最近思うこと 2024年1月に電子帳簿保存法が改定され、領収書や請求書を紙ではなく電子データのまま保存できるようになりました。さらに、同年10月には郵便料金の値上げも予定されています。この変化により、多くの企業では経営層や他部署から「なぜ電子化に対応していないのか?」という声が上がり、情報システム部門が大規模なシステム導入を迫られることが予想されます。こうしたシステムには数百万円から数千万円の投資が必要で、導入の際には費用対効果が重要なポイントとなります。 ただ、電子化によって削減される作業時間を正確に定量化するのは難しく、その効果を見える形にすることは簡単ではありません。削減された業務時間を、よりクリエイティブで価値の高いタスクに活用することが理想ですが、日本全体として、就職後にスキルアップに取り組む意識が低い傾向があり、システム導入により余剰となった時間を効果的に使いこなせないケースが