正確にモニターできるだけでなく、そこにアートを感じさせるプロダクトを―。 ドイツ生まれのプロフェッショナルブランド、SPLのものづくりの哲学が結集したヘッドホンアンプ「Phonitorシリーズ」のド定番が「Phonitor x」だ。VGPアワードでも連続金賞を獲得。日本上陸以来、揺るがぬベストセラーとなっている。本機の魅力に、クリエイターの顔も併せ持つ気鋭のオーディオ評論家、生形三郎が迫る。 ■プロ御用達ブランドながら心地よく美しいサウンド SPLは、スタジオ機材を主力とするブランドだ。とりわけ、音源制作の最終工程を担うマスタリングスタジオ向けのコンソールやアウトボード類、そして、小規模プロダクション向けのモニターコントローラーなど、制作現場で必須となるプロダクトを多数リリースし、高い評価を獲得している。そんな同社のヘッドホンアンプが、今回ご紹介する「Phonitor x」である。 筆者は
煙突っぽい立派なアンテナつき。ちょい離れたとこからでもスマホから音を送れちゃう。 画面の中のキャラや役者の口の動きと、聴こえる声がズレない。当たり前のこと、って思うかもしれないけど、スマホやタブレットの音を外付けスピーカーで聴くと、そうじゃない。 Bluetoothワイヤレス全盛期の現在、顕になってる遅延問題に僕らは「こういうもんだよね」と仕方なく思ってるところがあります。 でもね。ちゃんとね。そのズレを目立たなくさせる魔法のハコがあるんです。FiioのUSB DAC「BR13」とかね。 Image: Fiioモノとしては普通のUSB DACです。なんならPS5でも使える仕様になっているので、最新の作りじゃない。でも、遅延を感じ取れないくらい低レイテンシーなaptX LLに対応しているってのがよい。よすぎる。 主観なんですけど、僕が体験した限りではaptX LL接続時は音楽ゲームでもタイミ
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