今回は、ファイルサーバのためのOSとしてのWindows Server 2022に注目します。Windows 11クライアントとの組み合わせで得られる利点の1つは、「サーバメッセージブロック(SMB)」の新機能「SMB暗号化」への一歩進んだ対応があります。 進むクラウド化、根強いオンプレミスのニーズ Windows Serverは、その登場当初から、ファイルサーバのためのOSとして利用されてきました。ここ数年のクラウド化の流れは、ファイルサーバにも及んでおり、クラウド事業者各社はさまざまなクラウドストレージやソリューションを提供しています。例えば、Azureファイル共有は、インターネット経由での安全なSMB 3.xアクセスを提供するクラウドストレージの1つです。 その一方で、オンプレミスに設置するファイルサーバのニーズは根強くあります。その理由としては、社外や国外のデータセンターに業務デー