便の谷に落ち込んでしまう。 ゴールは人間に回帰する そもそも人権なんて言葉がなかった昔、当時の家政婦さんという存在は、 たぶん「人間」というよりは、今で言う「電化製品」みたいな立場であったのだと思う。 「人間という製品」は、掃除から洗濯、事の世話から庭掃除まで、もちろん人間だから万能であって、 大昔の、人種差別ありありの上流階級の人が、ハイテク電化製品に囲まれた現代人の暮らしを見ても、 「どうしてメイドにやら

  • メイドロボットを開発するセンス - レジデント初期研修用資料

    「夢の扉」というテレビ番組に、東大でロボットを作っている研究室が取り上げられていた。 手足と頭のついた、物の「メイドロボット」作っていた。東大なのに。 シンプルな問題を複雑に解く メイドロボットは、人よりももう一回り大きなサイズで、二の腕と、車輪と頭がついている。 部屋の中にある家具をあらかじめ登録しておくことが必要で、室内の家具の位置を認識して、 ロボットアームモップを持って、部屋を掃除することができる。 部屋を掃除するロボットの動作は極めて複雑で、バックグラウンドに投入された技術はすごいのだろうけれど、 発想自体は単純。「発想」というものは、「洗濯をする機械を作る」という問題を、 「水を攪拌する機械を発明する」と言い換えることであって、 自立して動く掃除機ならば、もう何年も前に市販されていて、お掃除ロボット「ルンバ」のパチモノなら、 今はもう、ホームセンターで2 万円しない。 東大

    llil
    llil 2009/01/08
    大学の研究室がほっておいても家電メーカーが開発しそうなモノに力を入れるのはどうかと…/決して掃除や洗濯をさせたくてロボットの開発をしているのではないと思うが-
  • モデルガンのこと - レジデント初期研修用資料

    自分がモデルガンで遊んでたのは、マルゼンが「エアーソフトガン」という名称で、 エアガンを発売して間もなかった頃から、マルイの電動ガンが発売されるちょっと前まで。 火薬で遊ぶ「モデルガン」もまだまだ元気で、エアガンはすべて、スプリングを手で圧縮しないと、 弾が撃てなかった。ガスで動作するエアガンだとか、ましてや電動ガンなんて、まだ誰も考えもしなかった。 モデルガンという小さな文化が、プラモデルという、もっと大きな文化に呑み込まれた頃のお話し。 エアガン以前 金属モデルガンがまだ真っ黒だったのは、昭和48年の規制まで。 火薬の反動が肩に来る亜鉛合金製で、新聞には「ガンマニアの犯行」なんて、 違法改造して実弾発射可能になったモデルガンが報道されてたりした。 表現規制法に反対する人達が憂慮する未来というものは、モデルガンが好きな人達にとっては、 すでに通り過ぎた道だった。 規制以降、手元の金属モデ

    llil
    llil 2008/11/14
    はてブ2のキーワードが凄いな
  • 粒度について - レジデント初期研修用資料

    今さらながら、手術後患者さんの塞栓予防について、「どの薬使おうか」なんて相談してる。 とくに整形外科の患者さんは、術後の安静時間が長かったりで、下肢の静脈血栓を合併しやすい。 足が腫れたり、場合によっては血栓が肺に飛んだりして怖いから、今ではどこの病院でも、 下肢にフットポンプみたいなものをつけてもらったり、抗凝固薬を投与したりして、合併症を予防する。 薬物による塞栓予防にも何種類かやりかたがあるけれど、伝統的には「ヘパリン」を使う。 もっと効果があったり、あるいはもっと簡単に使える新製品が、いくつか出てる。 ヘパリンのこと ヘパリンは、大昔から流通している抗凝固薬。 半減期が短くて、何回も注射する必要があったり、効きかたが人によって異なるから、 まじめに使おうと思ったら、定期的に採血を行って、効き具合を測定しないといけない。 ヘパリンのこうした欠点は利点でもある。半減期が短いから、効き過

  • 泥沼パターン - レジデント初期研修用資料

    叩かれて反論して、いつまで経っても議論がかみ合わないのに、 気がついたら一方的に勝利宣言されて、何だか世間では自分が「負けた」 ことにされてる。 そんな理不尽の、パターンと対処。 見える「世間」はものすごく狭い それはコメント欄であったり、ブックマークに寄せられたコメントであったり。 実際にサイトを見て下さる人は、たぶん数万人の単位でいるはずけれど、 その人達が文章を読んで、実際のところどう思っているのか、文章を書いた 側からは、「コメント」を通じることでしか、把握することができない。 自分は「こう」思われているなんて、作者の印象は、だからコメントを 残したり、ブックマークを残してくれる、ごく少数の「世間」が決める。 世間はすごく狭い。 自分がこの場所で文章を書く。たまにほめられたり、叩かれたりする。 時々「匿名ダイアリー」みたいなところでも書く。匿名だから、 いつもと同じ立ち位置で書くと

    llil
    llil 2008/05/31
    "「分野」に興味を持つ人と、 叩きだとか哄笑だとか「行為」に興味を持つ人"
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